浮き草を魚に合わせよう!導入のメリットやおすすめの種類は?




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飼育に浮き草を導入する4つのメリット

浮き草のメリット

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浮き草は水辺に導入することで、自然な雰囲気を醸し出すことができます。また、この暑い夏を視覚的にも涼しげに演出してくれます。もちろん魚にとっても有効な点がいくつかありますのでご紹介します。

魚の隠れ家になる

飼育し始めたばかりの警戒心の強い熱帯魚や、臆病な性格の熱帯魚を飼育している際には、その環境に適応するまで餌を食べなかったり、反対に暴れたりすることがありますが、浮き草を水槽に入れることで、落ち着ける場所を提供することが出来ます。しかし、草食の熱帯魚はその浮き草を食べてしまう恐れがあるので注意が必要です。

水質浄化効果がある

浮き草や水草には水槽の水質浄化効果があります。植物が水中の過剰な栄養分を吸収してくれるほか、植物の根っこにバクテリアが住み着くことでも浄化効果が得られます。浮き草を多く入れた環境の水槽はきれいな水質がが長時間保たれますので、水換えの回数を減らすこともできます。

産卵床に利用できる

浮き草の根は、メダカなどの産卵床としても利用できます。また、ベタやグラミーは、浮き草の根や切れ端を利用し泡巣を作りますので、これらの熱帯魚の繁殖には浮き草を利用する事ができます。さらに、浮き草は稚魚などの隠れ家としても有効です。

底砂がなくても育成できる

浮き草は底砂に植える水草とは異なり、水面に浮かせて育てるので砂利がなくても育てる事ができます。また、泳ぎ回る魚や大型魚などの身体で抜けてしまうというトラブルもありません。

飼育に浮き草を導入する2つのデメリット

浮き草のデメリット

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浮き草を導入することで得られるメリットも多くありますが、反対にデメリットも少なからずありますので、ご紹介いたします。

照明の光を遮ってしまう

浮き草が増え過ぎてしまうと、水面が浮き草に覆われてしまいます。そのまま放置してしまうと、水中に植えている水草に光が行き届かなくなり、枯れてしまったり、成長が悪化してしまいます。増えすぎてしまった浮き草は間引くことをおすすめします。

水面の動きが悪くなる

水面に浮き草があることで水面の水流がなくなってしまいます。そのため、管理の仕方次第では、油膜ができてしまったりヘドロ・膜状の藍藻というコケが発生する場合もあり、見た目が汚くなるのはもちろんですが、臭いも発生して大変見苦しい水槽になってしまうこともあります。

観賞魚におすすめの浮き草16種類

ここまで、浮き草のメリット・デメリットを紹介しました。ここからは、おすすめの浮き草をいくつか紹介させていただきます。

フロッグピット

アマゾンフロッグピット

トチカガミ科の植物で、南米の河川や湖沼に生息している浮き草です。蛍光灯でも十分育成可能です。弱酸性から弱アルカリ性まで適した水質が幅広いため育成しやすい浮草です。

ドワーフフロッグピット

アマゾンフロッグビットよりやや小ぶりで人気です。こちらも蛍光灯でも十分育成可能で、水質も幅広く適応してくれます。

ヨーロピアンフロッグピット

他のフロッグビットと違い、葉に切れ込みが入るのが特徴的です。他の種類と同様に育てやすいです。

ホテイアオイ

ミズアオイ科の水草です。南アメリカ産の外来種で、帰化植物として日本ではいろいろな場所に分布しています。浮袋状の葉を持っていて、水面に浮いています。繁殖力の強い水草で、 昔から金魚の飼育などの水槽や池に用いられてます。

サルビニア ククラータ

大きさ2cm程の葉を水面にたくさんつける特徴を持つ浮き草です。独特なシルエットとその小ぶりで可愛らしい姿から、人気があります。繁殖力も高く、きちんと管理すればたくさん増えます。夏場には水槽に涼し気な雰囲気を醸し出してくれます。

フィランサス  フルイタンス

トウダイグサ科の植物で、南米原産の浮き草です。緑から黄、赤まできれいな色を発色してくれる丸い形の葉の浮き草です。葉の大きさは1~2cm程度です。水槽に彩りを与えてくれる浮き草です。

ウキクサ

アオウキクサ

夏の田んぼや流れの緩やかな場所にたくさん見られます。大きさは5mm程度の小さな浮き草です。強い光を与えることで生殖がおこなわれ、殖やすことができます。繁殖力が高く、水槽一面を覆いつくしてしまうほどです。

ミジンコウキクサ

大きさが1mm以下程と、非常に小さい浮き草です。
ヨーロッパからの外来種で日本の田んぼなどに分布しているのが見られます。世界最小の種子植物で、根もありません。繁殖力が高く、充分な光、適した水質、充分な栄養を与えれば、たくさん増殖します。

サンショウモ

サンショウモ

サンショウモ科の植物です。歯の表面はプツプツとして凹凸状の突起になっています。また葉の表面には毛があり、撥水性があります。十分な光を与えてやるとことで問題なく育てられます。

オオサンショウモ

サンショウモより一回り大きいです。葉の表面の突起模様が縞なのが特徴です。北アメリカ大陸原産の浮き草です。

ヒシ

ヒシは全国の湖沼で最もオーソドックスな水草で、中国南部、台湾・インドなどにも分布しています。水面に葉を広げ、葉に浮き袋を持っています。6月頃から晩夏まで花が咲き、その後は水中に沈んで果実を実らせます。

ヒシモドキ

日本から東アジアにまで広く分布しています。ヒシに似た葉を付けるのでヒシモドキと呼ばれています。薄ピンク色の花を咲かせます。丈夫な種類で、飼育は容易に行うことが出来ます。

ヒグロリーザ アリスタータ

笹の葉のような形をした浮き草です。飼育するにいはたくさんの光量が必要ですが、独特な葉の形が楽しい浮き草です。

ルドウィジア フローティングプラント

水中、浮草、水上、水槽のどの層でも飼育することができる浮き草です。大型化しやすいので適切な管理が必要です。しかし、どの層でも飼育することができるので、使い方は様々で、楽しめる浮き草です。

スイレン

スイレン科の浮き草です。 日本全国の池や沼に広く分布しています。白い花がとてもきれいです。

水面上には浮かばないけれど…植えなくても育成が簡単な浮き草

マツモ

熱帯魚水槽で普通に見られる浮き草の仲間です。松葉に似た針のような形の水草で、メダカや金魚などと相性が良く、草食性の熱帯魚のエサにもなります。

ウォータースプライト

スプライトの種類の水草は、砂に植えなくても、水面に浮かべて育てることができます。水中で根を広げるので、生き物の隠れ家にもなります。

浮き草が枯れてしまう…主な原因とは

浮き草が枯れてしまう原因の大半は光合成がうまくできなかったからというのが挙げられます。日光が入っている場合は問題ありませんが、屋内の水槽内では光合成に必要な光量が不十分なことが多いです。あとは、水質、水温管理ができればここでご紹介した浮き草の大半は元気に成長します。

お家の水槽に涼を加えて、この夏を乗り切ろう!

ただでさえストレスいっぱいの日々に、暑さが加わるともうどうしようもないですね。そこで、この夏には熱帯魚飼育を始めることをおすすめします。熱帯魚だけでも癒し効果は非常に高いと思いますが、そこへ今回ご紹介させていただいた浮き草を加えることでなんとも涼しげな演出ができますよ。疲れた気持ちや暑さで溶けそうな体を元気な浮き草や熱帯魚に吹き飛ばしてもらいましょう!

浮き草の種類