投げ釣り入門!遠投に適した仕掛けや竿、リールは?

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投げ釣りとは

投げ釣りの魅力とは

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投げ釣りとはその名の通り、餌がついた仕掛けを遠くへ投げて釣る釣り方です。100メートル近くも遠投する本格的な投げ釣りから、比較的近場を狙う手軽なちょい投げなど様々な釣り方があります。投げ釣りはオモリの飛距離を競う大会なども開催されているのも特徴です。

 

この記事では、サーフなどで行う、遠投が必要な投げ釣りをメインで解説していきます。ちょい投げについては別記事でご紹介していますので、そちらをご覧ください。

*近日公開

ぶっこみ釣りとはどう違うの?

投げ釣りとよく似た釣り方で、ぶっこみ釣りというのがあります。投げ釣りは天秤オモリなどを使用して、比較的遠距離を狙いますが、ぶっ込み釣りでは中通しオモリやナス型オモリを使って比較的近距離を狙います。近場を狙う点では、ちょい投げと同様ですが、ちょい投げよりも重いオモリを使ったり、太いラインや大きな針で大物を狙うこともあるのがぶっ込み釣りです。

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2023年9月28日

投げ釣りで狙える魚種

投げ釣りで釣れる魚たち

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投げ釣りでは、実に様々な魚種を狙うことができます。代表的なターゲットはシロギスとカレイです。そのほかにもアイナメやハゼ、イシモチ、アナゴ、ベラなどが投げ釣りでは釣れます。

投げ釣りの時期

投げ釣りは一年中楽しめる!

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キスは初夏から晩秋にかけてが釣りのシーズンです。一方で、カレイは冬季がメインシーズンとなります。そのほかの魚種も合わせると、投げ釣りは魚種を選べば、一年中楽しむことができます。

投げ釣りの場所

投げ釣りで大遠投しよう

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投げ釣りの場所は、海底が砂地となっている場所です。いわゆるサーフ(砂浜)からの投げのほか、砂地がメインの漁港などからも投げ釣りは可能です。砂地のところどころに岩場が点在しているポイントでは、アイナメやカサゴなどのロックフィッシュが釣れることもあります。

投げ釣りに適した時間帯

投げ釣りは日中が吉

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投げ釣りの時間帯は基本的には日中になります。一部ロックフィッシュなどを投げ釣りで狙う際は夜間に釣る場合もありますが、キスやカレイは日中に釣れます。ほかの魚同様に、活性が上がる朝まずめや夕まずめを狙うのは効果的です。

投げ釣りに適した竿(投げ竿)

投げ釣りに適した竿とは

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投げ釣りでは遠くに仕掛けを飛ばすため、長めの専用ロッドを用います。長さは4m程度が遠投に向いており、オモリ負荷は30号程度までのものがおすすめです。また、各メーカーから投げ専用のロッドが販売されていますので、その中から選ぶと良いと思います。

投げ竿の選び方やおすすめ投げ竿については、別記事でさらに詳しくご紹介していますのでご覧ください。

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投げ釣りのリールとライン

投げ釣りには大型リールを使おう

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投げ釣りのリールについても、スプール径が大きく大遠投に向いている専用のものがおすすめです。投げ釣りのリールにはドラグがついているものとついていないものがありますが、キスやカレイ狙いであれば、ドラグなしのタイプで問題ないでしょう。汎用リールでも代用可能ですが、スプール径が小さく、数10mという遠投はしづらい場合もありますので専用リールを推奨します。

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投げ釣り専用リールについては、別記事でさらに詳しくご紹介しています。

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投げ釣りの仕掛け

投げ釣りには天秤が必要

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投げ釣りの仕掛けはテンビンオモリと呼ばれるオモリに、2~5本の枝針がついた仕掛けを使うことが一般的です。天秤オモリにもいくつか種類がありますが、投げ釣りをこれから始めたいと考えている方は、オモリと仕掛けがセットになった完成品がおすすめです。別々に購入する場合は、竿のオモリ負荷を確認した上で20~30号のオモリに、キス・カレイ用の仕掛けを購入しましょう。

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投げ釣りの仕掛けは、非常に奥が深く釣果にも大きな差が出る大事な釣り具です。詳しくは別記事でご紹介していますので、興味がある方は合わせてご覧ください。

投げ釣りの仕掛けの画像

投げ釣りの仕掛けは奥が深い!ちょっとした工夫で釣果をアップ!

2024年2月4日

投げ釣りの餌

投げ釣りの餌はイソメが安定

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投げ釣りの餌には主に虫餌が用いられます。最も有名なのがアオイソメで、比較的ちぎれにくく、初心者にも扱いやすい餌です。ゴカイはアオイソメよりもやや身が柔らかく値段も高いですが、シロギスなどには最適です。マムシはゴカイやアオイソメよりも太くて長く、魚の食いつきもとても良いのが特徴です。ユムシはアイナメやクロソイなどの大物を狙う際によく使われます。

 

また、虫餌が苦手な方向けに、イソメやゴカイに似せた疑似餌も販売されています。保存も効くので、万が一のためにタックルボックスに忍ばせておくと良いかもしれません。

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2023年10月31日

投げ釣りであったら便利な道具

投げ釣りのタックルのほか持っていると便利な道具も合わせてご紹介します。

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竿立て(竿受け)

サーフでの釣りがメインとなる投げ釣りでは、竿立てはほとんど必需品と言っても良いでしょう。タックルを地面に直置きすると、砂がリールなどに入ってしまい性能が落ちてしまいます。防波堤で釣る際も、タックルを傷つけないように竿立てや竿受けはあったほうが無難です。投げて待つ場合も非常に便利です。

水汲みバケツ

手を洗ったり、魚を一時的にキープするのに水汲みバケツは非常に重宝します。海釣り全般で使えますので、ぜひ一つ持っておくと良いでしょう。

魚バサミ

毒魚が釣れた場合などに魚ハサミがあると役に立ちます。女性で魚を触るのが苦手な方にもおすすめです。

タオル

生餌を使う投げ釣りでは、手を拭くためのタオルが重宝します。釣りを終える際にさっと竿を拭く時などにも助かります。

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投げ釣り仕掛けの投げ方(キャスティング方法)

投げ釣りで仕掛けをかっ飛ばそう

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仕掛けを投げる際はまず、ガイドにラインが絡んでいないことを確認しましょう。絡みがないことを確認したら、1m程度に長めの垂らしをとって、オーバーヘッドキャストよりもやや斜めに振り抜きます。竿が頭の上を通り過ぎた頃に指からラインを離して竿のしなりで仕掛けを飛ばします。仕掛けが水面に着水する際はわずかに竿を立てて、ラインを張り気味にしてあげると着水直後の絡みを抑えることができます。

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投げ釣りのコツ

投げ釣りにおけるコツをご紹介します。

カケアガリを意識する

投げ釣りでカケアガリを狙おう

制作:FISH PARADISE!編集部

投げ釣りの基本はカケアガリを狙うという点です。カケアガリとは、深場から一気に浅くなるポイントで、魚がつきやすいとされています。仕掛けを引いてくるとリールのハンドルがやや重くなる場所があり、そこがカケアガリになります。カケアガリに仕掛けが差し掛かったら巻くのをやめあたりを待ちましょう。少しおいてあたりがなければ、また巻いて次のポイントを探るようにしましょう。

魚との遭遇率をあげるためにはやはり遠投

投げ釣りは遠投がキモ

出典:ダイワ投魂物語

釣果をあげるためにはできるだけ広い範囲を探る必要があります。そのためにはやはり遠投するスキルは必要です。初めはなかなか遠くへ投げられないと思いますが、練習すればきっと飛距離を伸ばすことができます。飛距離をどれくらい伸ばせるかを試行錯誤するのも投げ釣りの楽しみです。できるだけ遠投して広い範囲を探れるようになりましょう。

魚の活性に合わせて、餌や仕掛けを変える

投げ釣りは変化に対応することも必要

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魚の活性に合わせた餌選びも重要です。また、仕掛けの針の本数も状況に合わせて変える必要があります。初心者の方は基本はアオイソメで仕掛けの針が2~3本がいいと思いますが、食いが悪い時はマムシなどに変えてみましょう。本命がよく釣れている時は仕掛けの針の本数も増やして効率よく釣りましょう。

投げ釣りを思う存分楽しもう!

投げ釣りを楽しもう!

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釣りにおいてキャストはとても重要ですが、その投げる動作を存分に楽しむことができるのが投げ釣りです。様々な美味しい魚が釣れるのはもちろんですが、広大な海に向かって思いっきり投げるのはとても爽快です。まだ、本格的な投げ釣りにチャレンジしたことのない方は、この機会にチャレンジしてみてくださいね!