ハゼ釣りの時期は長い!数釣りや大物狙いに最適なシーズンは?

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まずは、ハゼの生活史を知ろう!

ハゼ釣りの時期を生活史から探る

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釣りの時期を考える上で、魚の生態を知ることはとても重要です。ハゼは冬から春にかけて、おおよそ1月から遅い地域で5月頃にかけて産卵し、その間は岸から離れた深場で生活しています。生まれた子供はプランクトンを食べ成長し、梅雨頃になると体調も5cmから大きいもので10cm近くになり、徐々に岸に近い浅瀬の底生生活になってきます。水温が上昇する夏場にかけてからは活発にエサを捕食し、さらに大きくなります。そして、水温が低下してくると徐々に深場に移動していき、産卵に入ります。寿命は通常1年とされ、この1年周期のサイクルを繰り返しています。この生活史からハゼ釣りの時期を考えていきましょう。

ハゼの数釣りなら気温・水温が安定する夏時期がベスト

ハゼ釣りのベストな時期は夏

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ハゼ釣りにおいて数釣りが楽しめるのは、気温や水温が安定して活性も高くなり、浅瀬にハゼが集まる初夏頃です。この頃のハゼは、サイズは大きくても10cm前後の個体が多いですが、浅瀬に寄ったばかりであまりスレておらず、活性も高いのでエサもガンガン食ってきます。関東近郊であれば6中旬~7月頭頃からハイシーズンに入ります。とにかく数釣りを楽しみたい方はぜひ、この時期に釣りしてみてください。

大型重視のハゼ釣りなら、9月から10月頃の時期がおすすめ

ハゼ釣りの時期の画像

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大型を岸から狙って釣るなら、涼しくなってくる秋頃がおすすめです。この頃になるとハゼもかなり成長し、15cm程度の大物が多くなります。ハイシーズンにかなりの数が釣られてしまうため、個体数は少なめになりますが、釣れれば大物であることが多いです。小さい時に釣られてリリースされている個体は、スレていて手強いものもいますが、その難しさが釣り人を熱くさせてくれることでしょう。

冬の時期のハゼ釣りは深場狙い

冬季のハゼ釣りは深場狙い

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水温が低下していく11月〜12月中頃、ハゼたちは産卵のために岸からは狙いづらい水深10mほどの深場に移動していきます。これを別名落ちハゼとも呼び、この時期にハゼ釣りをする場合は、基本的に船・ボートから狙うことになります。この時期になるとハゼも大きいもので25cmにも成長しています。12月以降も釣れることはありますが、ボート屋も休業に入るなどして実質的に釣りはできなくなります。また、資源保護という観点からも産卵期真っ只中は、魚を釣ることはできても、釣りは控えておいたほうが良いでしょう。

ハゼ釣りの時期を見極めて、思い思いの釣りを!

ハゼ釣りは時期によって、釣り方や釣れるサイズ・数も大きく変わってきます。数釣りを楽しみたい方、大物に狙いを絞って釣りをしたい方などハゼ釣りの楽しみ方は人それぞれです。ハゼの生態を理解してその時々にあった釣り方をすれば、ほぼ一年中狙えるハゼ、初心者の方もぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

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