ラミーノーズテトラの飼育法!縞々の尾ひれが綺麗な小型魚!




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ラミーノーズテトラってどんな魚?

ラミーノーズテトラはとてもユニークなカラーをした代表的な小型美魚で、熱帯魚の中ではポピュラーな魚種です。飼育方法をご紹介します。

特徴

ラミーノーズテトラは、赤い頭部に黒と白のストライプ、またはスポット模様の尾びれ、銀白色という、派手なカラーの魚体が特徴です。オイカワのような紡錘形であまり大きくはならず、体長は最大でも5~6センチ程度です。

分布

ラミーノーズテトラは南米アマゾン川の支流の一つで、ブラジルを流れるネグロ川に生息しています。ネグロ川は雨期に増水して川沿いの密林が定期的に水没するため、溶け出したタンニンなどにより水質が黒いのが特徴です。

寿命

ラミーノーズテトラの平均的な寿命は3年程度です。個体差があり、飼育環境、特に水質が適切であれば、5年程度の長期飼育ができる場合もあります。混泳や密度の高い群泳を避けた方が、寿命が長くなる傾向があります。

流通量と相場

ラミーノーズテトラは熱帯魚店ならば必ずと言っていいほど販売しているほど、流通量は多いです。天然採取ものもありますが、東南アジアで養殖された個体が大量に輸入されているため、価格は1匹で150〜300円前後です。

ラミーノーズテトラの飼育方法

ラミーノーズテトラは環境への適応力がある飼育しやすい熱帯魚なので、初心者にもおすすめです。

水温・水質

ラミーノーズテトラは日本の一般的な水道水をくみ置きしたもので飼育することが可能です。PHは弱酸性から中性であれば、基本的に問題はありません。水温は24度から28度の範囲がベストで、熱帯魚なので冬は加温しましょう。

水槽サイズ・フィルター

小型魚なので30センチ水槽などでも飼育は可能です。派手なカラーのラミーノーズテトラではありますが、小型なので、60センチ以上の水槽で飼育するなら、まとまった匹数を入れた方が見応えがあります。フィルターはスポンジフィルターのほか、外部、上部、底部など、どの形式でも使えますので、混泳魚に合わせて選んでも構いません。

底床材

中性から弱酸性を好むラミーノーズテトラなので、水をアルカリ性にする珊瑚砂は使えません。しかし貝殻が多少混じる程度の大磯砂などは、水が酸性に傾くのを遅らせる効果もあります。水草の育成などに合わせ、ソイル系の砂などを選ぶのが無難でしょう。

ラミーノーズテトラの餌

ラミーノーズテトラは人工餌もよく食べます。口に入るサイズのペレットや、粉状、フレーク状の人工餌を与えましょう。熱帯魚専用でなく、金魚やメダカ用の餌もよく食べます。生餌も好みますので、乾燥や冷凍のアカムシなどをときどき与えてあげるといいでしょう。食べ残しは水質悪化を引き起こしますので、しっかりと取り除きましょう。

ラミーノーズテトラの混泳

ラミーノーズテトラは、ネオンテトラやアフリカンランプアイなどのように、群泳させると一段と美しさが楽しめます。

同種での混泳

ラミーノーズテトラは群れを作る習性が強い魚種です。目立つ赤い頭やストライプの尾は、群れになると火花が点滅しながら飛び散るかのようにも見えとても美しいので、同種の混泳はおすすめです。混泳の際に注意することは、群れ全体に餌が行き渡ることです。捕食が上手な個体だけが餌を独占することがないように、餌はばらけさせて与えましょう。食べ残しを少なくするためには、複数回に分けて餌を与えるのがコツです。 

他種との混泳

ラミーノーズテトラの混泳

撮影:FISH PARADISE!編集部

ラミーノーズテトラを食べてしまうような肉食魚との混泳はできません。また、ラミーノーズを追いかけ回してしまうような攻撃的な性格の魚種との混泳もストレスとなりますので、やめておきましょう。基本的には中、上層を泳ぐため、底層を泳ぐコリドラスの仲間などとの混泳が理想的です。コリドラスはラミーノーズテトラが食べ損ねて底に落ちた餌を食べてくれるため、水の汚れを防ぐという効果があります(ただし、コリドラスにもしっかりと餌が回っているかはチェックしてあげてください)。プレコの仲間なども生活圏が異なるため、混泳に問題はありません。

ラミーノーズテトラの繁殖

ラミーノーズテトラの繁殖は難しいとされています。ラミーノーズテトラはphや水の流れなどの変化により繁殖が促されるため、人為的にそのような環境ショックを与えなければなりません。メスは抱卵すると腹部が大きく張り、複数のオスと水草の隙間を何度も通り抜けながら、卵をばらまきます。こうした行動が確認できたあとは親魚を取り出し、稚魚の育成に入ります。

 

稚魚はヨーサックをつけた状態で生まれ、5日ほどで水中の微生物を食べ始めます。ラミーノーズテトラの稚魚は非常に小さく、インフゾリアなどから餌付けを始めることになります。餌の用意や環境をわざと変化させるテクニックなど、かなり高度でコツが必要なので、繁殖は難しいですが興味のある方はチャレンジしてみてください。

ラミーノーズテトラの病気

ラミーノーズテトラは丈夫な魚なので、フィルターの濾過が十分に機能して水質が安定していれば、病気にかかることは稀です。水質が極端に酸性に傾くと体色がくすんで調子を崩すので、定期的に水替えをしましょう。水温変化が大きくなると白点虫による白点病が現れることがありますので、メチレンブルーなどの魚病薬を使った薬浴で対処しましょう。別の容器に水槽の水を入れてエアレーションをかけ、魚病薬を溶かして、感染した個体を入れて駆除します。

酔っ払い魚?ラミーノーズテトラ

ラミーノーズテトラは温和な性格なので、最大の特徴である赤い頭部は顔を赤らめているようにも見えますが、命名者は違ったようです。名前の「ラミー(RUMMY)」はアメリカの俗語で「大酒飲み」や「酔っ払い」の意味。大酒を飲んで鼻を真っ赤にした酔っ払いに、ラミーノーズテトラを例えた模様です。ちょっとかわいそうな気がします。

ラミーノーズテトラは可愛い