オーバーゼアAIRで快適ショアキャスティング!インプレや合わせたいリールも!

オーバーゼアAIRとは?

広大な大海原にキャストし ヒラメや青物、さらには真鯛やオオニベなど多彩なターゲットを軽快に狙っていくために開発されたダイワのオーバーゼアシリーズ。

 

その中でも中間のランクに位置するオーバーゼアAIRとはどんなロッドなのでしょうか。盛り込まれている技術特性やスペックなどから他モデルとの違いを見ていきましょう。

軽量性重視のハイコスパモデル

オーバーゼアAIRとは

 

AIRと名前が付くだけあって軽量性を重視しており、番手によりばらつきはありますが、下位機種のオーバーゼア、さらには最上位機種のオーバーゼアAGSよりも最大で15gほど自重が軽くなっています。

 

オーバーゼアAGSは4ピース仕様のロッドなので2ピースに比べて多少重くなるとはいえ、オーバーゼアAIRは驚きの軽量性と言えるでしょう。定価もオーバーゼアAGSの約半分ほどと、まさにシリーズ随一のハイコスパモデルとなっています。

ねじれに強く粘りのあるブランク設計

オーバーゼアAIRのブランク設計

 

オーバーゼアのブランクには、ねじれに強くロッドのパワー・操作性を向上させる「X45」、カーボン繊維の密度を高め、粘りや強度を向上させる「高密度HVFカーボン」が盛り込まれています。このブランク設計は下位機種のオーバーゼアと同等のものとなっています。

 

オーバーゼアと違うのは、竿の継ぎ部分に 「V-ジョイント」が採用されている点。V-ジョイントを搭載する事で継ぎ部分がより自然に曲がり、ロッドのパワーや飛距離向上に一役買っています。

 

上位機種のブランクにはよりグレードの高い「HVFナノプラス」や「SVFナノプラス」などが採用されていますが、価格を考えればオーバーゼアAIRのブランク設計は十分だと言えます。

軽量・高感度なリールシート

オーバーゼアAIRのエアセンサーシート

 

強度を上げながらも大幅な軽量化と高感度を可能にしたリールシート ”エアセンサーシート”もオーバーゼアAIRには搭載されています。これはオーバーゼアには搭載されていない技術特性です。

 

カーボンファイバーを織り交ぜて作られたこの最先端のリールシートは、繊細なアタリもしっかりとアングラーの手元に伝えることができ、低活性時のタフな状況においても大きなアドバンテージを生み出してくれます。

現在はオーバーゼアグランデ(サーフ・堤防モデル)にグレードアップ

軽量性・コスパに優れたオーバーゼアAIRですが、現在は廃盤商品となっており、代わりにオーバーゼアAIRをベースとしてブラッシュアップされた「オーバーゼアグランデ(サーフ・堤防モデル)」がリリースされています。

 

定価は7千円ほど上がっているものの、オーバーゼアAIRよりも更に軽量性に磨きをかけ、 最大で16gもの軽量化を実現。より軽く、使いやすいロッドに仕上がっています。

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オーバーゼアAIRのインプレは?

オーバーゼアAIRの評価は?

 

SNSや通販サイトの口コミなどでは、「手に持ってみると想像以上の軽さ」、「サーフで一日中振っていても疲れない」など、やはりその軽さについて評価している声が多数見られます。

 

「シーバスロッドよりがっちりとした作りだが、ガチガチのショアジギングロッドよりもライト寄りで使いやすい」というような、軽さとパワーという相反する要素をバランスよく兼ね備えたロッド、という評価も見受けられます。

 

軽さ・操作性に重きを置くサーフや堤防からのキャスティングゲームには、ぴったりのモデルと言えるでしょう。

オーバーゼアAIR 109ML/M

このモデルの特徴は何と言っても、その汎用性の高さでしょう。

 

ティップ部分は非常にマイルドに仕上げられていて、軽めのルアーやリグを操作しながら弱めのバイトもしっかりと乗せることができますが、バット部はとても強靭に作られているため、ファイト時にはしっかりと曲げこんで安心感のあるファイトを楽しむことができます。

 

ジグヘッドリグから、12センチ前後の比較的大きめのミノーやシンキングペンシルを操作しやすい設計となっています。フラットフィッシュゲームやシーバスゲームにも最適です。

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オーバーゼアAIR 911M/MH

比較的軽めのメタルジグやミノーを快適にキャストし、アクションしやすいしなやかなティップを備えていながら、強烈な引きが特徴のシイラや、中型の青物までカバーする力強いバット部が大きな特徴となっているモデルです。

 

サーフはもちろんのこと、磯場などでも安心して使用することが可能な、オールマイティに使っていくことのできる、とても便利なロッドと言えるでしょう。

全長(m):3.02
継数(本):2
仕舞(cm):155
自重(g):164
プラグ重量(g):10-60
ジグ重量(g):10-65
適合ライン(lb):8-20
適合ライン(号):1.0-2.5

オーバーゼアAIR 1010M/MH

全長3.3mで、10~60gまでのルアーを操ることのできるこのモデルは、沖のブレイクに着いた中型青物等をヘビーシンキングペンシルや大型ミノーを用いて、その抜群の飛距離を武器に狙っていくのにぴったりです。

 

また、磯場でのヒラスズキゲームにもマッチするスペックで、その軽快さからラン&ガンを繰り返しながら狙っていくスタイルのアングラーにもおすすめのアイテムです。このロッドは、日本記録となるオオニベを釣り上げたモデルとしても知られています。

全長(m):3.30
継数(本):2
仕舞(cm):169
自重(g):195
ルアーウエイト(g):10-60
適合ラインPE(号):0.8-2.0

オーバーゼアAIR 103MH

65gまでのメタルジグをしっかりと操り、青物を狙っていくことのできるパワーを持ち合わせていながら、自重は何と189gに抑えられている、軽量で非常に扱いやすいロッドとなっています。

 

メタルバイブやシンキングペンシルなど、少し重めのルアーを使って広範囲を手返し良く探っていく際にもぴったりの仕様となっていて、広大なサーフでの大型狙いにもマッチします。

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オーバーゼアAIRのその他ラインナップ

オーバーゼアAIRシリーズの中の、いくつかの機種について簡単にご紹介しましたが、その他にもオーバーゼアAIRには、たくさんのモデルが存在しています。

 

例えばシリーズ中最もライトな設計の97Mは、30g前後のメタルジグや小型トップウォータープラグを使った繊細なゲームに適しており、シリーズ中最もヘビーな機種となる109MHは、中型のダイビングペンシルなどを使用しつつ、大型の青物前を狙い撃つことの可能なロッドに仕上がっています。

全長(m):2.92
継数(本):2
仕舞(cm):150
自重(g):160
プラグ重量(g):10-45
ジグ重量(g):10-50
適合ライン(lb):8-16
適合ライン(号):0.8-2.0
全長(m):3.28
継数(本):2
仕舞(cm):168
自重(g):203
ルアー重量(g):15-60
ジグ重量(g):12-65
適合ライン(lb):10-20
適合ライン(号):1.0-2.5

オーバーゼアAIRに合わせるリールは?

オーバーゼアAIRに合わせるリールは?

 

オーバーゼアAIRシリーズに合わせる、おすすめのリールについて見ていきましょう。基本的な目安としては、4000~5000番のリールを組み合わせていくのがおすすめです。

セルテート

一見相反する”軽量性”と”剛性”の2つをしっかりと兼ね備えたセルテートのLTシリーズは、オーバーゼアAIRにぴったりのリールと言えるでしょう。モノコックボディ採用によるドライブギアの大口径化により、軽量でありながら驚くほどの巻取りパワーを実現している、人気・実績共に抜群のリールです。

 

1010M/MHとこのセルテートLT4000CXHの組み合わせで、先にも述べた日本記録のオオニベが釣りあげられている点も、タックルバランスの良さを物語っています。

セルテートの特徴・ラインナップ

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ルビアス

セルテートよりも少し安価に手に入れることのできる、ルビアスLTシリーズもオーバーゼアAIRシリーズと抜群の組み合わせとなります。

あわせて読む:  エギングリールの選び方とは?初心者から上級者にも人気の厳選15機種!

 

ルビアスLTにもモノコックボディが採用されており、ローターは軽量性と共に回転の軽さを実現する”ザイオンエアローター”、ドラグ部にはターゲットの引きにオールマイティに追従してくれると評判の”ATDドラグ”が搭載されているため、他の高級リールにも引けを取らない程の快適性をもたらしてくれます。

ギア比:6.2
最大ドラグ力(kg):10.0
自重(g):215
巻き取り長(cm):99
PE糸巻き量(号-m):1.5-200、2.0-170
ナイロン糸巻き量(lb-m):12-150、14-130
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オーバーゼアAIRでショアキャスティングをより快適に

オーバーゼアAIRでサーフキャスティング

 

ショアキャスティングゲームに欠かせない性能をしっかりと兼ね備えた”オーバーゼアAIR”シリーズ。

 

軽量性・パワー・飛距離、どれをとっても申し分のないロッドに仕上がっており、これからサーフや磯場でルアーゲームを楽しみたいと思っている方には、見逃せないアイテムとなっています。このシリーズの中から、ぜひ自分に合った機種を選んで快適なショアキャスティングゲームを堪能しましょう。

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