エクスセンスDCの特徴や搭載技術!他DCリールとはどう違う?

アイキャッチ画像出典:釣具のポイント

エクスセンスDCとは

ベイトタックルでシーバスを狙う非常にエキサイティングかつテクニカルなゲームにおいて、シマノのエクスセンスDCはその抜群の飛距離やトラブルの少なさ、また耐久性において他の追従を許さないほどの人気と信頼性を誇ります。スピニングタックルだけでは攻めきれないポイントの攻略や、ベイトタックルという新たな分野に足を踏み入れようとしているアングラーにとって大きな味方となってくれます。

シマノ 17エクスセンス DC XG

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エクスセンスDCの技術特性

エクスセンスDCにはシマノが誇る様々な技術特性が備わっています。では少しだけ外観してみましょう。

4×8DCエクスセンスチューンにより飛距離向上&トラブル軽減

4x8DCエクスセンスチューンとは、シマノがこのエクスセンスDCのために開発したブレーキシステムのことです。4x8というのは4つのモードを8段階で調節できるという意味です。4つのモードには「XPモード(PE追風遠投モード)」「Pモード(PEモード)」「Nモード(ナイロンモード)」「Fモード(フロロモード)」がありそれらを細かく調整することで飛距離を向上させ、トラブルもかなりのレベルで減らすことが可能となっています。

上位機種に恥じない基本性能の数々

エクスセンスDCは中堅クラスの機種でありながら上位の機種にも劣らない性能を兼ね備えています。例えば効率的で滑らかな巻上げをサポートする「X-SHIP」、ボディのゆがみを極限まで減らすことによって巻上げ効率を大幅に伸ばしてくれる「HAGANEボディ」、感度が良くシルキーな心地よい回転をもたらすマイクロモジュールギアなどがあります。

ドラグ音も搭載

ドラグ音が搭載されていることによってファイト中もターゲットの動きを耳で感じ取ることができ、それは瞬時に的確な判断を下すための良い材料となります。エクスセンスDCのドラグ音も、騒がしい状況でもしっかりと響いて聞こえるよう設計が施されています。

海水使用OK

ベイトタックルを使用するアングラーの中には、淡水用のベイトリールを流用している方もいますがこのエクスセンスDCはシーバスを吊り上げることをコンセプトに掲げているため必然的に海での使用を考慮して海水にも耐久性のある設計となっています。

エクスセンスDCはシーバス以外にも使える?

コンセプトとしてはシーバスが掲げられていますが、その他にも真鯛や磯でのヒラスズキ、ハタ系などの根魚をターゲットとする釣りにも使用することができます。ベイトリールの利点でもあるクラッチひとつで簡単にフォールを行うことができる点やスピニングリールよりもピンポイントキャストを行いやすいというメリットを考えるとタックルの使い分けでその他の釣りにも使用する可能性は広がっていくでしょう。

 

エクスセンスDCと他リールとの違い

シマノのベイトリールにはエクスセンスDCのほかにもいくつかのラインナップがありますが、それらとの違いを見てみましょう。

アンタレスDC

アンタレスDCという素晴らしいベイトリールがシマノには存在していますが、エクスセンスDCとの性能の違いで大きなものといえばブレーキです。アンタレスDCにも4x8ブレーキは存在していますが、エクスセンスDCはそれをさらに進化させたものが搭載されています。特に、PEを使用してロングキャストしやすいように「XPモード」が追加されているエクスセンスDCのほうがソルトルアーの飛距離を出すための工夫が一層施されているといえます。

シマノ 18アンタレスDC MD XG

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メタニウムDC

メタニウムDCは軽量で非常に良いリールですが、エクスセンスDCと比較すると耐久性の面で少しだけ劣ります。どちらもマイクロモジュールギア&HAGANEボディではありますがギア素材がエクスセンスDCのほうがより強度のあるものが使用されているためパワーゲームが予想されるような釣りにおいてはエクスセンスDCのほうがよりファイトに安心感があります。

シマノ 15メタニウムDC HG

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カルカッタコンクエストDC

人気の高いカルカッタコンクエストDCですが、エクスセンスDCと比較してみると大きく違う点はギア比の違いによる巻き取り長の差です。カルカッタコンクエストは巻き取り長が短めなので巻き取りパワーはありますが、シーバスゲームなどソルトでのスピーディーな釣りとなるとエクスセンスDCに分があると言えるでしょう。

シマノ 19カルカッタコンクエストDC 200

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スコーピオンDC

手ごろな価格や使いやすさで人気のあるスコーピオンDCですが、エクスセンスと比較すると当然のことながら剛性や質感は劣ります。さらには巻き取り長もエクスセンスより若干短くバス釣りや根魚釣りには向いていても、エクスセンスほどのスピード感は期待できないでしょう。それでもスコーピオンDCは非常にコスパの高い良いリールと言えます。

エクスセンスDCのインプレ

エクスセンスを実際に使用しているアングラーのインプレとして際立っているのはやはりその飛距離で、「飛びすぎかというくらいの飛距離が出る」「スピニングでのフルキャストと同じ距離を楽に出せた」という評価も得ています。バックラッシュに関しても、ブレーキ設定を間違えてしまうとトラブルが起きることもあるようですが他のベイトリールと比べてかなりトラブルが少ないようで高評価を得ています。

エクスセンスDCのカスタム

エクスセンスDCのカスタムパーツを取り扱っているメーカーとしてヘッジホッグスタジオが挙げられます。ハンドルやハンドルノブ、さらにはレベルワインド関連のパーツも取り扱っていて、ネットで簡単に注文することが可能で利用しているアングラーは多いです。エクスセンスDCをカスタムして自分らしいおしゃれなリールに仕上げてみましょう。

エクスセンスDCの中古ってどうなの?

エクスセンスDCは中古でも出回っていて安く手に入れることが可能ですが、購入の際にはよく確認することをおすすめします。特に外装の傷だけでなく「ハンドルの巻き心地に違和感がないか」「ドラグの効きはスムーズか」「ドラグ音やDC音はどうか」などを重点的に確認しましょう。DC音はハンドルを強めにカラ回ししてみることで確認することが可能です。ブレーキシステムの異常をチェックするためにもこの確認をしっかり行いましょう。

エクスセンスDCでベイトタックルの楽しさを味わおう

数あるベイトリールの中でも非常に評価の高いエクスセンスDC。今使っているリールをよりハイグレードのものに買い替えたいというアングラーから、スピニングタックルだけでなくベイトタックルにも挑戦してみようというアングラーにもおすすめできる一台です。エクスセンスDCを手にした時、スピニングタックルとは一味違う釣りの楽しさと奥深さを味わうことができるでしょう。