フィッシュグリップおすすめ最強14選!意外と知らない正しい使い方も紹介

フィッシュグリップはなぜ必要?

 

魚をつかむための道具であるフィッシュグリップですが、フィッシュグリップを使う理由としては主に以下の3つがあります。

フィッシュグリップを使う理由

・魚の口をがっちりホールドし、安全かつ確実にランディングできる。

・魚に与えるダメージを最小限に抑えることができる。

・写真撮影する際にフィッシュグリップを使うことで、手が被らず綺麗に魚体を見せることができる。

特に重要なのは1つ目と2つ目で、まず安全に魚をつかむことができるという点。素手で魚をつかもうとすると歯や棘などで怪我をしてしまう恐れがありますし、ルアーが魚の口についている状態だと誤ってルアーのフックが手に刺さってしまうことも。

 

また、ランディングをする際に素手だと魚が暴れてあと一歩のところで取り逃がしてしまう可能性もあります。フィッシュグリップを使うことでがっちりと魚の口をつかみ、安全かつ確実に魚を取り込むことができるのです。

 

そして2つ目。水の中で生きている魚にとって人間の体温はかなりの高温であり、素手で触れるだけでも魚体にかなりのダメージを負わせてしまいます。キープ前提ならまだしも、リリースするのであれば、フィッシュグリップを使って少しでも元気な状態で魚を返してあげましょう。

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フィッシュグリップの選び方

フィッシュグリップはただ単に魚をつかめれば何でも良いというわけではありません。フィッシュグリップを選ぶ際にいくつか留意する点をご紹介します。

素材

フィッシュグリップの素材としては、ステンレスとアルミ、樹脂(プラスチック)が一般的です。 ステンレスは錆びにくく、強度が強いですが、比重が大きいため重量が重くなるという特徴があります。

 

アルミはステンレスの約3分の1の比重と、軽さに優れていますが、ステンレスと比べると強度が低く、錆びにも弱いという特徴があります。 プラスチックは最も重量が軽く錆びに強いですが、ステンレスやアルミに比べると強度は落ちます。

 

小型魚をつかむ場合はプラスチック製のものでも問題ありませんが、 中~大型魚の場合はやはり金属製の丈夫なものを使った方が良いでしょう。

 

耐久性の面で言うとステンレスが一番優れていますが、アルミもステンレスと比べると錆びやすいというだけで、本来は金属の中でも錆びには強い部類に入ります。使用の都度水洗いすれば海水でも問題なく使うことができます。

 

金属製であれば大体の魚には耐えられる強度はありますので、よほどの大物狙いでなければステンレスかアルミかはこだわり過ぎずに選んでも問題ないでしょう。

大きさ

収納性や携行性の面からいうと、なるべくコンパクトで軽量なものを選びたいですが、魚の大きさに対してフィッシュグリップが小さすぎるとグリップ力が弱くなったり、最悪壊されてしまいます。

 

小型魚狙いのライトゲームでもない限りは、手のひらに収まるようなコンパクトすぎるものは避けた方が良いでしょう。

 

大型魚を狙うことが多く、携行性がそこまで重要視されない船釣りで使う場合は、持ち手の部分が長い大きめのフィッシュグリップが適しています。長さのあるフィッシュグリップを使うことで魚との距離を確保し、より安全に魚をキャッチすることができます。

形状

アームタイプ

先端にかぎ状のフックがついており、魚の口を挟み込んで使用するタイプです。一般的にフィッシュグリップというと、この形状のものを指します。フック部分は金属製のものが多いですが、持ち手部分は金属製であったり一部プラスチック製ものもあるなど商品により様々です。

 

シーバスや青物、ヒラメ、マダイなどある程度サイズの大きい魚を掴むのに適したフィッシュグリップです。小型魚であっても、カサゴやハタ類など口の大きい魚であればこのタイプを使うこともできます。

 

魚バサミタイプ

ハサミもしくはトングのような形状のフィッシュグリップで、魚の口ではなく魚体を挟み込んで使用します。フィッシュホルダーとも呼ばれ、一般的にはプラスチック素材のものが多いです。

 

口が小さくて柔らかい アジや、体が平べったくて掴みやすい タチウオなどにはこのタイプのフィッシュグリップがおすすめです。

 

アームタイプと同様に先端部で魚の口を挟んで使うこともできますが、グリップ力はアームタイプよりも弱いため、あくまで小型魚、タチウオ用として使用するのが望ましいです。

魚をつかむ以外の機能も

フィッシュグリップには便利な軽量機能付きのものも!

 

フィッシュグリップの中には、持ち上げた魚の重量を量れる機能が付いたものがあり、リリースする魚でも重さを計ることができます。計測可能重量は各機により異なるので、自分の量りたい魚の重量にあったフィッシンググリップを選びましょう。

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おすすめのフィッシュグリップ14選

数ある商品の中からおすすめのフィッシュグリップを形状別に分けてご紹介します。

アームタイプ

浜田商会 クロスファクター ATK752 モバイルキャッチャー

千円ちょっとで購入できるコスパ抜群のフィッシュグリップです。素材は不明ですがフックは金属製となっており、中型魚程度までなら問題なく使用できるでしょう。他メーカーのしっかりしたものに比べると耐久性は落ちますが、安くて使えるフィッシュグリップをお探しの方にはおすすめの商品です。

 

ベーシックギア デジタルスケールグリップ

2,000円程度で買えるお手頃商品ですが、25kgまで計れるデジタル式の計量機能と、1mまで測れるメジャーが装備されている多機能フィッシュグリップです。デジタル画面は夜間でも見やすいバックライト機能つき。電子機器のため、磯や船など水をかぶるような釣り場には向きません。

 

プロックス フィッシュキャッチャーRレギュラー

フック部分はステンレスでボディはアルミ素材でできています。持ち手部分はラバーになっており、滑りにくくしっかりとグリップすることができます。脱落防止のコードとカラビナが付属しているのも嬉しい点です。

 

ダイワ フィッシュグリップV130K

非常にコンパクトで携行製抜群のモデルです。お尻部分にはカラビナがついており、ベルトやバッグにぶら下げて持ち運びできます。コンパクトながらフックはステンレス製となっており、シーバスや小型青物、マダイなどの中型魚まで幅広く対応します。

 

ダイワ フィッシュグリップV170

フィッシュグリップV130Kのワンサイズ大きいモデルです。握りやすい形状のグリップ部分が特徴的で、スパイラルコードとダイワのロゴマーク入りのカラビナが標準装備されています。5,000円前後という価格で自重120gという軽量性は見逃せないポイントです。

 

ウミボウズ  フィッシュグリップ

より錆びに強くなるアルマイト加工を施されたアルミ素材のフィッシュグリップです。耐荷重は20kgと耐久性も申し分なく、大物狙いの船釣りでも安心して使用できます。アルミ素材のため軽量性にも優れ、280mmというサイズがありながら自重195gにとどまっています。

 

スミス イージーフィッシュグリップ22

2段階式のロック構造となっており、ホールド力抜群のフィッシュグリップです。他のフィッシュグリップと違いプライヤー型の形状のため、握り込むだけで簡単にフックの開閉ができます。素材はステンレスですが、構造のシンプルさから軽量性にも優れています。

 

スタジオオーシャンマーク オーシャングリップ OG2507 ニュービー

アルミ素材のフィッシュグリップですが耐久性についても評判が高く、非常に人気の高い商品です。7kgまでの重量が計れるスケールがついており、持ち上げた魚の重さを一目で確認することができます。

 

またグリップ部分が回転する仕様になっており、不意に魚が暴れた際にも衝撃を緩和し、魚の口からフックが外れないようになっています。定価15,000円とやや高めですが、値段に釣り合うだけの高性能なフィッシュグリップとなっています。

 

ボガグリップ ランディングツール 30LB

アメリカのエスタボガタックル社製の商品で、最高級のフィッシュグリップといっても過言ではないでしょう。ステンレス製で重量は約460gと重く、携行性は悪いですが、その分抜群の堅牢性を誇ります。グリップ部は360度回転で魚が暴れてもしっかりとホールドしてくれます。

 

30ポンド(約13.5kg)まで測定できる精密スケールがついており、I.G.F.A.の世界記録申請の際にも使うことができます。とにかく耐久性についての評価が高く、手入れして使えば一生モノとも言われています。価格は2万円程度と高価ですが、予算があれば買って間違いない逸品です。

 

魚バサミタイプ

第一精工 ワニグリップMC

トング型のフィッシュグリップでとにかくシンプルで使いやすいです。幅広のグリップでしっかりと魚をホールドすることができ、持ち手部分には指にフィットしやすいように5つの窪みが設けられています。

 

第一精工 イルカやん!グリップ

ファミリーにオススメなイルカの見た目をした可愛らしいフィッシュグリップです。見た目とは裏腹に硬質なナイロンガラス繊維が含まれており、大人が誤って踏みつけても破損しないくらいの強度を持っています。交互に並んだ歯によりホールド性能も問題ありません。

 

シマノ ライトフィッシュグリップ CT-981R

ワンタッチでロックをかけることができ、持ち運びに便利なフィッシュグリップです。魚をホールドする部分には3列に歯が並んでおり、グリップ性能も申し分ありません。先端にはミニグリップ機能が搭載されており、小型魚の口を掴んで持ち上げることもできます。

 

手頃な値段とシンプルなデザインでスタイリッシュにライトゲームを楽しみたい方にオススメな商品です。

 

ダイワ フィッシュホルダー ライトゲーム

ダイワのライトゲーム用フィッシュグリップで持ち手には紐通し穴があり、紛失防止のために紐やコードを結びつけておけます。また、万が一誤って海へ落としてしまっても水に浮くため回収しやすくなっています。ダイワのロゴマークがついたボタンを押すことで簡単にロックをかけることができます。

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第一精工 ガーグリップMCカスタム

ガラス繊維強化プラスチックを含む素材でできており、高強度と錆びないことが売りのフィッシュグリップです。価格は4,000円台後半と魚バサミタイプの中では高価ですが、専用のホルダーが付属しているためコスパの面では良いと言えるでしょう。

フィッシュグリップホルダーで携行性アップ!

フィッシュグリップは釣り上げた魚をキャッチする上で重宝するアイテムですが、多くの場合ロッドを掴んだまま操作するため、片手で操作する必要があります。

 

そんな時にフィッシュグリップをバッグやボックスの中に入れていると、フィッシュグリップを取り出しにくいですし、もたついている間に魚がフックアウトしてしまうことも。

 

多くの方はとっさに取り出しやすいようにフィッシュグリップのフック部分を、バッグやゲームベストに直接引っ掛けてぶら下げることが多いと思います。

 

しかし、 ぶら下げているだけだとフィッシュグリップがゆらゆら揺れて邪魔に感じることもあります。そんな時にはフィッシュグリップホルダーを使うことで、フィッシュグリップをしっかりと固定できるため集中して快適に釣りを楽しむことができます。

 

特にシーバスやアジング、サーフゲームなど、ランガンしてポイントをこまめに移動するような釣りではフィッシュグリップホルダーは必須とも言えます。

マズメ フィッシュグリップホルダーⅠ

ウエストベルトが付いており、ベルトに通して腰に下げることができるソフトケースタイプのホルダーです。ストレッチコード類を付けるD管も付いているため、紛失しにくい一工夫も嬉しいポイントとなっています。デザイン性も高くオシャレな点も魅力といえます。

 

パズデザイン プライヤー&グリップホルダーⅡ

マジックテープで落下防止にコード類を付けられるD管も付属しており、使い勝手のよいホルダーとなっています。フィッシュグリップの他にプライヤーもセットで収納できるため、ワンセットで使用することの多いツールをまとめることができます。

フィッシュグリップの正しい使い方

フィッシュグリップの使い方を解説!

 

フィッシュグリップはただ単純に魚の口に入れて掴めば良いというものではなく、いくつか注意したい点があります。リリース前提の場合は、以下の点に注意して魚体へのダメージを減らしてあげましょう。

①グリップする場所

必ず魚の下顎を掴むようにしてください。上顎だと掴む場所が狭く、滑ってうまく掴めなかったり、魚体にダメージを与えてしまう恐れがあります。

②グリップ部分の角度

魚を掴んで持ち上げる際は、 フィッシュグリップと魚体が一直線になるようにしてください。フィッシュグリップと魚体に角度がついてしまうと、グリップ部分が下顎を貫通して魚に甚大なダメージを与えてしまいます。

 

写真撮影をする際に魚体を高く上げたい場合は、魚の口に対してグリップ部分を横にして掴んでください。こうすることで下顎を貫通するリスクを軽減することができます。

③魚が暴れた時の衝撃

魚が暴れた時にフィッシュグリップを掴む手に力を込めすぎると、衝撃を緩和できず、下顎を貫通してしまうことがあります。

 

グリップ部分が回転するボガグリップや、軽量スケール付きのフィッシュグリップだとある程度そのリクスは軽減できますが、 魚が暴れた際には、手首を柔らかくして衝撃を吸収するように意識することが大事です。

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フィッシュグリップで快適フィッシング!

フィッシュグリップを活用しよう!

 

フィッシュグリップは安全かつ快適に釣りをするための必需品です。単に魚をつかむだけではなく、計量機能付きなど釣り人にうれしい機能性も持ち合わせています。

 

せっかく釣りあげた魚をランディング寸前でばらしたり、手を怪我してしまわないように釣行の際にはフィッシュグリップを持って行きましょう!

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