アイキャッチ画像出典:FISH PARADISE編集部
バズベイトってどんなルアー?
撮影:FISH PARADISE編集部
トップウォータールアーの1種
バズベイトとは、二股に分かれたワイヤーの先にそれぞれラバージグとプロペラが付属しているルアーでトップウォータールアーの1種です。プロペラで水面をたたき、音と飛沫を出してバスを誘い出します。スピナーベイトと似ていますが、スピナーベイトがブレードなのに対し、こちらはプロペラであることで区別できます。主にバスを釣る時に用いるルアーで、梅雨時期や雨天時などバスが水面を意識している時に効果を発揮します。
根がかりしにくく初心者も使いやすい
基本的に水面を泳がせるため、根がかりのリスクがほぼありません。また、ボディの体積が小さく、シングルフックであるため、水面に浮いているゴミへのすり抜け性能も高いのも特徴の一つです。特に難しい操作も必要なく、初心者にも扱いやすいルアーとなっています。
バズベイトが活躍するシチュエーション
バズベイトはどんな状況において使いやすいのかを見ていきましょう。
時期・時間帯

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バズベイトのベストシーズンはバスが水面を意識している梅雨~秋にかけてです。また、晩春の産卵後の体力のないバス(アフタースポーニング)を狙う際にも、ゆっくりと水面を泳がせることができるバズベイトは効果的です。水温の低い冬場はバスは深場へ落ちてしまうため、バズベイトの効果は薄いとされています。時間帯については、バスの活性が上がる朝まずめ、夕まずめが一番効率的ですが日中でも勿論釣ることはできます。
天候

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一般的に曇りや雨の時は魚の活性が上がり、表層に浮いてくるという傾向があるそうです。原因については諸説ありますが、ローライトや雨により魚の警戒心が薄くなるだとか、低気圧により魚の浮袋が膨張しやすくなるため、などと言われています。従って、水面を泳がせるバズベイトは曇りや雨の時に活躍するルアーと言えるでしょう。また、晴れの日でもカバー周りの陰になっている場所などを探ればバスが釣れる確率は高まります。
ポイント

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バズベイトは基本的にはアシや浮草、水草などの植物(ベジテーション)が繁茂するエリアや、立木や杭周りなどの障害物の脇を狙っていきます。ブロックが積まれていたり、沈み木がある場所なども効果的で、オープンエリアよりは何かしら変化のあるカバー周りやストラクチャー周りを重点的に探っていきましょう。
おすすめのバズベイト5選
おすすめのバズベイトを以下に連ねます。バズベイトの選択に迷った時の参考にしてみてくださいね。
ゲーリーヤマモト バズベイト
バズベイトといえばコレ!と言っても過言ではない超定番ロングセラー商品。飛距離や泳ぎ、ペラのサウンドなどのバランスの良さが特徴で、一つは持っておいて損はないバズベイトです。ペラはゴールド、シルバー、ブラックの3種類があります。
デプス マツバズ
ペラが右回転と左回転のタイプに分かれており、キャストする方向によってより効果的に障害物周りをトレースすることができます。左右非対称のペラに付属のウエイトシールを貼り付けることで、バスに対してさらに激しくアピールをすることができます。
メガバス V-4 BUZZ
フッキング効率とカバー回避性能を追求したフックセッティングと、あえて少し不安定なスイム姿勢にすることでヒラを打ちバスに口を使わせるバズベイトです。
O.S.P BUZZ ZERO TWO ”BEAT”
ペラの回転だけではなく、ペラとクラッカーの接触により更なる金属音を発生。「音質」と「音量」にこだわった高アピールバズベイトです。豊富なカラーラインナップも魅力の一つです。
JACKALL デラバズ
3/16ozと1/4ozというコンパクトサイズながら、ウイング付きのペラにより高アピールを兼ね備えたバズベイト。1,000円以内で買える手頃さも嬉しい商品です。
バズベイトにトレーラーは必要?
バズベイトはフックが上向きで一つしかついていないため、フッキング率が低いのがやや難点です。そこで、トレーラーフックを取り付けることでフッキング効率を上げてバラシを軽減することができます。また、バズベイトのフックにワームを装着することで、ルアーのシルエットを大きくしてアピール力を高めたり、ルアーの自重が重くなり飛距離が向上したりといった効果も期待できます。
バズベイトを投げるのに適したロッドとは?
バズベイトを投げやすいのはM~MHクラスのレギュラーテーパーで比較的ハリのあるロッドです。長さは7フィート前後が使いやすく、いわゆる巻物用ロッドとして、スピナーベイトやクランクベイトなども投げやすいロッドが適しています。
バズベイトの使い方
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おすすめ商品やトレーラーについて解説してきたバズベイトですが、実釣ではどのようにして使えばよいのでしょうか。
基本は沈めない!
バズベイトはペラで水面を叩くことで飛沫と音をあげて魚を誘い出します。そのためバズベイトは沈めず、水面を泳がせるのが基本的な使い方になります。しかし沈めると全く釣れないと言うわけではなく、水面で反応がない場合は、あえてバズベイトを沈めて誘うことで、思わぬ反応が得られることもあります。
着水後はすぐに巻き始めよう
前述の通りバズベイトは水面で泳がせるのが基本です。しかしバズベイトは金属製のルアーの為、巻かずにいるとどんどん沈んでいってしまいます。従って着水後すぐに巻き始めることで効率的に誘い出すことができます。また沈んだ状態から巻き始めると、水面に浮きあがるまでの距離分アピール効率が下がってしまいます。
バズベイトはバスだけじゃない!
撮影:FISH PARADISE編集部
バズベイトは前述の通りバスを狙うために作られたルアーですが、バスのほかナマズ、雷魚など他の肉食淡水魚、さらにはシーバスなどの海水魚もトップで出る魚なら多くの魚種を狙うことができます。未知なる可能性を求めて、様々な魚をバズベイトで狙ってみてはいかがでしょうか。

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