ストラディックの番手別の特徴と対象魚!変わらない巻き心地を体感!

アイキャッチ画像出典:SHIMANO

ストラディックってどんなリール?

釣り具メーカーシマノが出している、「永遠に変わらない巻き心地」をコンセプトに開発された、コスパ優秀なスピニングリールです。

特徴

ストラディックの特徴とは

出典:SHIMANO

スピニングリールに求められる基本性能が平均的に高く、かつ優れたコストパフォーマンスまで維持しているのがストラディックの特徴です。

 

ストラディックは、バイオマスターの後継機として2015年に初めて発売されたリールで、実売価格2万円前後のミドルクラスでありながら、その滑らかな巻き心地とハイエンド機種にも迫る技術の搭載で支持を集めています。

HAGANEギア、HAGANEボディ

シマノ独自の金属加工技術で作られたドライブギアとリールボディです。ギアはパワーを効率よく伝達し、力強い巻き上げ力を、ボディはリール内部を不意な衝撃から守る耐久性と見た目の美しさを搭載しています。

サイレントドライブ

シマノのハイエンドモデルに採用されている、各部品の細かいガタつきや隙間、揺れを解消する構造のことです。滑らかな回転性能と巻き音の静かさを実現しています。

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マイクロモジュールギアⅡ

今までのマイクロモジュールギアの進化版です。理想的な噛み合わせを行い、 「シルキーな巻き心地」とも形容されることがあります。長年使っていても「シャー」というような巻音はほとんど気になりません。ステラなのどシマノを代表するような上位機種にも搭載されています。

X-プロテクト

シマノ独自の防水機能です。今までに比べてリールの内部に水が入りにくい構造になっています。Xプロテクトの撥水加工がなくならない限りは、なんと、 メンテナンスフリーです。むしろオイル等の注油は禁止されています。面倒な手入れもなく状態を保ってくれるのは非常にありがたいですね。

ロングストロークスプール

元々はシマノ最上位機種「ステラ」にのみ採用されていたスプール機能です。トラブルの少ない使用感が非常に人気です。キャストの際、特に特別なことはすることなく、糸の放出がスムーズになったことにより、今までよりもロングキャストが可能になっています。

ストラディックのラインナップ

ストラディックシリーズからは今現在では13種類のモデルがリリースされています。好みの釣りスタイルに合わせて選べるのも魅力の一つです。

1000番

「1000S」の一種類のみ。「S]は浅溝のShallowを意味します。小さいガイドの竿であっても、スムーズに糸抜けするスタンダードモデルです。

 

メバルやアジングなどのライトソルト全般に使用できますが、トラウトなどの軽いスプーンを使うような釣りにも力を発揮します。自重は185gと軽いので何度もキャストをするような釣りでも疲れにくく、軽量なので女性や子供向けとしても人気です。

ギア比:5.1
最大ドラグ力(kg):3.0
自重(g):185
巻き取り長(cm):64
PE糸巻き量(号-m):0.6-140,0.8-100,1-70
フロロ糸巻き量(lb-m):2-170,3-95,4-75
ナイロン糸巻き量(lb-m):2.5-140、3-100,4-90

2000番

2000番台は「C2000S」・「C2000SHG」の二種類がリリースされています。「C2000S」は1000番のボディサイズに2000番のスプールを装着したモデルです。「C」はコンパクトを意味します。1000番よりも巻取り量が多く飛距離も出やすく、価格もお手頃なので、初心者の方にお勧めです。

 

「C2000SHG」は「C2000S」のハイギアモデルです。「HG」はハイギアを意味します。ハイギア仕様ならではの巻き上げスピードを活かせる渓流トラウトに最適なモデルに仕上がっています。

2500番

2500番台も「C2500S」・「C2500SHG」の二種類のラインナップです。1000番~2000番に比べてスプールが大きく、ハンドル一回転ごとの巻き上げ量を向上させたモデルです。ボディの重量が軽くスローな釣りに適しているため、シマノはバスフィッシング用に「C2500S」を推奨しています。

 

「C2500SHG」は「C2500S」のハイギアモデルです。糸の巻取り量がひと巻き78cmから89cmに向上しているため、仕掛けの回収から再投入がスムーズです。流れのある場所でのルアーフィッシングに定評があります。

ギア比:6
最大ドラグ力(kg):4.0
自重(g):220
巻き取り長(cm):89
PE糸巻き量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-120
フロロ糸巻き量(lb-m):4-130、5-100、6-80
ナイロン糸巻き量(lb-m):5-110、6-95、8-70

3000番

3000番は「C3000」・「C3000HG」・「C3000XG」・「3000MHG」と一番ラインナップのある番手です。「XG」はエキストラハイギアを意味し、3000番の中で最も巻取りスピードが早い機種です。

 

「M」はミディアムスプールを意味しており、「S」のシャロースプールに比べて糸の巻ける量が多くなっています。3000番台は全体的に汎用性の高いモデルです。中でも「C3000HG」は スタンダードモデルに指定されています。

 

いろんな釣りに使いまわしたい場合は「C3000HG」、手返しよく巻きのルアーフィッシングには「C3000XG」あたりがおすすめです。

ギア比:6.0
最大ドラグ力(kg):9.0
自重(g):225
巻き取り長(cm):89
PE糸巻き量(号-m):1-400,1.5-270,2-200
フロロ糸巻き量(lb-m):2.5-160,3-130,4-100
ナイロン糸巻き量(lb-m):2.5-180,3-150,4-100

4000番

4000番台は「4000」・「4000XG」・「4000MHG」の三種類のラインナップがあります。「4000」は3000番のスプールとボディを大きくしたパワフルなモデルです。ロックフィッシュなどのルアー操作よりも巻き上げ力を重視したい方におすすめです。

 

「4000XG」は糸の回収スピードに長けたモデルです。波で揺さぶられるようなサーフでの釣りでも力を発揮します。「4000MHG」は「4000XG」よりも巻取り力を落として操作性を重視したい方におすすめです。

ギア比:5.8
最大ドラグ力(kg):11.0
自重(g):280
巻き取り長(cm):95
PE糸巻き量(号-m):1.2-250,1.5-200,2-150
フロロ糸巻き量(号-m):3-110,4-90,5-65
ナイロン糸巻き量(号-m):2.5-160,3-120,4-90

5000番

現行のストラディックの最大の番手です。4000番よりもサイズを超える大型のスプールに加えて、101cmの巻取り力を備えています。一番多い量の糸を巻けるためパワーファイトの必要な大型の青物釣りにおすすめです。このパワーで自重は295gという軽量性も魅力です。

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ストラディックCI4+でワンランク上の軽さを体感!

上位機種にあたるストラディックCI4+は本体の軽量さと巻心地の軽さが大きな特徴です。HAGAMEギアも同様に搭載され、耐久性も兼ね備えています。ラインナップは12機種あり、同じ番手のストラディックと比較するとかなり軽量なため、ルアーゲームなどの何度も投げ直す釣りにはもってこいです。

 

「クイックレスポンスシリーズ」とも言われ、巻き出しの初動が無印ストラディックに比べ圧倒的に軽いです。値段は無印ストラディックに比べ少し上がりますが、性能を見るとコスパは非常に高いと言えます。

ギア比:6.0
最大ドラグ力(kg):9.0
自重(g):195
巻き取り長(cm):88
PE糸巻き量(号-m):1-220,1.2-150,1.5-135
フロロ糸巻き量(lb-m):8-110,10-90,12-80
ナイロン糸巻き量(lb-m):8-130,10-110,12-85

ストラディックSWはハードなソルトウォーター専用モデル!

ストラディックに比べ タフでヘビーなルアーゲーム入門機としておすすめします。4000番~10000番までの大型までのラインナップとタフなシチュエーションでもガンガン使える防水技術が魅力です。

 

ライトショアジギングよりもワンランクヘビーに、ショアジギングやオフショアジギング、キャスティングにつかえるモデルがそろっています。マグロやヒラマサキャスティングを始めたいいう方の入門に8000番~10000番は耐久背も含め最適です。

ギア比:4.9
最大ドラグ力(kg):13.0
自重(g):650
巻き取り長(cm):94
PE糸巻き量(号-m):3-410,4-300,5-250
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2020年6月13日
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ストラディックを自分好みにカスタマイズ

ストラディックを自分好みにカスタマイズ

 

リールは使い心地向上などを目的に自分好みにカスタムできるのも楽しみの一つですね。ハンドルやスプールをカスタムすることで巻心地の向上や飛距離の向上を実現できます。

 

ストラディックはSWシリーズを除いて、すべての番手を通して「Aタイプ」のハンドルノブに交換できます。スプールは番手によってタイプが異なります。シマノの互換性表を見て確認しましょう。

 

ストラディックCI4+の後継機の上位機種ヴァンフォードは番手が同じであれば19ストラディックと互換性はすべて一致します。

ストラディックと他機種の比較

ストラディックと他機種を比較!

 

ストラディックを基準に他機種との比較もしていきます。購入の際の参考になると幸いです。

下位機種との比較:アルテグラ

価格は下位機種のためアルテグラのほうが安価です。21アルテグラに関しては巻心地は若干ストラディックのほうが滑らかに感じるもののそこまで大きな違いはないと感じます。大きな違いとしてはストラディックの HAGAME素材採用と他機種との互換性の高さです。

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HAGAME素材の採用により長期間の巻き心地の維持と耐久性がアルテグラに勝ります。互換性の高さは釣りによって糸の太さを変えたい場合に役に立ちます。価格差は5000円前後ですが長い目で見ると安い買い物かもしれないですね。

ギア比:6.0
最大ドラグ力(kg):9.0
自重(g):225
巻き取り長(cm):89
PE糸巻き量(号-m):1-400、1.5-270、2-200
フロロ糸巻き量(号-m):2.5-160、3-130、4-100
ナイロン糸巻き量(号-m):2.5-180、3-150、4-100

上位機種との比較:ヴァンフォード

ヴァンフォードはストラディックCI4+の後継機の位置づけです。前述した通りストラディックとの互換性は高い機種です。ストラディックと大きく違うのは 巻始めの軽さと自重の軽さです。

 

操作に対するレスポンスが早いため、STOP&GOの釣りにはヴァンフォード、巻き続ける釣りにはストラディックがよいと感じます。価格はヴァンフォードが多少高価になりますが、軽さを求めるのであれば選択肢の一つになり得ると思います。

ギア比:6.2
最大ドラグ力(kg):11
自重(g):215
巻き取り長(cm):101
PE糸巻き量(号-m):1-490,1.5-320,2-240
フロロ糸巻き量(lb-m):3-190,4-145,5-115
ナイロン糸巻き量(号-m):3.5-170,4-150,5-125
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ダイワ同価格帯との比較:カルディア

ストラディックとよく比較されるライバル機種として、ダイワのカルディアがあります。どちらも価格帯は新品で二万円程度です。どちらも現行の技術を詰め込んだ機種でコスパはかなり高いと思います。

 

巻きの釣りではストラディック、自重の軽さから小型ワームを使うようなライトゲームでは多少カルディアに分があるでしょう。操作性や使用感については大きな差はなく、デザインやメーカーの好みで選んでも後悔はしないと思います。

ギア比:6.2
最大ドラグ力(kg):12.0
自重(g):230
巻き取り長(cm):99
PE糸巻き量(号-m):1.2-310,1.5-200,2.0-170
ナイロン糸巻き量(lb-m):10-190 ,12-150,14-130
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2021年1月24日

ストラディックでワンランク上の釣りを体感

ストラディックで快適な釣りを!

 

長く使えて、性能も高く、お値段もお手頃と三拍子そろったストラディック。エントリーモデルとしてももちろん、メインロッド用としても充分使えるストラディックの登場によって、ハイエンドモデルとミドルクラスモデルの境目が大きく塗り替えられたと言えるのではないでしょうか。

 

リール購入を考えている人は、ぜひストラディックのクオリティを体感してみてください。

ストラディックの特徴をご紹介