らんちゅう水槽の選び方とサイズ別ラインナップ!上手に育てるコツは?

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らんちゅうは水槽選びが重要!

らんちゅう水槽の選び方

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今回は「らんちゅうを水槽で飼う」ということをメインテーマにしたお話です。本来らんちゅうであれば「舟」で飼うのがベストですが、舟飼育だと広いスペースが必要なため、万人ができることではありません。これかららんちゅうを飼ってみたいというかたは、とりあえずこの記事を読んでから始めても遅くはありませんよ。

らんちゅうに適した水槽の選び方

らんちゅうの水槽飼育

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「らんちゅうは普通の水槽じゃダメなの?」という方もいると思います。舟じゃなくて普通の規格水槽でも飼えるんですが、らんちゅう特有の事情で適した水槽環境というのがあるそのへんのので、その事も踏まえて見ていきましょう。

大きさ

面積

面積は広ければ広いほど良いです。なぜ本格的に飼育されるらんちゅうが舟飼育なのか、ということを考えれば理由が見えてきませんか?理由はのちほど触れるとして、面積が広い方が匹数も飼えますし、らんちゅうも大きくなり易いメリットがあります。

 

遊泳スペースが広いということは、らんちゅうにストレスもかかりにくく、らんちゅう自体に傷がつきにくいため、美しい魚体を保ち易くなります。水槽では、横幅と奥行きのサイズで面積が決まってきます。デメリットを言うなら、場所を取るということです。

水量

水量も多ければ多いほど良いです。水量が多ければ匹数も飼えますし、飼育水も汚れにくくなるメリットがあります。飼育水が汚れにくいということは、飼育者が水換えなどの管理を頻繁にしなくても済むメリットがあり、らんちゅうにも水質悪化による体調不良や病気になりにくくなるメリットがあるわけです。

 

水槽では、横幅と奥行きと縦幅で水量が決まってきます。デメリットをいうなら、重くなるということです。水槽設置場所の強度によっては心配な点になります。

深さ

らんちゅうの場合、この深さだけは浅い方が好ましいです。舟は水深が浅い作りですが、そのかわり面積で遊泳スペースや水量を稼いでいるわけです。らんちゅうの特性上、水深が浅い方が転覆病のトラブルが起きにくかったり、頭のコブの発達がし易かったりといったメリットがあります。

 

水槽となると、この深さの点で適した水槽が「らんちゅう水槽」といわれる水槽になります。

サイズ別のらんちゅう水槽

らんちゅう水槽にもサイズがあります。理想はなるべく大きな水槽ですが、まずはご自身の水槽設置場所に見合ったサイズのらんちゅう水槽で飼育を考えてみましょう。匹数をどれくらい飼えるのか、それは水量にかかっています。ちなみに水量は、水槽の3辺をかけて1000で割れば、多めですがだいたいの水量を導き出せます。

らんちゅう水槽 450(450×295×230)

水量は約30ℓ。よく販売されている体長5㎝程度の小さならんちゅうを飼い始めるのであれば3匹までにしておくのが無難です。もっと匹数を詰めて飼うことも可能ですが、そのぶん飼育者の管理は忙しく、難しくなってきます。最初は余裕に感じても、らんちゅうも少なからず成長して大きくなることを考慮しましょう。

らんちゅう水槽 (60×45×30cm)

水量は約80ℓ。体長5㎝程度の小さならんちゅうなら8匹までにしておくのが無難です。もし、らんちゅうをできる限りこの環境で大きくしたいと言うなら、1匹だけでの飼育をすれば良いです。魚が大きくなる要因は複数ありますが、飼育スペースが狭いと魚の素質を引き出すことができないため、実際なったであろうサイズまでは大きくならず、成長がセーブされます。

らんちゅう水槽 600(599×295×230)

水量は約40ℓ。よく販売されている体長5㎝程度のらんちゅうなら4匹までにしておくのが無難です。横幅が先程の水槽と同じ60㎝でも、奥行きと高さが違うだけで倍の水量の違いがあることがわかりますね。皆さんもご自身の水槽の水量を把握しておくようにしましょう。

らんちゅう水槽 900(896×450×300)

水量は約120ℓ。体長5㎝程度のらんちゅうなら12匹までにしておくのが無難です。なるべくその個体の素質を引き出して大きくしたいなら、1匹飼いでもOKです。ただし元々大きくなる素質の無いらんちゅうだったり、継続して上手く飼育ができなかった場合は、単独飼育をしたとしても望むような結果が得られないこともあります。

らんちゅう水槽 1200(1200×450×300)

水量は約160ℓ。体長5㎝程度のらんちゅうなら16匹までにしておくのが無難です。ここまで見たかたは「じゃあ10㎝程度のらんちゅうなら8匹OK?」と思うでしょうが、そこは少し割引いて5~6匹位にしておくのが無難です。らんちゅうの体長が2倍になると、全体的には体が2倍以上に大きくなるので、そのぶん少し割り引いて考えると余裕を持てます。

品評会や繁殖を目指すなら、トロ舟やFRP水槽もあり

「らんちゅを本格的にやってみたい」「形から入りたい」など、やる気溢れるかたは舟での飼育がおすすめです。なかには「水槽飼育でもらんちゅうのコブを出せる」と言って、やっているかたもいますが、まず水槽飼育ではらんちゅのコブを出すのは難しいですし、出ていたコブも消えていくパターンがほとんどだと思います。

 

もしかしたら、よほどコブが出る素質があるらんちゅうであれば水槽飼育でも大丈夫なのかもしれませんが、難易度は高いと思います。もし水槽でコブを出やすくするなら、水槽に水を張っても15㎝までにしておくなどして水深を浅くしたうえで、コブの出る素質のあるらんちゅうを飼うようにするといいかもしれません。

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らんちゅうを水槽で上手に育てる5つのコツ

らんちゅうを水槽で育てるちょっとしたコツをご紹介します。

1.水量に余裕を持たせる

まずはこれが1番大事です。全ては水量がカギを握ると言っても過言ではありません。なるべく水量が入る容器でらんちゅうを飼育しましょう。

2.汲み置いた水で水換えをしよう

「明日水換えの日だ」というのであれば、前日に水を汲み置いておきましょう。溜め水タンクがあれば1番安全な水を得ることができ、一度にいくら水を換えても大丈夫です。溜め水タンクにはエアレーションをかけ、ヒーターで適温にできれば最高です。

3.餌は一度に与え過ぎない方がいい

餌のやり方の理想は、1日に何回にも分けて少しずつ与える方法です。しかしこれは外で働いている人には現実的ではないので、フードタイマーを使う方法もあります。健康に長生きしてくれればいいという飼い方であれば、餌は腹八分目を心掛け、少な目を意識するようにしましょう。

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4.給餌は水換え後が安全

溜め水を使える人は、餌を与えた後に水換えをして大丈夫です。溜め水が無い人は餌を与える前に水換えをするか、もし餌を与えた後に水換えをしたいのであれば、らんちゅうが餌を食べ終えてから数時間経ってから水換えをするようにしましょう。

 

一番最悪なのはお腹いっぱい食べさせた直後、溜め水じゃない水で大量水換えすることです。これをやると転覆病になったりして体調を崩すリスクがかなり高くなります。

5.基本は0.5%塩水浴

らんちゅうの体調が良くないように感じたら0.5%塩水浴の実行を考えてください。原因が水質のみであれば水換え等での対処でいいのですが、病気の特定ができない場合は、とりあえずでも0.5%塩水浴です。飼育水10ℓあたり塩50gで0.5%濃度の塩水になります。粗塩がおすすめですが食塩でも構いません。

金魚の王様らんちゅうも水槽で飼える!

らんちゅうを水槽で飼おう

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らんちゅうは上見で鑑賞するのが基本ですが、水槽なら横見でも鑑賞できるので、その点も良いポイントです。らんちゅうは「金魚の王様」と言われる金魚です。そんな王様を自分の家の水槽で飼えるんですから、これは飼ってみたくなりますよね。何も野外や広い室内で舟飼育をしなくてもいいのです。是非みなさんも水槽で、らんちゅうワールドに足を踏み入れてみてください。

 

らんちゅう水槽の選び方