どじょうの飼育法!つぶらな瞳とヒゲが可愛い癒し系!




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どじょうってどんな魚?

どじょうの飼育方法

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日本古来の在来種・どじょうは、非常に我々になじみ深い魚です。つぶらな瞳とヒゲが可愛らしく、飼育していると心が癒やされるのがわかると思います。そんなどじょうには種類がたくさんあり、熱帯魚にもどじょうの仲間がいます。ここでは、どじょうの特徴や飼育方法などを紹介していきます。

どじょうの形態的特徴

どじょうはうなぎのように細長い身体で、長いヒゲを持つコイ目ドジョウ科の淡水魚です。体長は10~30cmほどと様々で、口にはヒゲが生えているのが特徴となっています。

どじょうの分布・生息環境

どじょうは日本全国に様々な種類が分布しています。日本の場合、どじょうの仲間は平野部の湿地や水田、用水路などに生息しています。また、世界各国にもどじょうの仲間はおり、特にアジア全域に多く分布しています。

どじょうの生態

よく知られているように、どじょうは底生で、泥のある沼地などを好みます。そのため漢字で「泥鰌」と書かれます。泥に潜ることもあり、エラ呼吸だけでなく、皮膚や腸でも呼吸できるという変わった生態をしている魚です。どじょうはイトミミズや珪藻、植物の種子などを食べる雑食性です。産卵期は梅雨の時期で、水田や用水路などで産卵します。

どじょうの寿命

どじょうはコイ目の魚に共通する寿命の長さを特徴としており、平均で8~10年も生きると言われています。飼育環境を整えてやれば、これ以上に長生きすることも可能ですが、混泳させる魚との相性次第ではストレスを感じて寿命を縮めてしまうこともあります。

初心者におすすめのどじょう5種類

どじょうは観賞魚の中でもトップクラスの丈夫さと、環境の変化に強く生命力の強い魚です。初心者でも、上手に飼えば長生きさせることは可能です。特に飼育しやすい初心者におすすめのどじょう5種を紹介します。

マドジョウ

どじょうといえば、まっさきに思い浮かべるのがマドジョウです。日本古来の在来種で食用としても親しまれており、観賞魚ショップでは肉食魚の餌としても売られています。入手は非常に容易です。

ヒドジョウ

マドジョウのカラーバリエーションと考えて問題ありません。淡い黄色の体色からアルビノと思われがちですが、こういう色の種類なのです。なお、生態や特徴はマドジョウと同じです。

シマドジョウ

マドジョウより小型のどじょうで、最大13cmほどになります。泥のある沼地に生息するマドジョウと異なり、水のきれいな河川の上・中流域の砂地に生息しています。

クーリーローチ

東南アジア(タイやインドネシア)原産の熱帯魚で、コイ目ドジョウ科に属するローチの一種になります。体長は最大でも10cmほどと小型で、アクアリストからは水槽の掃除屋として珍重されています。

クラウンローチ

こちらも東南アジア原産の熱帯魚で、派手な黄色と黒の縞模様が特徴です。野生では30cmを超える個体も見られますが、飼育下では10cmほど。気性が荒く、生き餌を好むので注意が必要です。

どじょうの飼育方法

どじょうの飼育方法について説明していきますが、ここでは日本の在来種であるどじょうにターゲットを絞っていきます。熱帯魚であるローチ類に関しては、当サイトの別記事を参照してください。

どじょう飼育に必要な道具

どじょうの飼育に関しては、特に難しいものでもないため、入手しやすい水槽セットなどを用意すれば問題ありません。むしろ、どじょうのみで飼育するということがあまりなく、混泳となることが多いため、メインの魚に合わせた水槽サイズを選ぶとよいでしょう。おすすめは水量も多めで扱いやすい60cm水槽です。

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注意したいのは特にマドジョウは呼吸のために勢いよく水面まで浮上することがあり、勢い余って水槽から飛び出してしまうこともあります。ガラスの蓋などが設置できる水槽を選ぶようにしてください。また、野生下ではどじょうは泥に潜って冬眠します。そのため、飼育下では冬眠をさせないためにヒーターを利用するとよいでしょう。

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水温と水質

どじょうは日本の野生下に生息する魚ですから、水温に関しては特に気を使う必要はありません。ただ、水温が一桁になると冬眠してしまい、非常にエネルギーを使って長生きできない可能性もあるため、そういった環境で飼育する場合はヒーターなどを使って冬眠させない必要があります。また、水質に関しても特に気を使う必要はありません。一般的な弱酸性~中性の軟水であれば問題なく飼育できます。ただし、水道水はカルキ抜きをしっかりしておく必要があります。

水槽サイズとフィルター

日本産のどじょうは種類によっては20cm近くまで成長するものもいます。前述の通り、複数飼育や混泳も考え、45~60cm水槽が望ましいでしょう。フィルターに関しては、水質にうるさくないどじょうとは言え、餌をよく食べ、排泄物の量も多いため水を汚すので使用してあげましょう。どじょう単独飼育をする場合は投げ込み式フィルターでもかまいませんが、底面を広く取るために外掛け式フィルターや上部フィルター、外部フィルターもおすすめです。

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底床材(底砂)

どじょうは泥や砂に潜る性質があります。そのため、観賞魚飼育で一般的な粒の大きい大磯砂よりは、田砂や川砂、ボトムサンドなどが適しています。泥という意味ではソイルを検討する方もいるかもしれませんが、どじょうが潜って掘り返してしまうため、あまりおすすめできません。

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どじょうの餌

どじょうは基本的に雑食性で、人工餌から冷凍赤虫、イトミミズなど何でもよく食べます。混泳水槽であれば、他の魚が食べ残した餌などをキレイに食べてくれるので、水槽の掃除屋としても活躍してくれます。ただし、浮上性の餌は食べにいかないこともあるため、必ず沈殿性の餌を与えるようにしてください。餌やりの回数は1日1~2回程度、5分ほどで食べ切れる量にしましょう。

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日々のメンテナンス・掃除方法

水槽のメンテナンスや掃除に関しては、他の観賞魚と同じで問題ありません。基本的には定期的な水換えと、水槽およびフィルター掃除、交換などになります。水換えに関しては、2週間に1回程度、水槽の水を1/3ほど交換するようにしてください。また、どじょうは底生の魚ですから、底砂の掃除も定期的に行うことで病気のリスクを減らすことができます。

どじょうの水槽レイアウト

どじょうの飼育には隠れ家があったほうがいい

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どじょう水槽のレイアウトについては、もっとも重要なのが隠れ場所を作ってやることです。流木や石、土管状のアイテムなどを利用して、どじょうが隠れやすいスペースを作りましょう。もともと泥に潜る性質があるどじょうですから、すぐに身を隠せる場所は必須で、どじょうのストレス軽減になります。

どじょうと水草レイアウトの相性は?

どじょうは泥に潜って砂を掘り返す性質があるため、底砂に植えるタイプの水草は基本的に相性が良くないと思っておきましょう。どうしても水草をレイアウトしたいなら、岩や流木に活着できるウィローモスやアヌビアスナナのほか、ホテイアオイといった浮き草などがおすすめです。

どじょうの混泳相性

どじょうの複数飼育

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どじょうの単独飼育を考えている方は珍しいと言えます。一般的には他の魚との混泳で、どじょうを飼育するというケースがほとんど。それでは、どじょうの混泳はどうなのでしょうか。

同種・近縁種との混泳

どじょう自体は雑食性ですが、気性は穏やかな部類に入ります。同種の複数飼育や近縁種との混泳はまったく問題ありません。縄張りを主張するわけでもないので、同じどじょう同士の混泳について悩む必要はありません。

他種との混泳

言うまでもありませんが、どじょうが口に入るサイズの大型魚(特にコイ)との混泳は厳禁です。また、肉食性の強い魚との混泳も難しいでしょう。もっとも混泳に適しているのが金魚やメダカです。どちらも日本の水質に適しており、屋内外問わずに飼育できるほど丈夫な魚という共通点があります。それでいて、水槽内ではメダカが上層、金魚が中層、そしてどじょうは底生の魚なので生活圏がかぶらないので、それぞれが干渉し合うことがないというメリットがあります。

 

このほか、日本産淡水魚(オイカワ、カワムツなど)、エビ類のうちヤマトヌマエビやミナミヌマエビ(スジエビ、テナガエビは肉食性が強いため厳禁)、タニシや石巻貝、カワニナといった貝類は混泳に適しています。

どじょうの繁殖

どじょうは飼育しやすく丈夫で、しかも養殖されているほどなので繁殖も容易だろうと思われがちですが、実は水槽飼育下では非常に難しいと言われています。その理由は、どじょうが泥の中で産卵するためです。水田などで繁殖をする環境を考えると、泥の深さが最低でも15cmほど必要となり、しかも比較的広い場所が必要となります。

 

これを屋内の水槽で再現するのはかなり困難です。最低でも60cm水槽に深さ15cmほどの泥濘を敷き、落ち葉などを敷き詰めて隠れ場所を用意してあやる必要があります。ただ、こうした条件を屋外のプラ船などで再現することは難しくないため、どじょうの繁殖に挑戦したいなら、こうした方法を採用してみてはいかがでしょうか。

どじょう飼育で気をつけたい病気

どじょうは非常に丈夫な魚で、あまり病気にもかかりません。ただ、野生下と異なり、水槽飼育では水質の悪化で病気になることもあります。もっとも多いのが尾ぐされ病で、これはヒレが溶けていってしまう病気です。また、白点病や水カビ病といった観賞魚ではポピュラーな病気にもかかることがあります。どれも、水質悪化が原因のことが多いため、定期的な掃除や水換えを怠らないようにしましょう。

もう地味だとは言わせない! 飼いやすくて愛嬌のあるどじょうを育てよう!

どじょうの飼育にチャレンジ!

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日本古来の在来種・どじょうは体色や底生というライフスタイルから地味な魚というイメージがあります。しかし、飼育してみるとわかりますが非常に愛嬌があり、動きがユーモラスで可愛らしい魚です。しかも、丈夫で飼いやすいため初心者にうってつけ。まずは気軽にどじょうの飼育を始めてみましょう!

どじょうの飼育方法