ハゼ釣りを始めよう!基本の流れや釣果アップのコツを網羅!

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ハゼってどんな魚?

ハゼ釣りはマハゼを狙う

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ハゼ釣りのターゲットとなるのはマハゼと呼ばれる種類で、ハゼの天ぷらなどでもお馴染みの魚です。全長は最大で25cm程度に成長し、日本の沿岸部に広く分布します。

 

マハゼは一年魚と呼ばれ、基本的には1年で寿命を迎えますが、まれに2年生きる個体もいます。産卵期は冬から春にかけてで、南方ほど早い傾向にあります。

 

ハゼの仲間はとても多く、ウロハゼによく似ていますが、マハゼは上顎が下顎よりも前に出るのに対し、ウロハゼは下顎の方が前に出ることなどで分類できます。

ハゼ釣りの時期

ハゼ釣りはやっぱり夏

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ハゼ釣りの時期は長く、5月ごろから11月頃まで楽しむことができます。ハゼは冬の産卵期になると深場へと移動しますので、その時期だけはやや釣りづらくなりますが、船やボートに乗れば狙うことも一応は可能です。

 

シーズン初期は小型ですが、数釣りを楽しむことができ、季節が進むにつれ数は少なくなるものの大型化してきます。落ちハゼと呼ばれるシーズン終盤の個体は25cm程度に達することもあります。

ハゼ釣りの時期を考える

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2023年10月20日

ハゼ釣りの時間帯

ハゼ釣りの時間帯は昼

出典:ぱくたそ

ハゼは夜でもまれに釣れることはありますが、基本的にはあまり餌を食べません。そのためハゼ釣りは昼にすることをおすすめします。昼のほうが見通しもよく、不要なトラブルも減らすことができます。

 

また、事前に潮汐表をチェックして、潮止まりの前後の時間帯を狙うと良いでしょう。さらに可能であれば、朝まずめや夕まずめといったタイミングも探ることで、より釣果を伸ばすことができるかもしれません。

ハゼ釣りの場所(ポイント)

ハゼ釣りのポイント

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ハゼ釣りの場所は河川の河口域や漁港の内側などになります。夏から秋にかけては、水深1~2m程度の比較的浅場で活発に餌を捕食しますので、深場はあまり好ましくありません。シーズン終盤の落ちハゼ狙いであれば、やや深場を探ると良いでしょう。

 

ハゼ釣りのターゲットのマハゼは岩礁帯をあまり好まず、砂泥底に主に生息していますので、磯場などはハゼ釣りのポイントとしては向いていないと言えます。

ハゼ釣りの釣り方とタックル

ハゼ釣りは非常にライトなタックルで楽しむことができます。釣り方としては、ハゼ天秤やちょい投げなどのエサ釣りのほか、最近生まれたハゼクランクと呼ばれるルアー釣りがあります。

エサ釣り

1.8m~3.0m程度の比較的短い投げ竿や万能竿に、2000~3000番程度のスピニングリールが使いやすいでしょう。仕掛けの重さは重くても15号程度なので、それほどヘビーなタックルでなくても構いません。

 

仕掛けも完成品が販売されているので、初心者の方は特にそれを利用すると良いでしょう。

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ダイワ レブロス 2000

ハヤブサ(HAYABUSA) ライトショット 投げハゼセット

ハヤブサ ハゼだぜ カラフル天秤セット HA110

ハゼクランク

ハゼ釣りは楽しい

出典:釣具のポイント

ハゼクラ専用のタックルは現状ほとんどないため、アジングやメバリング、エリアトラウトなどのタックルを代用すると良いでしょう。使用するクランクベイトはメーカーから専用品が発売されています。

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ただ、エリアトラウトのクランクベイトを使っても構いません。ハゼはボトムを取ることが重要なので、ディープ系のクランクを選ぶと良いでしょう。

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ハゼ釣りのエサ

ハゼ釣りはマハゼを狙う

出典:写真AC

ハゼ釣りでメインとなるエサはゴカイやイソメです。ゴカイに比べてイソメの方が身切れがしづらいので、初心者の方はイソメ方使ってみることをおすすめします。また、ハゼの食いに合わせて、食いが悪い時は針からの垂らしを長く、食いが良い時は垂らしを短くすると良いです。

 

エサがどうしても苦手という方は、ゴカイやイソに似せたソフトワームも発売されていますので、そちらを使ってみると良いでしょう。

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ハゼ釣りで釣果をあげるコツ

ハゼ釣りで釣果をあげる上でのコツをご紹介します。コツをつかめば誰でも数釣りができるのがハゼ釣りの面白さです。ぜひ、頭の片隅に置いておきましょう。

効率よく広範囲を探る

ハゼは積極的に泳ぎ回るタイプの魚ではないので、同じ場所である程度釣れたら、徐々に釣る場所を移動した方が釣果が伸びることが多々あります。

 

また、同じ場所での場合でも、キャストする方向や距離を少しずつずらしながら、広範囲を探るようにするのがコツです。

針のサイズを魚のサイズに合わせる

ハゼは時期や地域によって釣れるサイズも異なります。その場所のハゼのサイズにあった針を選択することでヒット率を伸ばし、釣果をあげることができます。アタリはあってもなかなかフッキングしない場合は、針のサイズを変更してみてください。

大潮の日・満潮の前後を狙ってみる

ハゼを含む海の魚の多くは、潮汐によって食いが大きく変わってきます。狙い目は潮が大きく動く大潮の日です。また、1日の中でも満潮時の潮止まりの前後1時間程度は特に食いがよくなる傾向があります。

 

天候や水温などによって、必ずしもこのような時が釣れるというわけではありませんが、狙ってみる価値が大いにあります。

ハゼのおすすめ料理

ハゼ釣りのあとはハゼの天ぷらを食べよう

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ハゼといえば、やはり天ぷらがおすすめです。また、意外と知られていませんが、サイズがあまり大きくなければ唐揚げや南蛮漬けなどもおすすめです。ハゼはやや滑りが強いので、鱗と一緒にしっかりと下処理するのがハゼを美味しく料理するコツです。大型のハゼを釣ることができたら、刺身やあらいにしてみるのもよいでしょう。ぜひ、たくさん釣っていろいろな料理に挑戦してみてくださいね。

友人・家族とハゼ釣りを楽しもう!

ハゼ釣りをエンジョイ!

撮影:FISH PARADISE!編集部

ハゼ釣りは数釣りも型狙いも楽しむことができ、釣り場も比較的釣りやすく安全なところが多いので、初心者でもトライしやすい釣りの一つです。釣り経験者も自分が持っているタックルを応用することができて釣りシーズンも長いので、メインの釣りがいい時期ではない時の息抜きとして楽しんでみるのも良いかもしれません。また、美味しく食べられるのもハゼ釣りの魅力ですから、ぜひ友人や家族でハゼ釣りをして、美味しく食べてみてください。自分の手で釣った魚は格別ですよ!

 

ハゼ釣りはいろいろな楽しみ方がある