チビタレルは本物のギルそっくり!基本の使い方やチューニング法は?

アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部

チビタレルとは

チビタレルを使いこなしてデカバスゲット!

撮影:FISH PARADISE!編集部

チビタレルとは釣り具メーカーのジャッカルが販売しているギル型ルアーで、ガンタレルのコンパクトタイプとして生み出されました。ボディ部分がジョイントになっていて、艶めかしい動きと様々なアピールカラーでバスを誘惑します。

チビタレルのスペック

チビタレルのスペックは以下の通りです。

チビタレルのスペック表

作成:FISH PARADISE!編集部

チビタレルの特徴

チビタレルの特徴とは

撮影:FISH PARADISE!編集部

ラインアイでレンジが変わる

チビタレルにはラインアイが上下にひとつずつセットされています。これによってアングラーがチビタレルのレンジを調整できる点も魅力といえます。

 

上のラインアイに通すとレンジが入り水中でのレンジコントロールが可能となり、下のラインアイに通すとトップウォーターのように水面直下での使用が可能となります。ラインアイの位置によって一つで二度おいしい点もチビタレルの特徴といえます。

 

ジョイントボディでリアルな泳ぎ

チビタレルは2ジョイントボディのため、シンプルながら本物のギルのような泳ぎを演出してくれます。ただ巻きでもそのナチュラルなアクションは魅力的ですが、特に トゥイッチやストップ&ゴーなどのテクニックでは止めた際にも動きの余韻があるため、よりリアルベイトのような動きを出すことも可能となっています。

 

ナチュラルなアクションも2ジョイントボディによってなせる魅力的な動きでバスの捕食本能を刺激するといって間違いないでしょう。

 

扱いやすいウエイトも魅力

チビタレルの魅力は扱いやすいウエイトといっても過言ではありません。43.5gという重量は ヘビータックルをわざわざ用意しなくてもMHクラスのロッドでも十分にキャスト可能です。

 

特に初心者の方はまだロッドを何本も持っていない方も多いため、MHクラスのロッドがあれば許容範囲内となるチビタレルは非常に扱いやすいのも嬉しいポイントといえるでしょう。

チビタレル・ガンタレル・ギガンタレルを比較!

チビタレルの他に標準サイズのガンタレルやマグナムベイトサイズとなるギガンタレルなどもラインナップされています。サイズはもちろん、カラー展開な細かな点でも多少違いがある点なども注目すべきポイントです。

チビタレルをガンタレルやギガンタレルと比較

作成:FISH PARADISE!編集部

サイズ展開はチビタレルが最も小さく、次いでガンタレル、ギガンタレルの順でサイズも大きくなっていきますが、基本的にはほとんど同じで動きも一緒のアクションが可能です。

 

ただ、チビタレルはガンタレルよりもジョイントの幅が均一に近くなっているため、サイズダウンしながらも安定した動きが出せるようになっているようです。また、カラー展開もガンタレルが最も多くチビタレルはやや少ないカラーラインナップとなっています。

 

その他ではフロントフックの位置がガンタレルよりもチビタレルの方がややヘッド寄りに設置されています。これはサイズダウンした結果リアフックと干渉しないためであったり、セッティングバランス面から考慮された設計となっているようです。

チビタレルの使い方

チビタレルの使い方

撮影:FISH PARADISE!編集部

チビタレルの使い方ですが、基本的にはガンタレルと同様と考えて構いません。スローのただ巻きをベースに、巻きながらのトゥイッチで独特の180度の反転をしてくれます。このターンで一気にバスにスイッチが入ることが多いです。

ただ巻きでも抜群の泳ぎ

チビタレルの使い方としてもっとも基本となるただ巻きはさまざまな状況下でも有効なテクニックといえます。

 

また、ただ巻きといっても リトリーブスピードを変えたりリトリーブの強弱をつけるのも効果的で、より動きにもナチュラルな揺らぎなどが加わりリアルベイトの動きと錯覚するほどのアクションが可能です。

ストップ&ゴーも効果的

よりチビタレルのジョイントボディを効果的に引き出せるテクニックが ストップ&ゴーです。リトリーブを止めることで余韻となる揺らぎがより一層大きくみられ、本物の魚のような動きを演出してくれる点はまさに唯一無二ともいえるでしょう。

あわせて読む:  エメラルダスでアオリ攻略!エギングには欠かせない必須アイテム!

 

ジョイントボディとストップ&ゴーによる緩急の動きはバスにとっても非常に効果的なアクションといって間違いありません。

トゥイッチで180度反転が魅力

チビタレルの使い方として有名なのがこの180度ターンです。 ただ巻きからの巻きながらのトゥイッチによってその場で素早く180度反転する独特のアクションはチビタレルの大きな武器です。

 

まるで餌を捕食するようなギルの動きをイミテートできる唯一無二のアクションはバスの捕食スイッチを強く刺激すること間違いなしです。

チビタレルに適したタックルセッティング

チビタレルに適したタックル選び

出典:写真AC

チビタレルを使う上で適したタックルセッティングもあるため、この点も把握しておくことでよりチビタレルの魅力的なアクションを十二分に引き出すことができます。

ロッド

チビタレルの重量は43.5gとなるため、専用のヘビーロッドが必要がないところも扱いやすい点といえます。それでも、しっかり重みをバットに乗せてキャストする点を考慮すると長さは7フィート前後で、硬さは MH~Hクラスのパワーがある方が良いです。

全長(m):2.24
継数(本):2
仕舞(cm):190.2
自重(g):130
ルアーウエイト(g):10-56
適合ライン(lb):12-25
適合ライン(号):MAX5

リール

シリーズ中としては軽いとされているチビタレルですが、43.5gのルアーを扱うにはベイトタックルの方がキャスト精度や操作性の面でもマッチしています。また、ギア比も ハイギアを選ぶとあらゆるフィールドでもバーサタイルに使用が可能です。糸巻き量は16lb程度を100m巻ければ十分です。

ギア比:7.4
最大ドラグ力(kg):5
自重(g):220
巻き取り長(cm):86
ナイロン糸巻き量(lb-m):12-130、14-110、16-100、20-80

ライン

チビタレルを扱う上でマッチしたラインは、バスフィッシングでも定番となる フロロカーボンラインがおすすめです。太さは16lbがキャストや操作する上でも扱いやすいです。

 

長さは100m程度巻いておくとよいでしょう。耐摩耗性が高いため根ズレに強く、フッキング時やファイト時の適度な伸度もショックを吸収してくれるため、扱いやすくライントラブルも少なくなります。

チビタレルをチューニングして自分仕様に

チビタレルを自分好みにカスタマイズ

撮影:FISH PARADISE!編集部

チビタレルはウェイトやテールに一手間加えてチューニングすることで状況に合わせたセッティングが可能になり、釣果アップにもつながります。

板オモリやシンカーでレンジチューニングも可能

チビタレルは基本的にフローティング仕様となっていますが、板オモリやシンカーをチューニングすることでアングラーが任意のレンジを攻略しやすくなるなども魅力となっています。

 

方法もとても簡単で、下のラインアイにシンカーをセッティングするだけで中層やボトムも攻略しやすくなります。また、板オモリなどをボディ下部に貼り付けることで手軽にサスペンド仕様にも変更できるなどカスタマイズしがいのある点も見逃せません。

テールにブレードを装着しアピール力をアップ

チビタレルにはティンセルフックが標準装備されていますが、よりアピール力を高めたい場合にはテール部分にブレードを装着する方法も効果的です。

 

単体でも十分にアピール力の高いチビタレルですが、ブレードを装着することで広範囲に強烈なフラッシング効果を付与することができるため、より一層アピールを高め遠くのバスにも気付かせることが可能となります。

アシストフックなどでフッキング率をアップ

チビタレルは絶妙なサイズ感で大型のバスに効果の高いルアーですが、小型サイズのバスにも非常に効果的で、中には 捕食ではなく威嚇として口を使ってくるバスもいます。

 

その際、通常のフックセッティングではなかなかノリにくい場合もありますが、アシストフックを装着することで威嚇バイトを行うバスに対してもフッキング率を上げる効果が期待できるでしょう。アシストフックも好みでつける場所や本数を変えることで自分なりのチューニングが楽しめる点も魅力です。

チビタレルでバスを釣りまくろう!

チビタレルでデカバス攻略

撮影:FISH PARADISE!編集部

チビタレルは、そのコンパクトなボディをいかして、より多くの魚にアプローチできます。通常サイズのビッグベイトでは、反応が悪い魚もチビタレルなら攻略できるかもしれませんよ。ぜひ、タックルボックスに忍ばせておいてください。

チビタレルってどんなルアー?