サイレントアサシンはシマノの定番シーバスルアー!特徴やラインナップは?

アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部

サイレントアサシンの特徴

サイレントアサシンってどんなルアー?

撮影:FISH PARADISE!編集部

サイレントアサシンは、シマノのエクスセンスシリーズの中でも人気と実績抜群のシーバス用ミノーです。その特徴について見ていきましょう。

エクスセンスシリーズの定番ミノー

シーバスアングラーの中でもとりわけエキスパート達が好んで使うのがこのエクスセンスシリーズです。その中でも定番と言われているこのサイレントアサシンはパイロットルアーとして使うもよし、ここぞという喰わせの切り札としても非常に適しています。

 

サイズだけでなくフローティングタイプ・サスペンドタイプ・シンキングタイプなどラインナップも豊富でその日の状況に応じて使い分けも可能です。

AR-Cシステム搭載

サイレントアサシンの一番の強みはなんといってもその 飛距離です。シマノ独自の重心移動システム「AR-Cシステム」は他メーカーの重心移動システムを凌ぐ正確性と飛距離を出してくれます。キャスト時には遠心力によって内部にセットされている円筒状の金属の重りがリア側に移動します。

 

その後ルアーの飛行中にリア側に移動した重心が、内蔵されているスプリングによって徐々にフロント側に戻されていきます。この一連の流れがルアーの飛行中に絶妙な揚力を生み出して驚くほどの飛距離を叩き出してくれるというわけです。

狂鱗カラーが追加

サイレントアサシンには定番の狂鱗カラーも

撮影:FISH PARADISE!編集部

サイレントアサシンには2019年に「狂鱗カラー」というカラーが新たに追加されました。その他のシマノのルアーにも追加されたこの狂鱗カラーでは、イワシの鱗模様が忠実に再現されていてテスト時にも驚くほどの成果があがっています。

 

「ルアーには追尾してくるのに口を使わない…」というのはよくある光景です。その”あと一歩”のところで口を使わせる決め手となるのは「視覚」であり、狂鱗カラーはこの部分をカバーしたとても画期的なカラーリングなのです。

フラッシュブースト搭載モデルも!

サイレントアサシンにも遂にフラッシュブーストが搭載

撮影:FISH PARADISE!編集部

狂鱗カラーと同じく2019年に新登場した 「フラッシュブースト」はルアーに反射板を内蔵した大人気の機構です。ルアーを止めていてもわずかな振動や水流を受けて反射板が揺らめき、魚に強烈にアピールします。

 

2021年11月現在では、サイレントアサシン120F、サイレントアサシン129F/129S、サイレントアサシン140F/140Sのみの搭載となっていますが、今後他の番手にも追加されることが期待されます。

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サイレントアサシンのラインナップ

ではここからは実績抜群のサイレントアサシンのラインナップを実際に見ていきましょう。

サイレントアサシン80S AR-C

80mmというサイレントアサシンの中で最も小さい喰わせのサイズです。重さは10gですがAR-Cシステムの恩恵で気持ちよく飛んでくれます。

 

大きめのルアーに反応が無い時やベイトフィッシュが小さい時などはこのサイレントアサシン80Sはおすすめです。凪の日なども微妙な流れの変化を察知することが可能で一つは持っておきたいルアーです。

サイレントアサシン99F AR-C

99mmで14gのフローティングモデルです。浮力がある分ルアーのアクションによるアピールもやや強めとなります。サイズは上げたくないけどなるべく広範囲からターゲットを寄せてきたい時などはこのフローティングタイプが適任と言えます。ここぞという場所でリーリングを止めてゆっくり浮かせることによって喰わせの間を作ることもこのモデルであれば可能です。

サイレントアサシン99S AR-C

99mmボディのシンキングタイプで重量は17gとなっています。フローティングタイプのような軽快さはありませんが、とにかく飛距離が欲しい時やあまりブリブリと波動を出したくない時などはとても重宝します。

 

1秒間で35cmほどの速度で沈下していきますので時折あえて止めてゆっくり沈めながら縦の動きで誘うのも効果的です。

サイレントアサシン99SP AR-C

「飛距離も欲しいけどブリブリとしたアクションも出したい」そんな時はこの99mm、15gのサスペンドタイプがピッタリです。

 

カタログ上の飛距離はシンキングタイプと1mしか変わらない61mで良く飛びますし、サスペンドタイプなので海が荒れているような状況でも水を噛みやすく、弾かれてしまったりミスアクションしてしまうことも少なく悪天候時にも威力を発揮します。

サイレントアサシン120F AR-C

パイロットルアーとしてまず最初にキャストされることの多い120mmサイズ、飛距離は平均で65mと表記されていて広範囲に探っていくには非常に適したスペックとなっています。

 

フックも#4サイズを2つ背負っていてランカー狙いにもマッチしています。パール系とナチュラル系の2種類のカラーを持っておけばデイゲームやナイトゲームでもメインとして活躍してくれます。

サイレントアサシン129F AR-C

129Fは重量22gで飛距離は66mのスペックとなっています。フックは3フック仕様で#5サイズのフックが付いています。2フックシステムでバラシが多発するときなどは3フックを使用して絡めて獲るのが効果的な場合もあります。

 

また、シーバスだけでなくヒラメなどを狙う際にもこの129mmの3フックシステムはマッチングします。

サイレントアサシン129S AR-C

重量24gでなんと平均70mの飛距離を誇ります。サーフなどで遠投して探るときや大きめの河口で飛距離が必要な時にも有効なルアーです。

 

パイロットルアーとしての使い方にも適しているため持っておくととても便利です。また、シンキングの利点を活かしてカウントダウンで任意の層まで沈めて探ることもできます。

サイレントアサシン140F AR-C

河川やサーフなどのシーバスゲームにも使えますが、この140mmサイズは磯でのヒラスズキゲームや中型までの青物を狙う際にも有効です。大きめのボディにもかかわらず安定した飛行姿勢で狙いのポイントまで飛んでくれますし、#4フックを3本搭載しているためバラシの確率も下げることができます。

サイレントアサシン140S AR-C

140Fよりも飛距離が伸び、さらに水絡みも良くなります。風が強く波やうねりが高い時や潮の流れが速い時などは持っておくと重宝します。フローティングタイプには攻められない少し深めのレンジを攻略するためにも一つはタックルボックスに入れておきましょう。

サイレントアサシン160F AR-C

広大な場所でアピールしてターゲットにルアーを気付かせたい時は、このサイレントアサシン160Fの出番です。120mm前後の通常サイズで釣れない時でもこの大きなサイズにはヒットするということがあります。

 

163mmではありますが、重量は32gなのでほとんどのシーバスロッドで使用可能なのもうれしいところです。

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サイレントアサシンの使い方は?

サイレントアサシンの使い方

出典:写真AC

ミノープラグ全般に言えることですが、基本的にはゆっくり目のただ巻きでも釣れる時は釣れます。ただし、何らかの影響で喰いが渋っている時は途中でリーリングを止めてポーズを入れてやり、フローティングであれば「浮かせる」シンキングであれば「沈める」の動作を入れると効果的です。

 

さらにはピンポイントで軽めのジャークやトゥイッチを入れるのも有効です。大切なのは”メリハリ”と”ナチュラルさ”です。

サイレントアサシンはヒラメや青物も狙える!

サイレントアサシンはシーバス以外も狙える!

出典:写真AC

シーバスゲームにおいて非常に多くのアングラーが絶大な信頼を置いているサイレントアサシンですが、先にも少し述べているようにシーバスのみならず ヒラメや青物といったターゲットにもかなり使えるミノーとなっています。

 

ヒラメの場合は129mmの3フック仕様の派手目のカラーがおすすめです。青物に関しては140mmサイズや160Fなどの比較的大きめのフックを搭載しているものでナチュラルカラーのものが使いやすく反応も良くなります。

サイレントアサシンを使いこなそう!

サイレントアサシンでシーバスゲームを攻略!

撮影:FISH PARADISE!編集部

抜群の飛距離と共にしっかりと水を掴むアクションでファンの多いエクスセンスシリーズのミノープラグ「サイレントアサシン」ですが、2019年に追加された狂鱗カラーでその地位を不動のものにしました。

 

まさに釣るために研究開発されたシマノの最強ミノープラグ、その豊富なラインナップを上手に使いこなせるようになった時、一人のアングラーとしてまた新たな景色を手にすることができるでしょう。