渓流釣り入門!竿や仕掛け、餌、必要な装備など網羅!

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渓流釣りとは

渓流釣りを始めよう

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渓流釣りとは、山間部などの河川で釣るフィッシングスタイルを指します。渓流釣りの種類には、餌釣りのほか、ルアーやフライ、テンカラなど様々な釣り方があります。民家の近くを流れる川でゆったり釣ったり、上流域を冒険気分で釣ったりと、様々な楽しみ方ができるのも渓流釣りの魅力です。

 

今回は、渓流釣りの餌釣りに絞って詳しくご紹介していきます。渓流釣りのルアー釣りやフライ、テンカラについては別記事でご紹介します。

*近日公開

渓流釣りで狙える魚

渓流釣りでは実に様々な魚を狙うことが出来ます。代表的な種類としては、ヤマメやイワナ、ニジマスなどが挙げられます。

ヤマメ・アマゴ

ヤマメは渓流釣りの代表種

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ヤマメは主に東日本に生息する日本固有種で、大きなパーマークが特徴的です。西日本には体に朱点があるアマゴという亜種が生息しています。塩焼きなどで食べるととても美味です。

イワナ

イワナと渓流釣りで戯れる

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イワナはヤマメよりも水温の低い河川の上流域に生息しています。北海道では河口域でもよく釣れ、降海型のアメマスも合わせて狙うことができます。

ニジマス

渓流釣りでニジマスを狙おう

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ニジマスは、もともと日本にはいない外来種で一部の河川に放流されています。河川を区切ったタイプの渓流管理釣り場などではメインターゲットとして放流されており、強烈な引きでで人気があります。

 

渓流釣りの時期

渓流釣りの時期

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渓流釣りの時期は初春から初秋にかけてがメインとなります。ただ、これは自然河川の場合であって、管理釣り場であれば冬場も渓流釣りを楽しむことができる場所も多くあります。自然河川の場合、初春は魚もスレておらず、とても釣りやすいため多くの釣り人が渓流を訪れます。一方、初秋には大型のサイズを狙うことができます。

渓流釣りは禁漁期間や禁漁エリアに注意しよう

渓流釣りは禁漁期間などに注意

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河川によっては、釣りをしてはいけない禁漁期間が設けられています。多くは渓流魚が産卵を行う晩秋から春先にかけて設定されており、資源保護の役割がありますので、禁漁期間は釣りをしないようにしましょう。また、一部禁漁区間を設けている河川もありますので、渓流釣りに出かける際は、事前に行く予定の河川の情報をチェックしておきましょう。管轄する漁業組合のHPなどに詳細が掲載されています。

渓流釣りのポイント

渓流釣りのポイントは大きく分けて、自然河川と管理釣り場の2つがあります。また、自然河川もさらに細分化されます。

本流

本流の渓流釣り

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最も川幅が広く、流量も大きいのが本流です。流れも大きな淵や激しい瀬など変化に富み、大型のトラウトを狙うことができます。

支流

支流での渓流釣り

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本流から枝分かれしたように流れているのが支流です。本流に比べると流量は小さく、深さもない場所が多いので、初心者でも歩きやすいと思います。

源流

渓流釣りは源流にも入ることも

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渓流の最上流域のことを源流といい、切り立った谷や大きな岩場で形成されていたりと、上級者向きのポイントとなります。それなりの山岳装備で釣りに行く必要がありますが、思わぬ大物に出逢える可能性があります。

管理釣り場

管理釣り場で渓流釣り

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管理釣り場はその名の通り、人間によって管理され魚も放流されている釣り場になります。ファミリーや初心者でも気軽に釣りをすることができ、足場もよくバーベキュー場が併設されているところもあるのが特徴です。

渓流釣りの竿

渓流釣りの竿は振り出しのカーボンロッドが主流です。河川の規模に合わせて2.7~6.4m程度の長さから選びましょう。何段階かで長さ調節ができる渓流竿もあります。最近は軽量なカーボン素材で作られており、長い竿でも操作はとても楽にできます。最初の一本としては、3.6~4.5mの硬調の竿が扱いやすくおすすめです。

ダイワ 小継 渓流 X 硬調45

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渓流釣りの仕掛け

渓流釣りの仕掛けはミャク釣りとウキ釣りの2種類があります。

渓流のミャク釣り

ミャク釣りは道糸に赤や黄色の目印がついたシンプルな仕掛けです。渓流の上流域などは川の流れの変化が激しく、ポイント毎に水深も大きく異なります。ミャク釣りは、その時々で餌を流す場所や深さを調節しやすいのが特徴です。

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渓流のウキ釣り

ウキ釣りは、ウキと針までの長さが固定されるため常に一定の水深を流すことになります。川の流れの変化が激しい上流域では釣りにくいというデメリットはありますが、変化があまりない下流域の大場所や整備された管理釣り場ではウキ釣りが向いています。

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渓流釣りのエサ

渓流釣りの餌

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渓流釣りの餌は実に多彩です。よく使われるものとしてはミミズやいくら、ぶどう虫やクロカワ虫、キンパク、オニチョロなどが挙げられます。ミミズやイクラ、ぶどう虫などは釣具屋で購入できます。一方クロカワ虫やキンパク、オニチョロなどは基本的に渓流で自分で採集することになります。

 

その時々の状況によって反応のいい餌・悪い餌は変わってきますので、複数の餌を用意して釣り場に行くことをおすすめします。管理釣り場では受付で販売されている場合が多いので、事前に電話やホームページでチェックしておきましょう。

渓流釣りの服装・装備

渓流釣りの服装

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管理釣り場であれば、特に専用の装備などは必要ありませんが、本格的な渓流に繰り出すのであれば、それなりの装備も必要になってきます。今回は下流域から中流域で渓流釣りをする場合の装備についてご紹介します(源流釣行・山岳渓流などでの釣りの場合はロープやハーネス、ヘルメットなどさらに様々な装備が必要になってきます。)

ウェーダー

渓流釣りでは川を横切りながら釣り歩く場面も多々あります。その時に必須なのがウェーダーです。シーズン初期などはまだ雪が残っている釣り場もあるため保温性に優れたネオプレーンのウェーダーがおすすめですが、値段も高価になります。渓流釣りをこれから始める方はお手頃なナイロン素材のウェーダーでもよいでしょう。長さはチェストハイで、足裏は滑りにくいフェルト付きが最適です。

阪神素地 W-88-K チェストハイウエーダー 先丸 27

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フィッシングベスト

フィッシングベストは渓流釣りの仕掛けやスマホなどの小物類をしまっておくのにとても便利です。なにかと細々した道具が多くなりがちですので、ぜひ用意しておきましょう。

帽子

頭の怪我帽子と日中の日焼け対策として、帽子も必需品です。釣りには直接関係ないですが、しっかりと用意しておきましょう。

偏光グラス

川を歩く時、偏光グラスがあれば川底の地形も把握しやすくなります。また、狙いのポイントに魚がついているかどうか確かめる際も偏光グラスは重宝します。

手袋

渓流では、石や木に手をつきながら移動することもよくあるため、手袋はあったほうが良いでしょう。寒い時期には手を温めてくれます。

餌入れ

移動が多い渓流釣りでは、餌を手に持ちながらの移動はとても大変です。腰ベルトや首から下げるタイプの餌入れはとても便利です。

ダイワ(Daiwa) 餌箱 クールベイト 3

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ビク

釣った魚を持ち帰る方は、魚を入れるビクも用意しましょう。肩がけタイプや腰に装着するタイプなどがあります。

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あわせて読む:  うなぎ釣りって難しい?適した時期やタックル、釣り方のコツ!

渓流釣りの基本

それではいよいよ渓流釣りの基本の流れをご紹介していきます。

釣り場を選んで、遊漁券を購入する

渓流釣りははじめに釣り場を選ぶ

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北海道では遊漁料のかからない河川も多いですが、本州では基本的には釣りをする河川の遊漁券を購入する必要があります。河川毎・水系毎に遊漁料は異なるので、管轄の漁業組合や釣具店で確認しましょう。遊漁券には日券と年券があり、複数回釣りに行く予定の渓流であれば年券が断然お得です。購入は、組合事務所のほか、釣具店やコンビニでも購入できます。当日、現場監視員から購入することもできますが、割高になりますので事前に購入しておきましょう。

入渓点を選び、釣り上がる

渓流釣りスタート

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遊漁券を購入したら、いよいよ釣り場に向かいます。釣りをはじめるポイントを選び、駐車違反などには十分に気をつけて、車を止めましょう。場所によっては川に降りるのが困難な場所もあると思いますが、釣り人が入る場所には道がついていることが多いです。くれぐれも無理をして怪我をしないようにしましょう。

川の流れに合わせて、仕掛けを流す

渓流釣りは楽しい

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渓流に降りたら、仕掛けを準備して釣り開始です。川の流れに自然に乗せるように仕掛けを流しましょう。狙い目は反転流と呼ばれる、川の中心から外れた流れがやや乱れている場所です。いきなり狙いのポイントに仕掛けを投入するのではなく、やや上流から流してあげるのがコツです。そのほか、流れの落ち込みや急に深くなっている淵、流れの速い瀬の終わり際、大きな石の陰などが主なポイントです。

反応がなければ次のポイントへ

渓流釣りは次のポイントへ移動することも大事

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一通りめぼしいポイントへ餌を流してみて反応がなければ、次のポイントへ移動します。渓流釣りでは、上流へ釣り上がるのが基本です。釣り下がると魚に警戒心を与えてしまいます。

 

また、渓流釣りでは上流にいる他の釣り人を追い越すのはルール違反とされています。もしも、追い越す場合は、一声かけて確認をとるなどしましょう。

渓流釣りにチャレンジしてみよう!

渓流釣りにチャレンジ!

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渓流釣りは、なんとなく敷居が高いと感じる方も多いかもしれませんが、実はそれほど難しい釣りではありません。最初は管理釣り場などの整備された釣り場で釣り方を覚えて、慣れてきたら自然渓流に出かけてみても良いでしょう。渓流釣りは釣りを楽しむのはもちろんでですが、景色を楽しむのにもぴったりです。都会の喧騒を離れて渓流に癒されに行ってみてはいかがでしょうか。

 

 

渓流釣りとは?