ミズダコは最大でどれくらいに成長する?釣り方やレシピもチェック!




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分類 マダコ科マダコ属
和名 ミズダコ
学名  Enteroctopus dofleini
分布 五島列島以北の日本海、駿河湾以北の太平洋、サハリンや千島列島など
特徴 タコ類で最大に成長し、体長は3~5m、体重は50kgにもなる。

ミズダコの生態

ミズダコは基本的には夜行性ですが、水温が高い夏場には昼でも活動しており、食性は貝や甲殻類、魚類などを捕食する肉食性です。非常に食欲旺盛で、場合によってはサメのような大型の魚類をも襲って食べてしまうこともあります。ミズダコの繁殖活動は他のタコ類と同様に「交接」と呼ばれており、日本近海での交接期は冬から春です。ミズダコの交接は、オスの体内にある「精莢」と呼ばれる精子が詰まったカプセル状の器官を、「交接器」となっている右第3腕を用いてメスの体内に挿入することで行われます。卵がふ化すると幼生が生まれ、浮遊生活を経て体重が3~5g程度にまで成長すると底棲生活に移ります。

ミズダコの分布・生息域

ミズダコは低水温を好み、太平洋の北部に幅広く分布しています。具体的には、アメリカのカリフォルニア州の南部からアラスカ、アリューシャン列島、千島列島を経て、日本の九州までの日本海側と太平洋側で見られます。潮間帯から水深200mまでの岩礁帯や砂底地に生息しており、季節の水温によって水深を移動します。

ミズダコの寿命

ミズダコはタコ類の中では最も長寿ですが、その寿命は4~5年程度です。ミズダコは他のタコ類と同様に、1回繁殖活動に参加すると死んでしまいます。オスはメスと交接した後に間もなく死亡し、メスは産卵した後に卵がふ化するまで保護し、卵がふ化すると死んでしまいます。そのため、オスよりもメスの方が若干長生きです。

ミズダコの最大でどれくらいの大きさになるの?

ミズダコの最大体長は?

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ミズダコはタコ類の中では最も大きくなる種類で、平均でも全長3m前後、重さ40kg程度に達します。ミズダコは成長の仕方に個体差が大きく、重さ1.6kgの個体が約1年で重さ27kgに成長するケースも確認されています。ちなみに、現在までに捕獲された個体で最大のものは全長9.1m、重さ272kgという記録が残っています。

ミズダコの釣り

ミズダコの釣期は冬から春先です。この時期は海水温が低く、ミズダコが浅場まで上がってくるので、防波堤からでも狙えます。ミズダコは20kgを超えるものも普通なのでロッドはパワーロッドを使用します。柔らかいロッドを使用すると、貼り付くミズダコを引き剥がせないので注意してください。ラインも太い方が良くPE10~20号くらいを使用し、仕掛けはタコテンヤがおすすめです。ミズダコは目立つうえに動くものによく反応するらしく、タコテンヤを自分流にアレンジしてミズダコ釣りを楽しむ釣り人も多いです。

ミズダコの旬とおすすめ料理

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ミズダコの旬は秋から冬で、マダコと比較すると身は水分が多く、火を通してもあまり硬くなりません。この身の特徴がミズダコの名前の由来でもあります。

茹でる

ミズダコの基本的な食べ方です。沸騰したお湯に塩を適量入れて、生のミズダコの腕を投入。1~2分塩茹でにした後に粗熱を取り、わさび醬油などで食べます。火を通しすぎないようにすることで芯の部分が生の状態で、外側と異なる食感が楽しめて美味です。

しゃぶしゃぶ

下処理をした生のミズダコを冷凍し、凍った状態で身をなるべく薄く切り分けます。切り分けた身を昆布だしでしゃぶしゃぶにしてポン酢などで食べる調理法で、昆布の風味とミズダコの歯ごたえが存分に楽しめます。

唐揚げ

ミズダコの腕を食べやすい大きさに切り分けて水気を切り、塩コショウで下味をつけてから片栗粉をまぶして油で揚げます。ミズダコは火を通しても身が硬く締まらないので、食べやすくて美味しいです。ただし、水分が多いので調理中の油のはねには注意が必要です。

世界最大のタコ、ミズダコを楽しもう!

ミズダコはタコの中でもっとも大きくなる種類で、重さが20kgを超えることも珍しくありません。釣りにおいては強烈な引きを楽しめますし、釣り上げた後は美味しく食べることも可能です。釣りに挑戦する際は漁業権などに抵触しないように十分に配慮し、その巨体ゆえに釣り上げる時は同行者に手伝ってもらうなど、安全に注意してミズダコを楽しんでください。