イイダコの基本知識をおさらい!下処理・さばき方とレシピは?




アイキャッチ画像出典:写真AC

分類 八腕目マダコ科マダコ属
和名 イイダコ
学名  Octopus ocellatus
分布 北海道南部以南の日本沿岸各地、東アジアの浅海域
特徴 最大でも30㎝ほどの小型種。足の付け根に1対の斑紋がある。

イイダコの生態

イイダコってどんなタコ?

画像出典:写真AC

イイダコは北海道南部から中国、東南アジアまで広く分布する小型のタコです。沖合ではなく、水深10メートル以内の海岸付近の浅い海域に生息しています。大きさは最大でも30センチ。基本的に夜行性で、エビやシャコ、貝類やゴカイなどの環虫類、時には小型の魚などを捕食します。冬から春にかけて米粒のような卵を産み、メスが保護します。卵が孵化した後、メスは死んでしまいます。寿命は1年ほどです。

イイダコの釣り

イイダコの釣り

 

出典:釣具のポイント

イイダコは投げ釣りの外道などとして掛かることもありますが、基本的には疑似餌で狙います。小さいタコなので、ライトタックルでOK。バス、トラウト用のスピニングのルアータックルがあれば十分です 。疑似餌は日本で発達してきた「テンヤ」や「スッテ」を使います。テンヤはラッキョウのような樹脂製の白い球に針が着いたもので、スッテは小型の餌木のようなものです。いずれもイイダコ用のものが発売されています。各地方に伝わるイイダコ用の伝統的な仕掛けを使ってみても面白いです。

イイダコのさばき方・下処理

イイダコの下処理は簡単!

出典:写真AC

イイダコは頭に見える部分が胴で、その中に内臓と墨袋があります。イイダコの胴は袋状になっているので、その中に指を入れて袋を裏返すようにし、内臓と墨袋を取り出します。卵を持っている時期は、卵を取り除かないように注意を。卵はイイダコの名前の由来ともなった絶品です。
内臓を取ったら、イイダコの足の付け根の中心部にある歯を、包丁などで切 れ目を入れて取り出します。ラジオペンチを使うと手っ取り早く取れます。下処理が済んだらイイダコに塩をふり、よく揉んでぬめりを取ります。塩が残らないように水洗いをしてから、さっと下ゆでします。
 

イイダコの旬とおすすめ料理

イイダコは小さいながらも味は抜群。マダコ、ミズダコに引けをとりません。特にイイダコの卵は絶品で、待ちわびている食通もいます。いろんな料理で味わってみましょう。

イイダコの旬

イイダコの旬は冬〜春

出典:写真AC

イイダコは1年中おいしいので、1年中が旬と言えます。しかし本来小さいタコなので、夏以降でなければ、ちょっと物足りないサイズになってしまいます。卵を持った冬から春にかけては、間違いなく旬。胴の中にびっしり詰まった卵はもっちりとした食感で、イイダコのおいしさは最高潮に達します。

イイダコのおすすめ料理

イイダコは味も良い!

出典:写真AC

イイダコはイイダコが持つ歯ごたえと味が十分おいしいので、和洋中、どんな料理にも合います。ぜひおいしく料理して味わってみましょう。

イイダコの炒め物

炒め物は色々なアレンジが可能です。洋風ならイイダコをオリーブオイルやバター、ニンニクで炒め、黒胡椒でシンプルに。中華ならショウガ、ニンニク、シメジ、ほうれん草などと炒め、トウバンジャンと薄口しょうゆで仕上げます。

イイダコの炊き込みご飯

小さいイイダコは丸ごと炊き込みます。しょうゆ、みりん、酒、ショウガと、軽くしたゆでした米を炊き込みます。イイダコのうまみが米に染みこみます。甘辛く煮たイイダコを炊きたての飯に混ぜ込んでもおいしいです。

イイダコの甘辛煮

しょうゆ、みりん、砂糖でイイダコを煮付けます。ショウガを入れても風味が上がります。煮汁は濃いめの味で糖分が多いので、鍋の縁で調味料を焦がさないように煮付けるのがコツです。ご飯にもお酒にもよく合います。

イイダコとジャガイモの煮物
 
「たこ、芋、南京(カボチャ)」は女性の大好きな三大食材と言われています。イイダコとジャガイモを似たものも絶品です。みりん、薄口しょうゆ、酒でイイダコとジャガイモを煮ます。イイダコの薄赤い色がジャガイモを染めて、美しく仕上がります。

イイダコの唐揚げ

下ゆでしたイイダコにコショウを振って片栗粉をまぶし、 180度程度の油でカラッと揚げます。レモンやカボス、スダチなどを絞りかけてもおいしいです。スパイスをたっぷりまぶして揚げると、ビールの最高のつまみになります。

イイダコのトマト煮
 
オリーブオイルでニンニクのみじん切りを炒め、白ワイン、バジル、ホールトマト、鷹の爪、オリーブ、エリンギなどを煮込みます。ピリッとした辛さがとトマトの酸味がイイダコのうまみとよく合います。
 
イイダコの串料理
 
イイダコはかわいらしい外観なので、竹串に刺して出すと子どもたちが大喜びです。おでんの具にもちょうど良いし、魚焼きグリルで串焼きにしても香ばしく、食卓が盛り上がります。

イイダコの飼育

イイダコを飼育するなら60センチ水槽 がいいでしょう。海水が手に入りにくい場合は、人工海水でも飼育できます。イイダコは脱走の名人なので、外部フィルターを使い、蓋をしっかり閉めましょう。フィルター内に侵入されないよう、場合によってはネットで吸入口を覆う必要もあります。水温は25度程度を上限とし、夏の水温上昇に気をつけます。水温上昇時には、凍らせたペットボトルを水槽に入れて対応しましょう。餌はアサリやエビのむき身などでOK。イイダコが落ち着けるよう、素焼きの蛸壺などを入れてあげるとよいでしょう。

釣りをして家族で美味しく食べてみてはいかがでしょうか?

手軽に釣れておいしく、飼育しても楽しいイイダコ。防波堤などからも手軽に釣れ、料理も難しくはありません。ハゼやシロギスなどの一般的な魚と違って、ユニークな姿をしているので、子どもたちも大喜びするに違いありません。夏から秋にかけてサイズも大きくなってくるので、ぜひイイダコ釣りに挑戦してみてください!

 

 

イイダコってどんなタコ?