ニジマスは体側の虹色が綺麗な外来種!食べても美味しい釣魚!

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アイキャッチ画像提供:平尾真也氏

分類  サケ目サケ科タイヘイヨウサケ属
和名 ニジマス
学名 Oncorhynchus mykiss 
分布 カムチャッカ半島、北アメリカ、アラスカ、カナダなど
特徴 エラから尾ひれにかけての体側に虹色の模様が入る

ニジマスの生態

ニジマスの生態

提供:平尾真也氏

ニジマスは水温が低く、溶存酸素が多い流れのある環境を好む魚です。秋から冬にかけて産卵を行い、サケのように一度の産卵で死ぬようなことはありません。日本では北海道や長野の一部の河川で自然繁殖しています。ニジマスは生まれてからおよそ2~3年ほどで成熟し、産卵します。

ニジマスの食性

ニジマスは肉食性で水生昆虫や甲殻類、小魚や魚卵などを捕食します。同じサケ科のブラウントラウトが魚食性が強いとされているのに対し、ニジマスはどちらかというと昆虫などを好んで捕食されるとされます。

ニジマスは海に降る個体もいる

ニジマスは一生を河川で過ごす河川残留型のほか、サケのように海へ下る降海型の個体もいることが知られています。河川残留型をニジマスと呼ぶのに対し、降海型の個体はスチールヘッド(スティールヘッド)と呼び区別されますが、両者は同種です。河川から湖やダムなどに降りて大型化した個体も海同様にスチールヘッドと呼ぶことが多いです。スチールヘッドはスモルト化(銀化)します。

ニジマスは外来種だが、養殖されている

ニジマスはもともと日本にはいない魚であり、日本へは1877年にアメリカから移入された外来種です。養殖が容易で食べても美味しく、引きも強いことから、食用や管理釣り場の放流用として養殖も盛んです。

 

ニジマスは、品種改良や雑種も作出されています。大型化する遺伝子を持った系統のドナルドソンや、斑紋のない突然変異を固定化したホウライマス、三倍体と呼ばれるヤシオマスなど多岐に渡ります。

ニジマスの釣り

ニジマスの釣り方

提供:平尾真也氏

ニジマスの釣りには、餌釣りのほかルアーフィッシングやフライフィッシングなどがあります。渓流を区切ったり、管理釣り場での餌釣りは初心者にもおすすめで、釣ったその場で塩焼きなどで食べられるのでおすすめです。また、よりゲーム性を高めたルアー・フライフィッシングはその時の状況に合わせて、試行錯誤する楽しみがあります。

 

ニジマスのさばき方

20cm程度の小型のニジマスは、エラとはらわたを取ったシンプルな捌き方がおすすめです。この処理方法であれば、包丁ではなくハサミを使って簡単に捌くこともできます。また、大きなサイズのニジマスは3枚おろしがよいでしょう。

三枚おろしについては下記リンク先の記事で詳しくご紹介していますので合わせてご覧ください。

あわせて読む:  三枚おろしの手順とコツ!綺麗に捌いて気分は板前!

ニジマスを食べるなら塩焼きが断然おすすめ!

ニジマスの塩焼き

提供:写真AC

ニジマスを食べるならシンプルな塩焼きが断然おすすめです。先述のように、エラとはらわたを取り除き、塩で体表のぬめりをしっかりと取り除きましょう。処理が終わったら、串を刺して炭火焼きにすると良いです。管理釣り場などではバーベキュー場を併設しているとこもあります。自宅で塩焼きをする場合は、魚焼きコンロでも十分です。ふわっとした身と適度な塩加減がとっても美味しいですよ。

その他ニジマスのおすすめレシピ

塩焼き以外でもニジマスは色々な料理で楽しむことができます。

燻製

ニジマスは燻製にしてもとても美味しい魚です。燻製を作るためのキットなども販売されています。チップも様々な種類が販売されていますので、色々な風味を楽しんでみてください。

ムニエル

サケ類の定番料理がムニエルです。ムニエルにすることで臭みもしっかりと消すことができ、より食べやすくなります。バターやガーリックで仕上げるととても美味しいですよ。

食べて美味しい、釣って楽しいニジマス!

ニジマスは食べてもとても美味しく、引きも強いため釣りのターゲットとしても大人気の魚です。ニジマスの餌釣りやルアーフィッシングが楽しめる管理釣り場も全国にあるので、ニジマスのファイトを楽しんでみたいという方、釣ったニジマスを食べてみたいという方はぜひチャレンジしてみてください。お子さんから大人までニジマスの引きに魅了されること間違いなしですよ!

 

ニジマスってどんな魚?