メタニウムMGLは何が凄い?他機種とのスペックの違いは?

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メタニウムMGLの特徴

メタニウムMGLの特徴は?

出典:シマノHP

シマノから発売されている大人気ベイトリール、メタニウムMGL。シマノのベイトリールの中でも最も支持されているとも言える、その魅力をご紹介します。

概要

1992年に初代メタニウムが発売され、その後2016年にはフルモデルチェンジされメタニウムMGLが追加されました。岸からでも使いやすい軽量ルアーまでキャストできることがメタニウムMGLの特徴です。他のメタニウムシリーズと同様優れた性能で、ライトリグからヘビールアーまでほとんどのルアーをカバーでき、何でもできると高い評価を得ています。

NEW マグナムライトスプール

MGLとはマグナムライトスプールの略で、慣性モーメントの減少を目的に作られたスプールのことです。これまでの技術では難しいとされていた胴径への穴開けや、本体そのものを薄くすることにより、回転が増しルアーの飛距離が伸びています。慣性モーメントが約10%減少されたことにより飛距離は約20%もアップしました。

NEW SVS∞

NEW SVS∞とは、外部ダイヤルのみで調整可能な遠心力ブレーキのことです。外部からの調整が可能になった遠心ブレーキシステムにより細かいブレーキ調整が可能となりました。細かい調整は4つのシューを全部ONの状態でカップを開けてブレーキを調整します。メタニウムMGLには従来のSVSをさらに進化させた装備がされています。

サイレントチューン

メタニウムMGLに標準装備されているサイレントチューン。スプールを保持するベアリングに僅かに圧力をかけて高速回転時のベアリングの振動を減少させる構造となっているのがサイレントチューンです。この低振動によってキャストする時の静穏性を向上させ、キャスティング時のスプール回転の立ち上がりもスムーズになっています。

飛距離性能について

メタニウムMGLと従来のメタニウムシリーズと比較すると飛距離の向上が売りになっています。重さはサイレントチューンが追加されたことによってメタニウムMGLの方が重量が増えています。しかし、回転軸から遠い部分を軽くしたことなどによって、慣性モーメントが小さくなり回転しやすくなるので、従来のものと比べて飛距離の向上につながっています。

海水使用について

メタニウムMGLは海水でも使うことができます。しかし、使用後は他の製品と同じく海水で使用した後は水で洗い流し、オイルやグリスなどのメンテンスをこまめに行うことが必要です。

 

メタニウムMGLのラインナップ

ギア比が6.2のノーマルギア、7.4のハイギア、8.5のエクストラハイギアの3タイプが展開されているメタニウムMGLですが、それぞれの主なスペックについて触れてみたいと思います。

メタニウムMGL

・最大ドラグ力:5.0

・自重:175g

・糸巻量:ナイロン12lb-100m

・ベアリング数: 10/1(SA-RB/1ローラー)

・最大巻上げ長:66cm

ハンドル長は42mmです。

メタニウムMGL HG

・最大ドラグ力:5.0

・自重:175g

・糸巻量:ナイロン12lb-100m

・ベアリング数:10/1(SA-RB/1ローラー)

・最大巻上げ長:79cm

メタニウムMGLと同じくハンドル長は42mmです。

メタニウムMGL XG

・最大ドラグ力:5.0

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・自重:175g

・糸巻量:ナイロン12lb-100m

・ベアリング数:10/1(SA-RB/1ローラー)

・最大巻上げ長:91cm

メタニウムMGL XGだけハンドル長が48mmです。

メタニウムMGLで投げやすいルアーウエイトは?

メタニウムMGLでどんなルアーを投げる?

出典:釣具のポイント

メタニウムMGLは、5gほどの軽量ルアーから24gほどの大きいルアーまでオールマイティーに使えますが、中でも軽量ルアーを安定して飛ばすことに長けています。軽量なミノーやクランクベイトから、スピナーベイト、ラバージグなど様々なルアーに使ってみてください。

 

メタニウムMGLと他機種との違いは?

メタニウムDCやスコーピオンDC、クロナークMGLなど購入するときに迷う人は結構いるのではないでしょうか?ここではメタニウムMGLとそれら他機種との違いを紹介したいと思います。

メタニウムDC

メタニウムDCは、XSHIPやマイクロモジュールギアを採用し、ブレーキ制御システムにはI-DC5が搭載されています。MGLと比べるとメタニウムDCのほうが20gほど重くなっていて、ベアリング数はメタニウムMGLの方が一つ多くなっています。MGLにはデジタルコントロールブレーキが搭載されていないため、10g以上で安定した飛距離を出したい場合にはメタニウムDCの方がおすすめです。メタニウムDCの本体価格は55,000円と安いとは言えませんが、魅力ある性能の数々に納得できる製品だと思います。

スコーピオンDC

スコーピオンDCは、デジタルコントロールシステムのi-DC5が搭載されています。軽量化が進む中では、重さが215gと少し重めですが、価格はメタニウムMGLより少し安価です。DCリールの入門機として、幅広い層に支持されています。重さを気にせず、DCブレーキを試してみたい方はスコーピオンDCがおすすめです。

クロナークMGL

メタニウムMGLと同じくNEW SVS∞ブレーキを搭載しているクロナークMGL。クロナークMGLのほうが一段階大きいブレーキシューが搭載されており、太いラインで中量から重量級のルアーを多く使うという方はメタニウムMGLよりクロナークMGLの方が適していると言えます。価格帯はメタニウムとスコーピオンの間に位置しています。

バンタムMGL

重さはバンタムMGL XGは225gとメタニウムMGLと比べやや重量感はありますが、軽量と剛性で剛性重視の方にはおすすめです。価格は若干ではありますが、バンタムMGLの方が安い価格設定がされています。S3Dスプール、サイレントチューン、SVSインフィニティなどの特徴はどちらのリールも搭載しています。

 

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メタニウムMGLに合わせたいロッド

メタニウムMGLに合わせたいロッドとは

出典:釣具のブンブン

高性能なメタニウムMGLに、その性能を発揮できるロッドを合わせたいものです。

 

ノーマルギアにはML~Mパワーで6~6.6フィート程度のロッド、

ハイギアにはM~MHパワーで6.6~7フィート程度のロッド、

 

エクストラハイギアには6.6~7フィートの長さを持つ柔軟なロッドがおすすめです。デザイン面では、どんなリールにでも合わせやすいシルバーカラー、シルバーとブラックといったメタニウムMGLと同系色の色を使っているので非常にマッチするのではないでしょうか。

シマノ ロッド バンタム ベイト 168MH

メジャークラフト コルザ BASIC CZC-69M

メタニウムMGLはパーツカスタムも可能!

そのまま使用しても申し分ない性能を持つメタニウムMGLですが、カスタムパーツを使うことによってさらに性能を向上させることができます。カスタムパーツのですが、スプールは夢屋16メタニウムや、ベアリングがシマノ 16メタニウムMGL用ウォームシャフトベアリング、ノブではBFCライトフィネス ハンドルノブなどがあります。

夢屋16メタニウム スプール

16メタニウムMGL用ウォームシャフトベアリング

BFCライトフィネスハンドルノブ

メタニウムMGLで快適なフィッシングライフを!

メタニウムMGLを体感しよう!

出典:釣具のポイント

様々なインプレッションを見ても非常に評価の高いメタニウムMGL。他機種との違いを理解し、それぞれの釣り方にあうように使いこなしたいものです。次のリールの購入を検討している方は、メタニウムMGLで高性能、快適な釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。使ってみれば、メタニウムMGLの良さを実感できるはずです。

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