アイキャッチ画像出典:いらすとや
日本で一番名前が長い魚
皆さんは日本で(和名で)一番名前が長い魚を知っていますか?現在、日本語(和名)でもっとも長い名前の魚は、 ウケクチノホソミオナガノオキナハギという魚で、文字数を数えてみると、17文字もあります。
現在、和名を与えられている魚種ではこの種類よりも長い名前を持つものは存在しません。
ちなみに、二番目に名前が長い魚は、 ミツクリエナガチョウチンアンコウと呼ばれるアンコウの仲間で16文字になります。
5・7・5になっていて、的確に特徴を表現!
ウケクチノホソミオナガノオキナハギ、実は、5・7・5になっているのに気がつきましたか?「ウケクチノ」「ホソミオナガノ」「オキナハギ」このように区切ると、とてもしっくりきますね。
それぞれ、「ウケクチノ」は口が下あごが出ていること、「ホソミオナガノ」は体が細くて尻尾が長いこと、「オキナハギ」はおじいさん(翁)みたいにヒゲが生えているカワハギなどの仲間ということを表しています。
実は上の句だけではなく、下の句もあった!?
この魚の和名には実は5・7・5のあとに下の句の7・7もあったという噂もあります。ウケクチノホソミオナガノオキナハギという名前は命名した魚類学者の方が酒の席でひらめいたものらしいです。
日本一長い名前にしようと狙ってつけられただけではなく、語呂もいい方がいいと5・7・5にされたという面白いエピソードがあります。
さらに、その場では下の句まで考えたらしいのですが、後日さすがにそれはやりすぎなんではないかということになりやめたそうです。
もしも、下の句があったとしたら、皆さんはどんな名前にしますか?
どこに生息しているの?
最も長い和名を持つウケクチノホソミオナガノオキナハギですが、実は日本には生息していません。タイ沿岸部などのインド西部からインドネシア、オーストラリア北西部にかけて生息しています。
和名があるのに日本にはいないってちょっと不思議な感じがしますが、このような種はたくさん存在しています。
日本一長い名前の魚、もう覚えたでしょ?
記事をご覧になってくれた方は、もう名前をしっかりと覚えてくれたことと思います。日本一名前の長い魚、ウケクチノホソミオナガノオキナハギを覚えたら、あなたも魚博士の仲間入りかも??