陰性水草の種類や特徴!低光量・CO2無添加でも綺麗に育つ?




アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部

陰性水草とは

陰性水草とは

撮影:FISH PARADISE!編集部

陰性水草とは強い光や二酸化炭素の添加の必要がない水草の総称で、初心者でも比較的容易に育てられるのが特徴です。アクアリウムを始めたばかりの初心者にとっては、水草やフィルターなど揃えなければならない道具もたくさんある中で、できるだけ予算を抑えたいという方も多いと思います。そんな時、陰性水草なら二酸化炭素の添加キットや強い光量のライトを用意しなくてもよく、育てやすい種類も多いので予算を抑えつつ、手軽に水槽で緑を楽しむことができます。

陰性水草の種類

陰性水草の代表的な種類をご紹介します。陰性水草の代表種は価格も安価で、育てるのも簡単な種類も多いので水草初心者にもとてもおすすめです。

ミクロソリウム

陰性水草の代表種として非常に有名なのがミクロソリウムです。アクアリウムで流通している水草の中でも特に丈夫で育てやすいとされる種で、低光量でしっかりと育ってくれます。葉の大きさや形で非常にたくさんのバリエーションがあり、レイアウトに合わせて色々と組み合わせる楽しみがあります。高水温の状況では、シダ植物特有のシダ病にかかりやすいとされています。流木や石、ヤシマットなどに活着することが可能で、レイアウトの自由度もとても高いのも人気の理由です。

 

アヌビアスナナ

ミクロソリウムと並んで陰性水草の代表種として知られるのが、アヌビアスナナです。成長が非常にゆっくりなため、こまめなトリミングなどに追われることもないのも特徴です。ミクロソリウム同様にバリエーションが多く、コレクション性もあります。

 

クリプトコリネ

アヌビアスナナやミクロソリウムは落ち着いたグリーンが特徴的ですが、クリプトコリネはやや赤みがかった茎や葉を持つ種もいます。育成環境によっても葉の色や形状が変化するとても面白い水草です。水質の変化にはやや敏感で、換水時などに溶けてしまうこともあるため注意が必要です。

ボルビティス

シダの仲間であるボルビティスもアフリカ原産の陰性水草の一つで、だらんと垂れ下がるように葉を展開します。時間はかかりますが活着性がありますので、流木などに合わせると深緑色の葉がとても映えて存在感もバッチリです。シダ病には気をつける必要がありますが、基本的には丈夫です。

 

ブセファンドラ

クリプトコリネと同じサトイモ科の陰性水草です。とても丈夫で、水中に仏炎苞と呼ばれる花を咲かす特徴があり、水槽を華やかにしてくれます。価格は他の陰性水草に比べるとやや効果ですが、葉も硬く苔取り生体の食害にもあいにくく、初心者にもおすすめです。

 

陰性水草は照明(光量)は必要?

陰性水草と言えど、光合成を行う植物ですので、基本的には育成するためには照明は必要となります。ただし、陽性水草のような強い光は必要なく、60cm水槽ならば、蛍光灯1灯(20〜30W)程度でも育成できる種が大半です(水槽のサイズが大きければその分光は多く必要です)。また、LEDのライトも最近もものは性能が高く、十分水草育成が可能となっています。

成長が遅い陰性水草は光が強すぎると、葉や茎に苔がつきやすくなってしまいます。初心者の方は水槽セットを購入することも多いと思いますが、ライトが付属しているのもであれば別に強いライトを購入する必要は基本的になく、付属のもので十分なことが大半です。

陰性水草は二酸化炭素(CO2)の添加は必要?

基本的には二酸化炭素の添加がなくても成長してくれる種類が多い陰性水草ですが、添加してあげるとより成長も早く株も大きくなります。水槽サイズなどによっても成長の速度が早い方がいい場合もあれば、あえて大きく育てたくないという場合もあると思いますのでそれぞれのスタイルにあわせて二酸化炭素の添加をするかしないかを選ぶと良いでしょう。

陰性水草に肥料は必要?

陰性水草は肥料があればより早く成長させることができます。ただし、基本的には肥料を与えなくても枯れてしまうことはほとんどありません。非活着系の水草だと栄養を含んだソイルを底床に敷く場合もありますが、陰性水草のほとんどは流木や石などに活着してくれるため、ソイルを用いる必要もありません。逆に肥料を与えすぎると、茎が間伸びしてしまうこともあるので与える場合は、少量にしておくと良いでしょう。

その他、陰性水草を導入・育成する際の注意点

上記のほか陰性水草を扱う上で注意したいポイントをご紹介します。

コケ対策も万全に

アヌビアスナナやブセファンドラなどは、特に成長が遅く葉や茎にコケがつきやすいので対策をしっかりと行いましょう。ヤマトヌマエビやオトシンクルスをコケ対策として導入するのがおすすめです。コケの抑制剤も販売されていますが、一部の水草にも影響を与えてしまいますので使用しない方が良いでしょう。また、ヤマトヌマエビは柔らかい葉や新芽を食べてしまうこともあるので、一緒に植えている水草が食べられてしまわないように注意も必要です。

陰性水草は残留農薬に気をつけよう

陰性水草は残留農薬に注意

水草によっては育成段階で農薬を使用して育てられているものもあります。アヌビアスナナなどは根っこなどに農薬が残りやすいと言われていますので、本水槽への導入前には注意が必要です。基本的には熱帯魚が死んでしまうことはありませんが、エビ類は農薬に非常に敏感です。エビがいる水槽へ陰性水草を導入する場合は、無農薬として販売されているものを選ぶか、バケツで何日か浸け置きと換水処理をするようにしましょう。

陰性水草はどんな水槽レイアウトに合う?

陰性水草は落ち着いた色合いの種類が多いので、同じ陰性水草同士でまとめてあげると統一感があっておすすめです。また、陽性水草水槽にワンポイントとしてレイアウトしてあげるのも良いと思います。小型水槽での水草レイアウトでも成長の遅く手入れが少なくて済む陰性水草は一役買ってくれます。どんな風に活用するかはあなた次第ですので、色々なレイアウトに陰性水草を試してみてください。

丈夫で渋い陰性水草を育ててみよう!

陰性水草は丈夫で渋いかっこよさがある水草です。陽性水草に比べると手間もかからず、初心者でも簡単に育成できる種も多いのでこれから水草レイアウトに挑戦してみたいという方にもおすすめです。今回ご紹介した注意点をしっかりと押さえた上で、陰性水草の育成を楽しんでみてくださいね。

陰性水草を育てよう

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FISH PARADISE!編集部

魚をこよなく愛し、沢山の人に魚の面白さを伝えようと日々奮闘しています。実際にフィールドに出掛けたり、飼育や料理にもチャレンジ中!皆様に有益な情報をお届けできるよう頑張りますっ!