金魚53種類と見分け方!体型や鱗、体色などが多彩な鑑賞魚!




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人気の金魚53種類をチェック!

 定番品種から滅多に見れないレアな品種まで、注目の金魚の種類を一挙ご紹介します。

和金型の種類

和金

金魚すくいでおなじみの定番品種です。とても丈夫で飼育もしやすくいので飼育初心者にもおすすめです。素赤の金魚はとても安価ですが、更紗模様がはっきりとしていて、三つ尾や四つ尾の立派な和金は数万円の値段がつくこともあります。さまざまな鱗のタイプも和金も作出されていて、選択肢も豊富です。

和金の飼い方については、下記記事で詳しくご紹介しています。

あわせて読む:  和金(ワキン)の特徴や飼い方!丈夫で飼いやすい金魚の原点!

コメット

コメットはアメリカ生まれの金魚で、吹き流し尾がとても綺麗な種類です。体質も丈夫で泳ぎもうまいので、しっかりと餌を与えるとどんどん大きくなります。池などで飼育するのにもおすすめです。価格も安く数百円で購入可能です。

朱文金

キャリコ柄は目を引く入門種です。コメット同様に長いヒレがとても美しく、体質もとても丈夫です。大きな水槽で飼育すれば、30cm以上にも成長します。価格も数百円から購入できます。

ブリストル朱文金

イギリスのブリストル地方で作出された金魚で、朱文金の尾鰭がハート型になる種類です。以前は尾鰭の形もよくないものも出回っていましたが、最近ではより固定化されたようです。女性にもとても人気の種類なので、ご家族のウケもいいと思いますよ。価格相場は600~1300円程度です。

地金・六鱗

人工的に鱗を剥がす調色と呼ばれる作業をおこない、口元と各ヒレに赤を残し体は白色にする変わった金魚です。孔雀尾(X尾)と呼ばれる尾鰭を持っているのも特徴的で、その姿はとても優雅です。地金には尾張地金と三河地金の2種類がいて、愛知県の天然記念物にも指定されています。調色をした個体はとても高価で数千円〜数万円が相場です。また、和金型にもかかわらず飼育もとても難しく、上級者向けの金魚と言えます。

オーロラ

朱文金と江戸地金の掛け合わせで作出された金魚。オーロラは平成になって生まれた新しい品種で、金魚界では有名な川原やどるさんによって作られました。地金の系統を持っていますが、調色をおこなわないことから飼育は比較的容易です。

隼人錦・隼人和錦

九州にある巻木養魚場で平成20年に作出された金魚。ジャンボ東錦の中から肉瘤が発達せず、尾鰭も短い個体を掛け合わせて生まれました。大型に成長するのが魅力の品種なので最低でも90cm水槽で飼育してあげたいところです。

鉄魚

宮城県魚取沼で発見されたヒレの長いフナと金魚の交雑種とされる魚です。他の金魚のような派手さはありませんが、フナ独特のメタリックな鱗がかっこいいですね。現在では魚取沼産の鉄魚は天然記念物に指定されているため、流通している個体は養殖個体となっています。

ヒブナ

フナの突然変異個体で、黒い色素が欠如した魚です。金魚のもとになったと言われています。

柳出目金

和金のような細長い体型をした出目タイプの金魚で流通量は少ないです。

江戸地金

キャリコタイプのジキンです。調色を施さないので、比較的飼育は容易です。

桜地金

桜タイプのジキンです。孔雀尾がとても綺麗ですね。

雅錦

ジキンとブリストル朱文金を掛け合わせた品種。埼玉の北川辺金魚園が作出しました。

琉金型の種類

琉金

まん丸のボディが可愛い、金魚の定番品種です。安永から天明にかけて、琉球から渡ってきたとされており、生産地は中国だったといわれています。尾鰭に様々なバリエーションがあり、ベールテールやブロードテールなど様々です。

出目金

琉金の突然変異として生まれた赤出目金の中から、体が黒い個体を選び掛け合わせ作られました。金魚すくいでもおなじみの種類で、ゆったりとした泳ぎと突出した目がとても可愛いです。視力は弱く他の金魚に目を狙われやすいので、出目金同士の飼育が無難です。

玉サバ

フナ尾を持る琉金タイプの金魚で、新潟を中心に発達しました。琉金は泳ぎが苦手と言われていますが、玉サバはフナ尾を持っているため泳ぎも得意なのも特徴です。本場の新潟では池で鯉と一緒に飼育することで大型の個体を作っています。低水温にも強いと言われており、飼育も容易です。

福ダルマ

玉サバを改良し、達磨のようなまん丸な体型がとても可愛い品種です。最近は流通量も安定してきて、ショップでも比較的見られるようになってきました。

土佐錦

高知県の天然記念物に指定されており、大阪らんちゅうと琉金の掛け合わせで作出されたとされています。最大の特徴は反転尾と呼ばれる、尾葉がくるっと反転した尾鰭で非常に優雅な印象を受けます。

ピンポンパール

ピンポン玉のようなまん丸の体型とパール鱗が特徴的な金魚。東南アジアで大量に養殖されています。東南アジア産は加温しての飼育が必要です。

翠錦

川原やどるさんの代表的な金魚のひとつです。流通量は多くなく、まだまだレアな種類でマニア向けの金魚と言えます。

 

蝶尾

尾鰭が上から見たときに、蝶が羽を広げているように見えることからこの名がついています。出目金をベースにした種類が多いですが、一部琉金系などもあります。

パンダ蝶尾

パンダのような白と黒のコントラストが可愛い蝶尾のカラーバリエーションです。パンダと呼ばれるカラーは金魚の退色(色変わり)途中のカラーでもあるため、成長とともに色が変化することも多く、パンダカラーの楽しみの一つでもあります。

 

ミューズ

川原金魚の代表金魚の一つ。琉金の体型に透明鱗と身近な三つ尾が特徴です。

天女

ミューズの尾鰭が長いタイプです。

彩錦

ミューズ作出の過程で浅黄色が乗らない個体を固定したのが彩錦です。

フクブクロ

玉サバの透明鱗タイプ。

キラキラ

黄色に近い鱗ですが、とても光沢感があるメタリック鱗を持つ品種。

オランダ型の種類

オランダ獅子頭

オランダ型の代表金魚で、江戸の寛政に長崎に渡来しました。当時、海外から渡ってきた珍しいものをオランダ物と読んでいたことから、この名がついています。頭部の肉瘤が発達した様は、獅子頭を彷彿とさせとても立派です。

日本オランダ

やや細長い長手の体型のオランダで、頭部は四角いのが特徴です。丸手のオランダよりもすらっとした様子は上品さがありますね。

ジャンボオランダ

成長が早く、最大で40cm以上にもなる大型のオランダです。小さい頃から余裕のある大きな水槽で飼育してあげたいですね。価格は数千円から数万円程度と高価な金魚です。

茶金

赤や白が多い金魚の中で茶色というちょっと変わったカラーを持つ金魚です。飼育は比較的容易で、価格も数百円と安価です。

東錦

キャリコ柄が美しいオランダ型の金魚です。昭和初期に作出された歴史のある種類で、複雑な模様が魅力的ですね。

桜東錦

モザイク透明鱗の紅白色が優しい印象を与える東錦の改良品種。東錦などと一緒に飼育すると、色合いの違いを楽しむことができます。

浜錦

静岡の浜松地方で作出され、頭部の2つの大きな肉瘤が目を引く金魚。かなり特徴的な外見のため好き嫌いは分かれると思いますが、インパクトは大です。

青文魚

青くやや光沢のある体色が魅力の種類で、飼育も比較的容易なので初心者にもおすすめの金魚です。オランダ獅子頭や東錦と混泳させると楽しいですね。数百円から購入可能です。

丹頂

頭部の朱色が鳥のタンチョウのように見える種類です。肉瘤が発達するととても美しく、単体で飼育しても見映えします。価格は意外と安価で数百円かあ購入できます。

穂竜(ほりゅう)

パール鱗と飛び出た眼、頭の肉瘤が独特の品種です。

三州錦

ロクリン柄のらんちゅうのような体型をした金魚。らんちゅうと地金の掛け合わせで作られました。

東海錦

パンダ蝶尾と地金の掛け合わせで作られた品種。調色を施してロクリン柄にします。

らんちゅう型の種類

らんちゅう

全国で品評会が開かれている人気の金魚です。背びれがなく泳ぎはあまり得意ではありません。肉瘤の発達具合や尾筒の形状、血統などによって価格は大きく変動します。

江戸錦

らんちゅうのキャリコタイプが江戸錦です。中国からも大きく立派な個体が輸入されます。価格は安いものであれば数百円から購入可能ですが、飼育は少しコツが必要です。

桜錦

黒色の乗らない淡い模様が綺麗ならんちゅうタイプの種類です。らんちゅう同様にやや飼育は難しい面がありますが、それに見合うだけの魅力がある金魚です。

津軽錦

1770年頃から津軽藩によって飼育されていた金魚で、金魚ねぶたのモデルとも言われている種類です。らんちゅうに比べるとやや体は細長く、尾鰭が長く、退色のスピードも遅いという違いがあります。

花房

鼻孔にもふもふとした房がついているこれまた変わった金魚です。成長すると顔被おうほどの房になることもあり、好き嫌いは分かれる品種でもあります。

秋錦

明治時代に作出され、第二次世界大戦により一度絶滅した品種です。その後同じ交配方法により復元されましたが、どちらかというとマイナーな品種で流通量も少ないです。

南京

出雲地方で作出された出雲南京は島根県の天然記念物に指定されており、玉のような体型と盛り上がった背中が特徴的です。肉瘤は発達せず、スプーンヘッドのようになります。水質に非常に敏感で、飼育は難しいとされています。

頂天眼

眼が上を向いている中国金魚です。水槽飼育よりは睡蓮鉢などの上から眺める容器での飼育に向いています。

水泡眼

ほっぺたに風船のような袋がついた変わった中国金魚です。袋の中はリンパ液で満たされており、破れても再生することもあります。泳ぎはとてもゆったりとしているため、泳ぎの早い金魚とは混泳させないほうが良いでしょう。また、袋が破けてしまわないように角が尖ったアクセサリーは水槽に入れないほうが良いです。

麁玉の華(あらたまのはな)

オランダ獅子頭の背びれがない個体と大阪らんちゅうを掛け合わせて作られた品種。最近になって市場にも流通するようになってきました。

鷲頭紅

戦後に中国からやってきた金魚で、細長い体型と頭部に大きく赤い班があるのが特徴です。肉瘤はあまり発達しません。

大阪らんちゅう

大阪をはじめとする関西地方を中心に飼育されていた品種。目と目の幅が広く、肉瘤はあまり出ません。

ライオンヘッド

頭部の肉瘤が大きく発達し、ライオンのように見えることに由来しています。

金魚の種類の見分け方:体型

金魚の種類は大きく体型によって4つに分類されています。最近ではさまざまな掛け合わせが行われており、体型の区分も難しい種類もいます。

和金型

いわゆるザ・魚のフォルムをしているのが和金型です。泳ぎが得意な種類がほとんどで飼育もしやすく初心者向きの金魚が多いです。

琉金型

和金型よりもかなり寸づまりで丸い体型の金魚を琉金型と言います。肉瘤は発達しないのもポイントです。

オランダ型

頭部に肉瘤が発達し、背びれがあるタイプはオランダ型と呼ばれています。体型も和金型に比べると寸づまりです。

らんちゅう型

頭部の肉瘤が発達し、背びれがない種類はらんちゅう型に分類されます。背びれがないことから泳ぎは上手ではなく、飼育も難しい種類が多いです。

金魚の種類の見分け方:鱗のタイプ

体色や模様にも関わる鱗のタイプによっても細かく種類が分類されていることがあります。非常に種類が豊富で、バリエーションに飛んでいるのが金魚の鱗の特徴です。 

普通鱗

最もよく見られるタイプの鱗です。キラキラと光って見えます。

パール鱗

やや盛り上がり膨れたように見える鱗のタイプです。ピンポンパールなどにみられます。

透明鱗

光彩とメラニン色素がなく、全体が透き通ったように見える鱗です。

モザイク透明鱗

普通鱗と透明鱗が混在するタイプをモザイク透明鱗と言います。桜錦などがこれに当たります。

網目透明鱗

普通鱗の周りが透明鱗となっているタイプ。普通鱗と普通鱗の間が透明のため、全体を見ると網目になっているように見えます。

メタリック鱗

普通鱗よりもさらに光沢があり、まるで金属のようにギラギラと強い光を放つ鱗です。

金魚の種類の見分け方:体色(模様)

金魚は体色でも種類が分類されています。体型と組み合わせるとかなりのバリエーションになります。

素赤

金魚すくいの金魚でもよくみる赤い色です。和金や琉金などではよく見られる体色です。

猩々(しょうじょう)

素赤よりも濃い赤色は猩々と呼ばれます。遺伝的な要因もありますが、餌や飼育環境によってもより赤色は濃くなります。

更紗(さらさ)

赤と白が混じった模様は更紗模様と呼ばれます。白に比べて赤が多い模様を白勝ち、その反対を赤勝ちと呼びます。

キャリコ

赤や黒、浅黄色などが複雑に入る体色をキャリコ柄と呼びます。朱文金や東錦などが有名です。

六鱗(ろくりん)

口元と各ヒレに赤色を残し、その他の部分は白色の模様を六鱗と言います。調色と呼ばれる鱗を剥ぐ作業により人工的に作られます。

茶色

茶金に代表される、やや光沢がかった体色です。茶金以外ではほとんど見かけることはない体色です。

黄色(アルビノ)

黄色っぽい繊細で上品な体色が黄色です。アルビノ個体のため、眼が赤くなることがほとんどです。

黒色

出目金や黒らんちゅうなどに見られる全身真っ黒な体色です。成長過程で退色していくこともあり、パンダ柄になることもあります。

桜色

桜錦などに代表されるモザイク透明鱗と更紗模様の組み合わせです。

シルク

全身が透明鱗で覆われた模様です。別名スケルトンとも呼ばれます。

紅葉

網目透明鱗を持つ体色のことを紅葉(もみじ)模様と呼びます。和金や琉金など様々な品種で紅葉タイプが作出されています。

 

金魚の種類の見分け方:尾鰭の形

金魚は尾鰭の形にもたくさんのバリエーションがあります。

フナ尾

和金やフナに見られるもっともメジャーな尾鰭の形状です。上下がやや伸長し、中央部がやや切れ込みます。

吹き流し尾

フナ尾がさらに長く伸長するのが、吹き流し尾です。コメットや朱文金に見られます。

三つ尾

上から見ると三つ又のように伸びる尾鰭の形状です。フナ尾よりも華やかな印象があります。

四つ尾

三つ尾の中央部に切れ込みが入るのが四つ尾です。オランダ獅子頭や琉金に多くみられとても優雅です。

さくら尾

四つ尾の中央の切れ込みが浅いタイプをさくら尾と言います。尾鰭の存在感が増します。

孔雀尾(エックス尾)

まるで尾鰭が2つあるように見えるとても特徴的な形状。地金独自の尾鰭です。

反転尾(反り尾)

土佐錦独自の尾鰭の形状で、尾鰭の両端が反転します。非常に優雅に見えます。

ハート尾

ブリストル朱文金がもつ尾鰭で、ハートのような形状をしています。

平付け尾

大阪らんちゅうなどにみられる、体に対して水平に伸びる尾鰭の形状です。

ショートテール(ST)

尾鰭が極端に短いものをショートテールと呼びます。琉金に多い形状です。

ブロードテール(BT)

ショートテール同様、琉金のバリエーションとして知られ、胴体よりも尾鰭の方が長いものをブロードテールと呼びます。

蝶尾

上から見ると蝶々が羽を広げているように見えるのが蝶尾です。

金魚は魅力的な種類がたくさん!

金魚は種類が豊富

撮影:FISH PARADISE!編集部

金魚は江戸時代から私たちの文化に寄り添ってきたとても親しみのある観賞魚です。これまでにたくさんの種類が作出されており、今なお多くの養魚場や愛好家の手で新しい種類が作られています。種類が多すぎて悩んでしまうかもしれませんが、ぜひ色々な金魚の飼育にチャレンジしてみてください。どの金魚も飼育してみるとそれぞれ独自の魅力を感じることができると思います。

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FISH PARADISE!編集部

魚をこよなく愛し、沢山の人に魚の面白さを伝えようと日々奮闘しています。実際にフィールドに出掛けたり、飼育や料理にもチャレンジ中!皆様に有益な情報をお届けできるよう頑張りますっ!