グラミーの13種類!サイズもカラーも豊富な可愛い熱帯魚!

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グラミーってどんな魚?

グラミーはスズキ目キノボリウオ亜目オスフロネームス科に属し、インドやマレーシアをはじめ、東南アジアなどに広く生息している熱帯魚の総称です。体は平べったく、腹ヒレが糸状に伸長し触角のように見えるのが特徴で、腹ヒレをちょこちょこと動かす仕草はとても可愛くアクアリストにも人気があります。グラミーは飼育においても丈夫で飼いやすい種が多く、カラフルな外見から混泳水槽のタンクメイトとしてもよく選ばれます。

人気のグラミー13種類

たくさんいるグラミーの中から人気の種類をご紹介します。体長数cmの小型種から60cm以上に成長する大型種まで様々です。一部気性が荒い種もいますが、小型〜中型種は性格も比較的おとなしく、混泳水槽にもおすすめです。ぜひ、お気に入りのグラミーを見つけて飼育してみてください。

パールグラミー

その名の通り真珠のような光沢感のある白い斑点が非常に綺麗な人気のグラミーです。長く伸びた腹ヒレをちょんちょんと動かしながら泳ぐ様子は、とても特徴的で癒されます。成長すると12cmほどに成長するため、あまり小型の熱帯魚との混泳は向いていませんが、食べられない程度の大きさの熱帯魚であれば混泳させることが可能です。

シルバーグラミー

銀一色の体色がかっこいいグラミー。パールグラミー同様、成長すると10cm以上になります。水槽がある程度の大きさであれば、同サイズのグラミー同士の混泳をしてみてもいいかもしれませんね。

マーブルグラミー

マーブルカラーが渋い、10cm以上に成長するグラミーです。ヒレに入る小さな光沢感のある斑点もなかなか可愛いですね。飼育もしやすく価格も安価ですので、初心者にもおすすめの種類です。黄色や赤色の熱帯魚が多くなりがちな水槽にメリハリを出す際にもいいですね。

スリースポットグラミー

マーブルグラミーに似ていますが、体の中部と尾鰭の付け根にそれぞれ1つづつ班がある種類で、マーブルグラミーのように模様がつながっていません。黒っぽい目と合わせて3つのスポットがあるように見えるため、スリースポットグラミーと呼ばれています。丈夫でとても飼育しやすく入門種としてもおすすめです。

ゴールデングラミー

黄色みがかった体色が綺麗な、10cm以上に成長する種類。マーブルグラミーやスリースポットグラミーとは対照的な色合いをしています。ゴールデングラミーもパールグラミーやマーブルグラミーなどと同じくとても丈夫で安価なので初心者にもおすすめです。

ネオンドワーフグラミー

メタリックブルーと濃い赤色とのコントラストが非常に派手な人気の種類です。体長は8cm前後とパールグラミーやマーブルグラミーなどに比べると小型の種なので、小さめの水槽でも飼育が可能です。水槽で繁殖を楽しむこともでき、昔から人気の定番種です。

レッドハニードワーフグラミー

ネオンドワーフグラミーよりもさらに小型なのがレッドハニードワーフグラミーです。体長は5~6cm程度で、性格も温和なので小型テトラやコリドラスなどとの混泳相手としても最適です。価格も一匹300~500円ほどと安価なのも魅力です。

ゴールデンハニードワーフグラミー

レッドハニードワーフグラミーよりも黄色みが強い小型のグラミーです。小型水槽にもおすすめで、混泳にも向いています。小さな小競り合いはありますが、複数匹で飼育すると水槽がとても華やかになります。

ピグミーグラミー

ワイルドベタのような複雑な色合いが綺麗な、小型グラミー。体長も最大で4cm程度にしかならず、派手なグラミーとは異なる体色は小型の水草水槽などにもよく映えます。初心者の方は、ミクロソリウムやアヌビアスナナなどの陰性水槽と合わせて育ててみてもいいかもしれませんね。価格も安価で一匹150円〜250円です。

キッシンググラミー

最大で20cm以上に成長する中型のグラミーです。同種同士でキスをすることからこの名がついているのですが、これはオス同士の威嚇行動です。野生のキッシンググラミーは緑っぽい体色をしていますが、アクアリウムで流通しているものは、白色の体色を固定した改良品種です。気性は荒く同種・他種問わず攻撃するため、混泳向きではありません。

 

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チョコレートグラミー

茶色の体色がチョコレートを連想させる小型のグラミーです。以前は水質に神経質で飼育が難しいとされていましたが、最近はブリード個体も流通するようになり、飼育も比較的容易になってきました。ブラックウォーターでの飼育が適しており、低phの軟水が長期飼育には必要です。改良品種のような派手さはありませんが、落ち着いた色合いとツンととがった口がとってもキュートです。

スファエリクティス・バイランティ

チョコレートグラミーに似ていますが、体側の縞模様とヒレを縁どる白が鮮やかな種類です。飼育はチョコレートグラミーと同様にコツがいると言われていて、弱酸性の軟水での飼育がキモです。繁殖も狙うこともでき、マニアにも根強い人気があります。

オスフロネームスグラミー

最大で70cmにも成長する大型のグラミーです。キノボリウオ亜目最大である本種は最低でも120cmの大型水槽が必要になるため、飼育する際は終生飼育できるかどうかしっかりと考えましょう。雑食性で小型の昆虫やエビ、水草などなんでも食べます。白色個体を固定化したゴールデンオスフロネームスグラミーという改良品種もあります。

 

グラミーはカラフルな種類がいっぱい!

グラミーは体色もカラフルな種類が多く、上層から中層を活発に泳ぎ回ることからも水槽のムードメーカーになってくれるとても素敵な魚です。また、グラミーは泡巣を作る独特な繁殖行動も見られるとても面白い魚ですので、飼育に慣れたら繁殖をしてみてもいいかもしれません。グラミーをまだ飼育したことのない方は、今回の記事を参考にお気に入りの種類を見つけて飼育してみてください。グラミーのホバリングのような泳ぎはずっと見ていても飽きないですよ。

 

グラミーの種類は豊富