メダカの稚魚の育て方と生存率をあげるコツ!水草やエアーは必要?




アイキャッチ画像出典:写真AC

メダカ稚魚に適した容器

メダカの稚魚に適した容器は?

出典:写真AC

メダカの稚魚飼育に適した容器は、なるべく開口部が広く水量を確保できる物です。そのうえで、育成したいメダカの体色に注目し、色を濃くしたい場合は濃い色の容器を使用すると良いでしょう。メダカの稚魚飼育では通常、水流による衰弱や吸い込まれて死亡することを避けるために、エアレーションやフィルターを使用しません。そのため、自然に酸素が供給されるように空気と水の接触面積を確保したうえで、水質悪化の影響を緩和するために、ある程度の水量があった方が良いのです。

 

また、メダカにも保護色のような機能が備わっており、周囲の色に応じて体色を決定する色素細胞(色素胞)の活性が変化することが分かっています。よって、発色を良くしたい場合は、周囲の色を濃くした方が良い影響を得られやすいのです。容器の色に関しては、バックスクリーンや底砂を色の濃い物にすることでも同様の効果を得られます。

メダカ稚魚ネットも便利

メダカの稚魚を飼育する時は、親メダカとは別の容器を用意することが理想ですが、それが難しい場合は親メダカと同一容器内で隔離して育成できる、「メダカ稚魚ネット」を使用すると良いでしょう。メダカ稚魚ネットは骨組みにネットを被せるタイプや、メッシュ素材で構成されているカゴ状のタイプなどが市販されており、新しく水槽などを用意するよりも手軽に隔離できます。

ジェックス メダカ元気 育成ネット角型

ジェックス メダカ元気 育成ネット角型

372円(01/26 19:17時点)
Amazonの情報を掲載しています

メダカ稚魚育成に適した水温・水質

メダカ稚魚の育成に適した水温は25℃前後です。水質に関しては中性付近が適していますが、後に親魚と同じ環境で飼育することを考えると、親魚を管理している水で育成すると良いでしょう。これらの条件に加え、稚魚の間はグリーンウォーターでの育成が効果的です。グリーンウォーターとは、植物プランクトンによって緑色に着色した水のことを指し、メダカの稚魚にとっては常に餌が食べられる環境にあるため、餓死のリスクが減少します。特に、屋外飼育の場合は、グリーンウォーターの維持が容易なのでおすすめです。

メダカの稚魚に水草は必要?

メダカの稚魚に水草は入れたほうが良い

出典:写真AC

身を隠せる場所があった方が落ち着くため、水草はあった方が良いです。水草を入れることで水質の浄化効果も得られるため一石二鳥です。おすすめの種類としては「マツモ」や「ホテイ草」などが挙げられ、屋外飼育の場合ホテイ草は良い日除けとなります。ただし、水草を入れると植物プランクトンが必要とする養分を吸収してしまうため、グリーンウォーターの維持がほぼ不可能になる点には留意してください。

メダカの稚魚にエアレーション(ブクブク)は必要?

先に少し述べましたが、メダカはもともと水流を嫌う魚種で、稚魚はなおさらです。遊泳力が弱い稚魚が、エアレーションによって生じる水流に晒され続けると衰弱死する恐れがあるため、稚魚飼育には基本的にエアレーションは使用しません。そのため、水面と空気の接触面積を広くできる、開口部が広い容器が推奨されるのです。

メダカの稚魚の餌

メダカの稚魚に餌を与え始めるタイミングは泳ぎ出してからです。なぜなら、誕生直後は卵黄嚢からの養分を吸収しているので給餌しても食べず、食べ残した餌で水を汚してしまうからです。

 

餌の種類としては人工飼料や生餌などがありますが、メダカの稚魚はかなり小さいため、餌も専用に微細なものが必要です。人工飼料は稚魚用を謳う粒径の小さいものを用意しておき、生餌はゾウリムシに代表されるプランクトン系の餌がおすすめです。

 

餌を与える頻度に関しては、メダカの稚魚は成長に多くの栄養分を必要とするため、1日に2回以上与えると良いでしょう。食べ残しが発生すると水質の悪化が早くなるので、食べ残さない程度の分量を見極めることが重要です。残餌が出てしまった時は網などで掬って除去するか、ヒメタニシやミナミヌマエビなどのクリーナー生体を入れておいて処理してもらうと良いでしょう。

(活餌)(濃縮)ゾウリムシ インフゾリア(500ml)

(活餌)(濃縮)ゾウリムシ インフゾリア(500ml)

980円(01/27 04:36時点)
Amazonの情報を掲載しています
スドー 特撰メダカの餌 稚魚用 30g

スドー 特撰メダカの餌 稚魚用 30g

421円(01/26 09:38時点)
Amazonの情報を掲載しています

メダカの稚魚が死んでしまう原因と生存率UPのポイント

メダカの稚魚は繊細

出典:写真AC

めだかの稚魚が死んでしまう原因を細かくみていきましょう。

餓死

稚魚の死因で多いのが餓死です。前述のように、メダカの稚魚はかなり小さな状態で生まれてくるので、微細な餌でなければ口に入らないために摂食できず、餓死してしまいます。水質などの環境に問題がないのに稚魚が死んでしまう場合は、グリーンウォーターを試してみることをおすすめします。

水温・水質が不適切

メダカの繁殖や孵化には日光が重要ですが、当然ながら日の光が当たると水温が上昇します。メダカは稚魚でも比較的丈夫な魚種ですが、30℃を超えてくると危険なので注意してください。また、水質の悪化も死因になるため、給餌の際は食べ残しが出ないようにし、残餌はできるだけ取り除いておきましょう。これらは特に水量が少ない時に問題になりやすいので、稚魚を育成する時は水量を確保できる大きめの容器の使用がおすすめです。

水流による衰弱死

これも先に少し述べましたが、メダカはもとより水流を嫌う魚種です。それに加えて、稚魚期は遊泳力が低いこともあり、エアレーションやフィルターを導入すると発生する水流で泳ぎ疲れ、最悪の場合は衰弱死してしまいます。したがって、稚魚育成には基本的にはエアレーションやフィルターを使用しません。大きめの容器を用意できないなどの事情があってフィルターを導入したい時は、「スポンジフィルター」を使用すると幾分かは安心です。

メダカの稚魚を屋外で飼育する際の注意点

屋外飼育の場合は外敵に注意が必要です。鳥や猫、肉食性昆虫などに捕食されないよう、飼育容器はしっかりとガードしておきましょう。親メダカにとっては良い餌となるボウフラも、稚魚にとっては危険な外敵になるケースがあります。

また、自然災害にも注意しなければなりません。豪雨や台風が来ると、容器の転倒・破損や増水によって稚魚が流される恐れがあります。容器の設置場所を工夫したり、屋内に避難させられる態勢を整えておくなど、事前に備えておいた方が良いです。

メダカの稚魚の成長速度をあげるコツ

稚魚の成長速度を上げるためには、餌の種類と与え方が重要です。餌の種類としては、やはり動物性タンパク質が豊富な生餌が適しており、具体的にはゾウリムシやタマミジンコなどが挙げられます。特に、これらの活餌は食べ残したとしてもしばらくは生きているため、残餌になりにくい点も大きなメリットです。

 

餌の与え方としては、1回の給餌で食べ切れるだけの量を、1日に複数回に分けて与えると良いでしょう。メダカの稚魚は成長のために多くの餌が必要ですが、体が小さいので一度に大量の餌をあげても食べ切れません。食べ残した餌は水質を著しく悪化させるため、食べ切れるだけの量を与える必要があり、その分量を小まめに与えることで成長を促進できます。そういった意味でも、いつでも摂食できるグリーンウォーターでの飼育は効果的です。

 

また、水温も成長速度には大きく関わってきます。特に秋から春にかけての低水温が続く時期には、可能ならばヒーターを使用して加温しながら飼育してあげると稚魚はぐんぐんと育ちます。

餌や水流に注意してメダカ稚魚の生存率を上げよう!

メダカの稚魚を元気に育てよう

出典:写真AC

メダカの稚魚育成で第一に気を付けるべきは餌です。メダカの稚魚は小さく、かなり小型の餌でないと摂食できずに餓死してしまうので注意してください。おすすめの餌としてはプランクトン系のものですが、管理が煩わしく感じるのであれば、稚魚用の微細に粉砕された人工飼料でも育成可能です。また、水流にも注意が必要で、エアレーションやフィルターで流れが発生していると、泳ぎ疲れて弱ってしまいます。稚魚を育成する時は、これらの要素に気を付けて環境を整えてあげてください。

メダカの稚魚は繊細