ラムズホーンを飼育しよう!増えすぎてしまった時の駆除方法は?




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ラムズホーンとは

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ラムズホーンは淡水生の巻貝の1種で、「インドヒラマキガイ」の改良品種群を指す名称です。色鮮やかでコケ取り能力に優れることから、アクアリウムではクリーナー生体の1種として一般的に導入されています。まずは、ラムズホーンの特徴や生態などをご紹介します。

ラムズホーンの特徴

ラムズホーンはインドから東南アジアにかけて分布している、「インドヒラマキガイ」の改良品種です。殻径は最大で2cmほどの小型の巻貝で、原種のインドヒラマキガイは自然下では藻類やデトリタスを食べています。そのため、ラムズホーンを水槽に入れておくと、発生するコケや観賞魚が食べ残した餌を食べてくれるので、クリーナー生体として活躍します。

ラムズホーンの繁殖生態

ラムズホーンは1個体がオスとメス両方の生殖器官を持つ雌雄同体です。通常では2匹が交尾をして卵を産むことで繁殖しますが、その気になれば自家受精により1個体でも繁殖活動を完結できます。そのため、水槽内で増えすぎてしまうことが、しばしば問題になるので注意してください。

ラムズホーンの寿命

ラムズホーンの寿命は平均で1~2年ほどです。あまり長くは生きられませんが、環境への適応力が高く、特別に意識せずとも次々と新しい世代が誕生するので、寿命の短さは気にはならないことでしょう。

ラムズホーンの種類と価格

前述の通り、ラムズホーンはインドヒラマキガイの突然変異体を固定した改良品種です。現在のところ、主に3つの品種が流通しています。

レッドラムズホーン

インドヒラマキガイのアルビノを固定した品種で、殻・動物体ともに鮮やかな赤色が印象的で、水草水槽などで良く映えます。価格は10匹で600~1200円ほどです。

ピンクラムズホーン

こちらもインドヒラマキガイのアルビノを固定した品種ですが、レッドラムズホーンよりは色が淡く、殻・動物体ともにピンク色をしています。価格は10匹で1900~2600円程度です。

ブルーラムズホーン

名前の通り青色のラムズホーンです。上記2種よりも餌や環境の影響を受けやすく、殻などの色が変化しやすい特徴があります。価格は10匹で1200~1600円ほどです。

ラムズホーン飼育のメリット・デメリット

ラムズホーンは見た目が奇麗でクリーナー生体としても優秀ですが、繁殖力が強くいつの間にか水槽内がラムズホーンだらけ、といった事態に陥りがちです。ここでは、ラムズホーン飼育のメリットとデメリットについてご紹介します。

ラムズホーン飼育のメリット

ラムズホーン飼育のメリットは、コケ取り能力や残餌の処理能力に優れるので、クリーナー生体として役立ち、水槽環境の維持に貢献してくれることです。また、ラムズホーン自体が鮮やかな色合いをしているので鑑賞性を損ねることがなく、観賞魚など他の生体に害を与えないこともメリットです。

ラムズホーン飼育のデメリット

デメリットとしては、その生命力と繁殖力の強さにあります。ラムズホーンは丈夫な巻貝なので、観賞魚などが生きていられる水槽環境であれば、繁殖に関しても問題なく行うことが可能です。そして、その繁殖力ゆえに水槽内で数十匹以上に増えることもあります。ラムズホーンは奇麗な巻貝ではありますが、数が増えすぎると鑑賞性が低下するうえに、餌が不足すると水草を食害することもあるので、個体数に注意が必要です。

ラムズホーンの飼育方法

ラムズホーンは環境適応力が高い巻貝なので飼育は容易です。その丈夫さから、水槽立ち上げ時に入れる生体としても適しています。

水温・水質

ラムズホーンの飼育ができる水温は10~28℃前後です。観賞魚に適した水温で問題なく飼育ができますが、ヒーターに直接触れてしまうと火傷を負って死亡する危険があるので、ヒーターカバーなどで対策してください。水質に関してもうるさくなく、弱酸性から弱アルカリ性まで幅広い水質に適応可能です。

ラムズホーンの餌

ラムズホーンは水槽に自然発生するコケや、観賞魚が食べ残した餌などを食べるので、特別に給餌する必要はありません。ただし、それらが不足するような水槽環境では、餓死の恐れがあるので給餌する必要があります。ラムズホーン用の餌はプレコ用のタブレットなど、植物食性が強い熱帯魚を意識して配合された人工飼料が、水を汚しにくいうえに沈下もするのでおすすめです。

ラムズホーンのコケ取り能力はどれくらい?

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ラムズホーンのコケ取り能力は高い方で、水槽の大きさなどの環境にもよりますが、数匹いるだけでもコケの付着をかなり抑制できます。しかし、水槽に発生するコケにも種類があり、ラムズホーンが食べないものも存在するので、ご自身の水槽環境で発生しやすいコケに合わせてコケ取り用の生体は選ぶ必要があります。

ラムズホーンとの相性がいい観賞魚

撮影:FISH PARADISE!編集部

ラムズホーンは大部分の観賞魚と相性が良く、問題なく混泳が可能です。しかし、「アベニーパファー」や「アノマロクロミス・トーマシー」など、貝食性を持つ観賞魚には食べられてしまうので混泳はできません。また、稚貝の頃は殻が柔らかいので、ベタなどの好奇心が旺盛で何でもつつく観賞魚には、食べられることがあるので注意してください。

ラムズホーンが増えすぎた!最適な駆除方法とは

ラムズホーンの駆除方法としては、主に人力で駆除する方法と「スネールイーター」と呼ばれる生物に食べてもらう方法の2通りに分けられます。人力の場合は見つけ次第、「貝転キャッチャー」などの道具を用いて回収します。時間はかかりますが、あまりコストをかけずに確実に数を減らせる方法です。スネールイーターとしては、前述の魚種の他に「バジス・バジス」や貝を食べる貝である「キラー・スネール」などが挙げられます。スネールイーターを導入する方法は、本来飼育していた観賞魚との混泳相性が悪い場合には、隔離水槽を用意するなどの工夫が必要になるので注意してください。

ラムズホーンは水草を食害するの?

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先に少し触れましたが、ラムズホーンは水草も食べます。とは言え、積極的に食べるわけではなく、他に食べる物がない場合に柔らかい新芽などの部分を食べる程度です。水槽のコケ対策にラムズホーンを入れていて水草が食害を受けるようでしたら、発生するコケや残餌の量に対してラムズホーンの数が多いことが考えられます。そのため、水草の食害が見受けられたら、ラムズホーンの数を減らすか、別途に給餌してあげると良いでしょう。

ラムズホーンが調子が悪い時の兆候と原因

ラムズホーンは丈夫な生物ではありますが、当然ながら水槽環境があまりに悪化すると調子を崩して死んでしまいます。ここでは、ラムズホーンの調子が悪い時に見せる行動や、その原因についてご紹介します。

じっとして動かない

ラムズホーンがじっとして動かない理由は、主に1.水質・水温が不適、2.水質・水温が急変した、3.寿命が近い、の3点が考えられます。まず、ラムズホーンは幅広い水質に適応できますが、酸性側よりはアルカリ性側を好みます。観賞魚を飼育していると水質は一般的に酸性に傾いていくので、水質が悪化して過度に酸性に傾いていないか確認することが先決です。それと同時に、水温が低すぎないか高すぎないかも確認しましょう。次に、購入した個体を水槽に導入する時や水換え時などに、水質と水温が急変することでも動かなくなることがあります。ラムズホーンの場合も水合わせはしっかりと行い、水換えの時も一度に半分以上を交換することは避けましょう。そして、寿命が近い個体も動かなくなることがあります。残念ながら寿命の場合はどうにもできないので静かに見守りましょう。

水面近くに浮いている

ラムズホーンが水面近くに浮いてくる原因は、水質の悪化と飼育水中の溶存酸素量の減少が考えられます。動かない場合と同様、水質が悪化していないか確認するとともに、エアレーションを強化することで解消される場合があるので試してみてください。

ラムズホーンは優秀なクリーナー生体!増えすぎには要注意!

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ラムズホーンはコケ取り能力や残餌の処理能力に優れるうえに、奇麗な色をしているため鑑賞性を損ねない優秀なクリーナー生体です。しかし、生命力と繁殖力に溢れることから、水槽内で増殖し過ぎることがしばしば問題になります。増えすぎると鑑賞性が低下するだけでなく、水草も食害を受けることがあるので、適切な個体数を維持できるよう適度に間引くことが重要です。上手に飼育できれば、水槽内で良いアクセントになりつつ環境の維持に貢献してくれるので、ぜひラムズホーンを飼育してみてください。