シルバーアロワナの飼育法!気をつけたい5つの病気・症状や混泳!




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シルバーアロワナとは

シルバーアロワナってどんな魚?

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シルバーアロワナという熱帯魚をご存知でしょうか。かなり大きな種類の観賞魚で、飼育に関しても注意しなければならない点がいくつかあります。ただ、それさえ守ればシルバーアロワナの飼育自体は、それほど難易度が高いわけではありません。ここでは、シルバーアロワナの飼育に関する気をつけたい5つの病気・症状や、混泳に関する注意について説明していきます。

特徴

シルバーアロワナはアロワナ目アロワナ科に属する淡水の熱帯魚です。ほかのアロワナの仲間と同様に、非常に細長い体型をしています。尻ビレと背ビレが体長の半分ほどを占め、全身は名前のとおり銀色のウロコに覆われています。また、1億数千年前の化石から発見されている古代魚の一種で、非常に丈夫なのも大きな特徴となっています。

分布

シルバーアロワナは南アメリカのアマゾン川が原産で、ペルーやブラジル、南米ギアナの河川に広く分布しています。野生下では最大で1.2メートルを超す個体もおり、水槽飼育下でも1メートル近くに成長するアロワナ科では最大クラスの魚です。

寿命

シルバーアロワナの寿命は平均して10~15年ほどと言われています。中には30年も生きたという記録もあるほど、長寿の種類です。ただ、水槽飼育下ではストレスなどにより、そこまで長く生きるという例はほとんどありません。

価格相場と流通量

シルバーアロワナはアロワナの仲間の中では非常に流通量も多いポピュラーな種で、観賞魚ショップなどで簡単に入手できます。価格は小さいサイズで1,500~2,000円程度。20センチを超えるサイズでも5,000円程度と、比較的リーズナブルな観賞魚と言えるでしょう。

現地では重要な食用資源

シルバーアロワナの生息地である南米、アマゾン川ではゲームフィッシング(釣り)の対象として人気があるほか、古くから食用としても扱われており、現地ではコロソマとともに人気の食用魚となっています。

シルバーアロワナの最大サイズと成長速度

シルバーアロワナの成長速度

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先述したとおり、シルバーアロワナは野生下で最大1.2メートル、水槽飼育下でも1メートル近くまで成長する大型の観賞魚です。重さも2~3kgほどに達し、体高は20センチほどになります。しかも、その成長速度は早く、稚魚で購入しても半年で40センチを超え、1年で70センチを超えるほど。3年目でようやく成長が止まりますが、水槽飼育下でも90~100センチにはなっているでしょう。

シルバーアロワナの飼育方法

大型のアロワナ科でも、最大クラスの体長を誇るシルバーアロワナ。大きな観賞魚だけに、飼育方法も難しいのではないかと思いがち。しかし、コツさえつかめば丈夫なシルバーアロワナの飼育は、そこまで難しいものではありませんよ。

水温と水質

シルバーアロワナは南米が原産の熱帯魚です。言うまでもなく、日本の気候では冬場は生きられません。適した水温は24~28℃と言われています。特に低水温に弱い種類なので、冬場は室内でもヒーターを忘れないようにしてください。また、水質に関してはph5.0~8.0の弱酸性がベストですが、そこまで水質にうるさいタイプではないのであまり神経質になる必要はありません。ただ、稚魚・幼魚のうちは水質の変化に強く、水換えなども問題ありませんが、成魚になるにつれて水質の変化に敏感になっていきます。

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適した水槽サイズとフィルター

どんな熱帯魚でも共通して言えることですが、飼育のための水槽は生体の身体のサイズに合ったものを選ぶ必要があります。その目安は体長の2倍程度だと言われていますが、シルバーアロワナは体が柔らかい魚ですので、比較的奥行きなどは必要ないと言われています。シルバーアロワナの場合、体長が90~100センチということは、少なくとも幅180センチ水槽を用意してあげたいところです。生体が旋回するためのスペースをある程度取ってあげると、奥行きは60~90センチは必要です。。

 

また、このクラスの水槽になると水を入れたときの重量が1トン近くになることを忘れてはいけません。ラックなどに設置するのはほぼ不可能で、床にブロックなどを敷いて安全な場所に設置しましょう。なお、フィルターに関しては上部フィルターあるいは、オーバーフローシステムを採用するのがおすすめです。

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レイアウト

シルバーアロワナに関しては、餌を食べる量が多く、水を汚しやすいため掃除がしやすいレイアウトをおすすめします。結局、もっとも理想的なのは水槽内に水草や岩などを何も入れない「ベアタンク」が最適だと言えます。さらに、照明に関しても明るすぎても暗すぎても色が飛んでしまうため、水槽内をくまなく照らして掃除のじゃまにならない照明を選ぶようにしましょう。

シルバーアロワナの餌

基本的には大食漢で何でもよく食べる魚です。肉食魚(魚食性)向けの人工飼料などをメインで与えるとよいでしょう。ただ、シルバーアロワナは生き餌を好むため、ミルワームやコオロギ、金魚やメダカなどを併用して与えるとよいでしょう。また、メダカが口に入らないサイズの時期は、冷凍赤虫を与えるとよく食べてくれます。

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シルバーアロワナの混泳相性

大型で魚食性の強いシルバーアロワナですが、混泳は可能なのでしょうか。ここでは、シルバーアロワナと混泳可能な観賞魚について説明します。

同種・近縁種との混泳相性

シルバーアロワナの近縁種との混泳

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シルバーアロワナは縄張り意識が強い観賞魚です。特に同種・近縁種に対しては攻撃することが多いため、混泳はできれば避けるべきでしょう。特に2~3匹程度の少数で飼育すると、弱い個体が死ぬまで攻撃することもあります。単独飼育にするか、縄張りを作れないくらいの過密飼育にするといいでしょう。ただ、1メートルにもなるシルバーアロワナを過密飼育できる水槽を用意することは大変です。

他種との混泳相性

シルバーアロワナの混泳相手

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シルバーアロワナは非常に獰猛な性格をしている魚食性の強い熱帯魚なので、多種との混泳も向いているとは言えません。同種や同じくらいのサイズの魚には縄張りを主張するために攻撃しますが、自分よりも小さい魚は捕食対象になります。生活する層が異なるプレコやエイ、ポリプテルスなどは混泳可能です。

シルバーアロワナの気をつけたい病気・症状と対策

基本的にはシルバーアロワナは丈夫で強い魚なので、病気にかかることはあまりありません。ただ、水槽飼育環境下ではストレスがあるため、病気や何かしらの症状を発生することもあります。

目垂れ

アロワナ科の観賞魚全般にかかりやすい病気が「目垂れ」です。これは、目が下を向いてしまう症状で、生体の目線が高くて下を向く頻度が増える場合にかかりやすいと言われています。簡単に言えば、シルバーアロワナが明るい水面を見るようにしてあげるということが重要になります。水槽の位置が高い場合、水槽の照明を点灯しているとき以外は、水槽の前面を隠すようにすることで周りを通る人などを覗かないようにすることができます。

 

また、底面が明るい色だったり、混泳魚がいる場合も、下を見やすい環境になり、目垂れが起こるとも言われています。底面を黒くしたり、混泳を避けるというのも対策になります。

餌を食べない・吐き戻す

幼魚のシルバーアロワナが餌を食べなかったり、吐き戻してしまう場合は水換えなどで水質を改善することで食べるようになることはあります。ただ、成魚が餌を食べなかったり、吐き戻してしまうような場合は要注意です。満腹で食欲がないとか、水質が悪化したという要因もありますが、もっとも多い原因は人工飼料に飽きてしまったということがあります。

先述のようにシルバーアロワナは生き餌を好みますので、人工飼料ばかりだと飽きしてしまって、吐き出すような行動を取ることがあります。その場合、人工飼料と生き餌をバランスよく与えてみてください。

白点病

観賞魚がかかる病気で、もっともポピュラーなもののひとつです。シルバーアロワナも例外ではありません。全身に白い斑点が出て、これがエラに発症すると最悪の場合、死に至ります。寄生虫が原因で、発症したらその個体を隔離し、水温を28℃ほどまで上げて1週間ほど様子を見てください。また、メチレンブルーなどによる薬浴も効果的です。寄生虫が個体から離れれば、白点病は快方に向かいます。

水カビ病

水中に必ず存在する水カビが、生体のキズなどに付着して繁殖してしまう病気です。傷口に3~10ミリほどの線毛状の菌糸が視えたら、まず水カビ病だと思って間違いありません。対策としては、水槽内を常にキレイにしてゴミなどを取っておく、メチレンブルーなどで薬浴をさせるといった方法があります。

エロモナス症

エロモナス菌が体内に侵入して、感染する病気で、これにかかると体中のウロコが逆立って、末期には松ぼっくりのようになる「松かさ病」や、眼球が飛び出してしまう「ポップアイ」、ウロコがはがれ、肉が露出してしまう「穴あき病」といった症状を発症します。いずれも水質の悪化によって引き起こされることがほとんどで、一度かかって症状が進むと完治は難しい病気です。適切な水換えと掃除、ろ過フィルターの交換などを行うことが主な対策になります。

シルバーアロワナは飛び出し事故にも注意!

シルバーアロワナは飛び出しが多い

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シルバーアロワナはジャンプをする特性があります。しかも、水面をよく見ていて、隙間があれば、そこから飛び出そうとします。餌やりのためにガラス蓋などがカットされているようなものは、そこから飛び出さないように気をつけましょう。また、サイズが大きくなるにつれて力も強くなるため、ジャンプして蓋を弾き飛ばしてしまうこともあります。成長してきたら、蓋に重しを乗せるようにしたほうがよいでしょう。

雄大なスタイルで魅力あふれるシルバーアロワナを飼おう!

シルバーアロワナは90センチ以上にもなる雄大な体長を誇る観賞魚です。当然、室内で水槽飼育するためには大型水槽が必要となり、それだけのスペースを確保できる場所が必要となります。広いリビングに大きな水槽を設置して眺めるシルバーアロワナの姿は、まさに勝ち組だけが得られる特権のような気分を味わえると思います。可能ならシルバーアロワナを、ゆったりと飼育してみてください。金魚や小さな熱帯魚では味わえない雄大な気分に浸ることができますよ。

シルバーアロワナってどんな魚?