インペリアルゼブラプレコの特徴と飼育法!繁殖は難しい?




アイキャッチ画像出典:チャームスタッフブログ

インペリアルゼブラプレコとは

プレコ=「地味な苔取り屋」のイメージを覆したインペリアルゼブラプレコ。その体色の美しさから瞬く間にプレコの人気種になりました。インペリアルゼブラプレコの飼育方法を紹介します。

特徴

インペリアルゼブラプレコの最大の特徴は、何と言っても白と黒のゼブラ模様です。他に類を見ないこの体色は、熱帯魚にあまり興味のない人をも魅了するほど大変美しく目を引きます。体長は最大でも10㎝ほどとプレコの中でも小型で、寿命は10年以上と長く付き合えます。

分布

インペリアルゼブラプレコはブラジルのシングー川に生息しています。以前はブラジルから輸入されていましたが、乱獲などが原因で絶滅の危機に瀕したため、現在はブラジルからの輸出が禁止されています。

生態

インペリアルゼブラプレコは夜行性で、日中は岩の隙間や流木の影に隠れて休んでいます。暗くなると活動を始め、活発に泳ぎます。また、気に入った隠れ家を見つけるとずっと同じ場所を使い続ける習性があります。

流通量と価格相場

先に紹介した通り、ブラジルからの輸出が禁止になったため、現在販売されている個体は国内で繁殖させたものも流通しています。しかし流通量自体が少ないため、価格は1匹10,000~20,000円ほどと非常に高価です。

インペリアルゼブラプレコに適した飼育環境

インペリアルゼブラプレコは比較的丈夫で飼いやすい熱帯魚です。良好な飼育環境を保つためのコツを紹介します。

水温・水質

水質にはあまりうるさくなく、弱酸性~弱アルカリ性の広い範囲で飼育できますが、水質が酸性に傾いてしまうと耐えられずに死んでしまいますので、1~2週間に一回、1/2~1/3の水量を水換えして水質が酸性に傾かないようにしましょう。水温は24~30℃で生きられますが、26~28℃が理想的です。

水槽サイズ・フィルター

水槽内に隠れ家を多く設置する必要があり、よく食べるためフンも大量にします。隠れ家を作る面積や水質の悪化速度を考え、90㎝水槽以上がおすすめです。フィルターは濾過能力が高い外部フィルターか上部フィルターを使用し、場合によっては併用しても良いでしょう。また、水流を好むため濾過装置を使って水流を作ってあげましょう。

底床材

インペリアルゼブラプレコはベアタンクでも飼育できますが、水流を好むため餌が流されてしまい食べられないことがあるので、ベアタンクよりも掃除の手間は掛かりますが、出来れば粒の細かい砂を薄く敷いてあげましょう。餌が砂の上に留まり、プレコが餌を食べやすくなります。

インペリアルゼブラプレコの餌

インペリアルゼブラプレコは個体によって餌の好き嫌いが激しく、嫌いな餌は全く食べずそのまま餓死することもあるので、最初はいろいろな餌を試して食い付きを観察しましょう。人工飼料に慣れていない個体には冷凍赤虫やブラインシュリンプから与え、徐々に人工飼料に切り替えてみましょう。初めから人工飼料を食べる個体でも、時々冷凍赤虫などを与えることで喜ぶことがあります。

キョーリン ひかりクレスト プレコ

どじょう養殖研究所 グロウE

インペリアルゼブラプレコの混泳相性

インペリアルゼブラプレコの混泳について、同種・他種それぞれにまとめました。是非参考にしてください。

同種・近縁種との混泳相性

同種であればブッシープレコやタイガープレコなど、インペリアルゼブラプレコと同じく小型でおとなしい性格のプレコは好相性です。近縁種の代表格にコリドラスがいます。どちらも底面で暮らしている熱帯魚なので隠れ家を多く設置することで上手く行く場合もあるようですが、コリドラスはプレコに体を舐められてケガをしたり、追いかけ回されてストレスになることがあるので避けたほうが無難です。

他種との混泳相性

他種の混泳で特におすすめなのは、ネオンテトラやグッピーなどの小型熱帯魚です。プレコと生活圏が違うためケンカにならず、食べる餌も異なるのでどちらかが食い負けることもありません。体の表面積が広いディスカスなどは、プレコに舐められてしまいケガをすることが多いので、混泳には不向きです。また、縄張り意識が強いシクリッドなどと混泳させると逆にプレコがいじめられてしまうため、こちらも混泳には向きません。

インペリアルゼブラプレコの繁殖

インペリアルゼブラプレコの繁殖は可能?

出典:テトラFacebook

インペリアルゼブラプレコは水槽で繁殖させることも可能です。繁殖にあたっての雌雄の見分け方や繁殖環境などをご紹介します。

オス・メスの見分け方

インペリアルゼブラプレコは、お腹と胸ビレにトゲがあるかないかで見分けることが出来ます。オスはお腹と尾ビレの間の部分と胸ビレにトゲがあり、メスにはトゲがありませんので比較的簡単に見分けることが出来ます。

産卵しやすくなるポイント

繁殖を目指す上で、まずは混泳を避けてインペリアルゼブラプレコのみの水槽にします。そこに、産卵筒と呼ばれる筒を入れて産卵できる場所を用意してあげます。産卵筒は出来るだけ多く設置した方が産卵しやすい傾向にあるようです。

 

繁殖自体は比較的容易ですが、インペリアルゼブラプレコの繁殖で一番難しいのがペアリングです。人間同様相性があり、気に入らない相手には繁殖行動を起こしません。まずは水槽に対して余裕がある個体数(90㎝水槽であれば8匹前後)で飼育して様子を見てみましょう。ペアリングが上手くいけば産卵している可能性が大いにあります。

稚魚の育成方法

インペリアルゼブラプレコは一度に10個以上の卵を産み、約1週間ほどで孵化します。稚魚が生まれたら稚魚ボックスや産卵箱に隔離してあげましょう。ヨークサックがなくなる直前に餌を与え始めます。最初はブラインシュリンプや稚魚用の餌を与え、成長に合わせて親と同じ餌を細かくして与えるなど調整していきましょう。

インペリアルゼブラプレコの病気

インペリアルゼブラプレコは比較的丈夫な魚ですが、ストレスや水質悪化、ケガなどで弱っている個体は運動性エロモナス菌による赤斑病やポップアイ、腹水病にかかってしまうことが多いようです。プレコは薬に弱いので、薬浴をするときは薬液を規定量より薄めに作って様子を見ましょう。塩浴との併用も効果的です。また、水温の変化が激しいと白点病にかかりやすくなりますので、水換えの時は水温が極端に変化しないよう注意しましょう。

インペリアルゼブラプレコは飼いやすく繁殖も狙える!

インペリアルゼブラプレコについて紹介しましたがいかがでしたか?見た目の美しさはもちろんのこと、比較的丈夫で飼いやすい点や繁殖が狙える点など、飼いやすさも魅力の熱帯魚です。購入に多少値は張りますが、上手に飼えば長く付き合えるので是非一度は飼ってみたいですね。

インペリアルゼブラプレコの美しい模様に夢中