ブッシープレコはヒゲがキュートな熱帯魚!飼い方や繁殖方法など




アイキャッチ画像出典:テトラFacebook

ブッシープレコってどんな魚?

ブッシープレコはひげがキュート

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まずは、ブッシープレコという魚の特徴や分布などについてご紹介して行きます。

特徴

ブッシープレコは他のプレコと同じく、扁平な姿をしていて、吸盤状の口があります。他のプレコと最も異なる点は、ヒゲのような突起が生えていること。種によっては頭部がブラシに見えるほど、たくさんのヒゲが生えます。10cmから15cmにほどに成長します。

分布

ブッシープレコは南米の熱帯域や、アマゾン川流域などに生息し、本種の仲間は全世界で60種類以上いると言われています。水流を受けにくい扁平な体と口の吸盤で、流木や石に吸い付いて生活するため、比較的流れがある場所に生息しています。

寿命

プレコの仲間は10年以上生きる寿命の長い魚ですが、ブッシープレコは小型な種類のため、4〜5年程度が寿命です。

流通量と相場

ブッシープレコは飼育が容易でコケ取りとしての需要もあることから、東南アジアで盛んに養殖されています。定期的な輸入量もあり、値段は500円から1000円程度となっています。

ブッシープレコの種類

ブッシープレコの代表的な種類をご紹介します。

ミニブッシープレコ

「ミニ」とつきますが15センチほどには成長します。オレンジっぽい色から緑がかったものまで、カラーは様々です。模様も、水玉や迷彩色のようなものまで、産地や個体によってばらつきがあります。丈夫で飼いやすく、温和です。

アルビノブッシープレコ

ブッシープレコのアルビノ個体を交配で固定したもので、白、金色に見える美しい種類です。アルビノなので弱そうなイメージですが、水質などの適応力は高く、非常に丈夫で人にも慣れ、人工餌もよく食べます。

マツブッシープレコ

アンコウのような頭の大きな独特の体形に、豪快な太いヒゲがビンビン生えた、非常に個性的で迫力があるブッシープレコです。日本人がアマゾン支流で発見しました。丈夫で飼いやすく、繁殖も可能です。

ブッシープレコの飼育方法

ブッシープレコの飼育方法についてご紹介します。基本的にはブッシープレコは丈夫な種なので、飼育も容易です。

水温・水質

プレコの中には非常に水質に神経質な種類もいますが、ブッシープレコはあまり水質にうるさくないものが多いです。弱酸性から中性を保つようにしましょう。購入する際に、水質に敏感な特殊な種類ではないかはチェックしておくと安心です。水温は20度から28度の範囲にしましょう。

水槽サイズ・フィルター

最大でも15センチ程度の小型のブッシープレコなら、60センチ水槽で飼育できます。複数飼いをするなら隠れ家となる石や流木を多めに入れましょう。ブッシープレコはよく餌を食べるので、水は汚れやすくなります。濾過は上部式や外部式の強力なものがおすすめです。水流を好むので、あえて水流を作るようにしましょう。スポンジフィルターはかじる個体もいますので避けましょう。

底床材

ブッシープレコは吸盤状の口で何かに吸い付いて暮らしているので流木や大きな石などのアクセサリーがあれば、底砂のないベアタンクで飼育しても構いません。また、ブッシープレコはフンの量も多いので、ベアタンクの方が掃除がしやすいというメリットもあります。プレコは砂を巻き上げるので、ソイルなどは砕けて水槽を濁らせてしまうことがありますのでおすすめできません。

ブッシープレコの餌

植物性のプレコ専用の人工餌が各種発売されています。プレコが食べやすい円盤状になっているものもあります。小さな歯で餌をやすりのように削り取りながら食べるので、浮き餌などは食べられません。ブッシープレコは自然界では珪藻などを食べていますが、直射日光が当たらない水槽内では、コケだけでは生きられません。ほうれん草などの葉野菜なども好んで食べますが、水が汚れやすいので注意が必要です。

ブッシープレコの苔取り能力ってどれくらい?

水槽内に発生する苔には、珪藻、紅藻、藍藻、緑藻などがありますが、ブッシープレコはこのうちの珪藻や緑藻を好んで食べます。珪藻はガラス面などを緑や茶色に染めるもので、緑藻はサヤミドロ、アオミドロなどです。これらの苔はプレコを投入すると、一気に減少するのが実感できます。長くなったアオミドロなどは食べられないようですが、丈が短い生えかけの状態は好んで食べます。しかし、黒ヒゲ苔などと呼ばれる紅藻や藍藻は食べません。

ブッシープレコの混泳

ブッシープレコは温和で苔取りに役立つため、熱帯魚水槽によく投入されていますが、混泳相性はどうなのでしょうか。

同種・近縁種での混泳

ブッシープレコはテリトリーを主張し争います。鰭を立てて侵入者を威嚇したり、追い払ったりすることはあります。同種や他種のプレコなどと複数飼いをするならば、水槽の壁面だけでなく、流木や石を配置して、縄張りになる面を増やす必要があります。基本的に温和なので、お互いに必要な面積が確保できていれば、相手のテリトリーに乗り込むようなことはしません。

他種との混泳

ブッシープレコは、食べられる恐れがある大型のナマズなどを除けば、他種と混泳可能な場合もあります。しかし一方で、ブッシープレコは気が強い面のあり、他種との混泳はあまりおすすめできません。ハチェットフィッシュやネオンテトラ、グラミーなど、表、中層を泳ぐ小型魚とはお互いに干渉せず混泳はうまく行くことがあります。チャカチャカやバンジョーキャットなど、生活圏が重なる他種との混泳は避けた方が無難です。

ブッシープレコの繁殖

ブッシープレコはペアで飼育するといつのまにか産卵していることがあります。それくらいプレコの仲間の中では繁殖は容易ですので、環境を整えて繁殖にチャレンジしてみてください。

 

ブッシープレコはオスはヒゲが多く、メスはあまり生えていません。水槽内に割れた素焼きの植木鉢や土管などを設置しておくとそこに産卵します。ペアでシェルターに入り、天井などに産卵します。ブッシープレコは夜行性なので、産卵も夜に行うことが多いようです。

 

産み付けられる卵は数十個です。産卵後、1週間以内で孵化し、稚魚は親が守ります。混泳水槽なら、卵や稚魚が食べられないように、できれば隔離しましょう。稚魚は親と同じく、壁面に吸い付きます。孵化直後はヨーサックがありますが、数日後から餌を食べます。プレコ用の餌を粘土状に練り、米粒ほどの量をシェルターに塗りつけると、集まって食べます。

ブッシープレコの病気

 ブッシープレコは寄生虫による病気が発生します。主なものに白点虫による白点病、チョウ(ウオジラミ)、イカリムシの寄生などがあります。白点病は一時的に水温を30度以上に上げて対処します。他の寄生虫は魚病薬で駆除しますが、ブッシープレコは魚病薬の耐性があまり高くありません。規定量をしっかり守りましょう。

子どもたちのアイドル、ブッシープレコ!

ブッシープレコの口は面白く子どもたちに大人気で、水槽に張り付いて時を忘れて見ています。混泳などに少しコツは必要ですが、基本的には育てやすいので、ぜひ飼育にもチャレンジしてみてください。ブッシープレコのヒゲと吸盤に癒されてみてはいかがでしょうか。

ブッシープレコはひげがキュート