オスカーの飼育法や餌、混泳相性!人懐こくて愛らしい熱帯魚!




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オスカーってどんな魚?

オスカーの飼育

撮影:FISH PARADISE!編集部

中~大型魚の入門におすすめのオスカーは、世界中で愛されている熱帯魚です。オスカーの魅力をお届けします。

オスカーの特徴

オスカーは中~大型の熱帯魚で、ずんぐりした体に鮮やかで大きな模様が印象的です。ひとくちにオスカーと言っても改良品種が豊富に流通しているため、模様や体色は実に様々です。人に慣れやすく、丈夫で飼いやすいのも特徴です。

オスカーの生態

オスカーは南米原産で、流れの緩やかな河川に生息しています。性格は比較的温和ですが、気性の荒いシクリッドの仲間ですので混泳には細心の注意が必要です。安易な混泳はケガや病気、時には命に関わる事態になりますので避けましょう。

オスカーの成長速度・最大サイズ

オスカーの成長は非常に早く、半年で10㎝以上成長することもあります。サイズは最大で45㎝ほどと言われていますので、幼魚から飼育する場合でも90㎝以上の水槽を用意出来れば、大きくなっても余裕を持って飼育できます。

オスカーの寿命

種類によって異なりますが、オスカーの寿命は平均で10年ほどと言われています。人の手から餌を食べるようになるほど人懐っこい性格に加えて、丈夫で飼育も比較的容易なため、愛着を持って長く付き合える熱帯魚と言えるでしょう。

オスカーの種類・品種

繁殖や品種改良が盛んなオスカーは、種類が様々でそれぞれに異なった模様です。以下を参考に、是非お気に入りの子を見つけてください。

アストロノータス・オセラータス

背中から尾びれの付け根にかけて、目のような斑点模様があるのが特徴で、オスカーの野性種の代表格です。

アストロノータス・クラシピンニス 

他のオスカーに比べて地味な体色に、はっきりした縞模様が美しい野性種です。オスカーの中では比較的大人しい性格です。

アストロノータス・ルブロオセラータス

腹部の鮮やかな赤色が印象的な野性種です。オセラータスのように目のような斑点が尾びれの付け根にあるのも特徴です。

アストロノータス・オルビクラータス

改良品種の基になっている野性種で、体全体とエラの縁に赤色が現れるのが特徴です。体高が低いため、やや丸っこく見えます。

タイガーオスカー

不規則な模様に赤色が乗った、改良品種のオスカーの中で最もポピュラーな種類です。斑点状に赤色が現れる場合もあるようです。

アルビノオスカー

真っ白な体に鮮やかな赤色が美しい改良品種です。その見た目の美しさから非常に人気があります。赤色の他に朱色やオレンジ色の個体もいます。

レッドオスカー

頭部とヒレの先以外が赤色の、非常に目を引く改良品種です。アルビノ種同様赤色の発色に個体差があります。

ロングフィンオスカー

他のオスカーに比べて各ヒレが長い改良品種です。ここまで紹介した全ての改良品種にロングフィンオスカーが存在します。

バルーンオスカー

一般的なオスカーに比べて、体長が短く風船のように丸っこい体型が特徴の改良品種です。見た目の可愛さから人気がある品種です。

オスカーの飼育方法

オスカーは丈夫で飼育しやすい熱帯魚です。オスカーの飼育方法についてまとめました。是非参考にしてください。

水温・水質

水温は25~28℃、水質は弱酸性~中性がオスカーの飼育に適しています。オスカーは大食漢なため、食べ残しや大量のフンで水がすぐに汚れます。水質悪化はストレスを与えるだけでなく、病気にかかりやすくなる原因になるため、週に一度は1/3程度の水換えを行って、オスカーにとって快適な環境を整えてあげましょう。

水槽サイズ・フィルター

幼魚のうちは60㎝水槽でも飼育できますが、前述の通りオスカーは成長が早く、体長も40㎝ほどになります。出来れば最初から90㎝以上の水槽を用意すると、ひとつの水槽で終生飼育が可能です。また、フィルターは上部式フィルターが掃除もしやすく、濾過能力も高いため、水を汚しやすいオスカーに特におすすめです。

底砂

底砂は魚を落ち着かせる、濾過機能を助けるなどのメリットがありますが、オスカーは食べ残しやフンが多いため、掃除が容易なベアタンク(底に何も敷かない)が推奨されています。底砂を敷く場合はこまめな掃除が不可欠です。

オスカーの水槽レイアウト

オスカーは力が強く、せっかくレイアウトした水草を引っこ抜いたり、アクセサリーに体当たりしてずらしたりと、残念ですがレイアウトはほぼ間違いなく崩れると考えて良いでしょう。流木のみなどのシンプルなレイアウトが無難です。レイアウトに使う物はオスカーの体を傷付けないよう、尖っている物などは避けましょう。

オスカーの餌

オスカーは生餌から人工飼料まで、とにかくよく食べます。オスカーにおすすめの餌を紹介します。

オスカーの餌の種類

オスカーは丈夫な魚ですが、栄養の偏りによって病気にかかることがあります。人工飼料を中心にいろいろなバリエーションの餌を用意し、栄養が偏らないように気を付けてあげましょう。人工飼料でしたら汎用性の肉食魚用のものやシクリッド用の餌、生餌でしたら赤虫やミルワーム、ザリガニなどが良いでしょう。

キョーリン ひかりクレスト カーニバル

テトラ シクリッド スティック

餌やりの頻度・量

餌やりは1日2回程度、食べ残さないよう少量づつ与えます。オスカーの様子を見ながら与えていき、食い付きが鈍くなってきたらやめます。豪快な食いっぷりのオスカーは見ていて飽きません。特に単独飼育の場合、慣れてくると人の手から餌を食べるようになりますので、是非試してみてはいかがでしょうか。

オスカーの混泳相性

オスカーの混泳

撮影:FISH PARADISE!編集部

基本的には単独飼育がおすすめです。混泳には細心の注意が必要です。混泳する際に特に注意するべき点を紹介します。

同種・近縁種との混泳

近縁種はオスカーとの混泳に向きません。シクリッドの仲間は気性の荒い種類がほとんどですので、激しい争いを繰り広げ、どちらかがボロボロになってしまいます。もし混泳するならば同じオスカー同士で、お店の同じ水槽にいる同じくらいの大きさのものを選ぶようにしましょう。2匹では激しく争うため、必ず3匹以上で飼育するようにします。

他種との混泳

他種との混泳は、同じくらい、またはそれ以上の大きさの、温和な性格の魚であれば可能と言われています。また、オスカーは遊泳域の違う魚には寛容で、ポリプテルスなどの底層に住む温和な性格の魚は比較的相性が良いようです。ただし、気性が荒い面を持つオスカーとの混泳は、必ずしも上手くいくとは限りません。混泳させる前に慎重に検討してください。

オスカーがかかりやすい病気

オスカーは丈夫な魚ですが、他の魚と同じように急激な水温変化や水質の悪化、ストレスなどが原因で病気にかかることがあります。特に白点病と水カビ病に注意が必要です。また、ビタミン不足などで栄養が偏ると、頭部などに穴が開く穴あき病にかかってしまいます。定期的な水換えや掃除、バランスの取れた餌やりを心掛けましょう。

オスカーの繁殖

実はオスカーは、上手くペアができれば繁殖も狙える魚です。繁殖のポイントをまとめましたので参考にしてください。

オスメスの見分け方

オスカーのオスメスの見分けは非常に難しいため、小さめの個体を複数飼育してペアができるのを待ちます。最低でも5匹程度は必要になりますので、120㎝などの大きめの水槽を用意します。ペアができたら他のオスカーとは別にして様子を見守ります。

繁殖環境

オスカーの産卵準備としては、底砂を薄く敷き流木を入れるのが一般的です。どちらも産卵床になるため、流木は大きめの物で、尖ったりささくれたりしていない物を用意します。一度の産卵で数百個の卵を産みます。

孵化〜稚魚の飼育

卵や稚魚は親とは隔離して育てることが多いですが、オスカーは卵を守り、稚魚のお世話をする魚ですので特に隔離の必要はありません。オスカーが一生懸命こどもたちのお世話をする姿は、見ていてとてもほっこりします。確実に孵化させたい場合は、卵を水槽から取り出して人工孵化させそのまま育てます。稚魚の餌にはブラインシュリンプがおすすめです。

お気に入りの子を探すだけでも楽しい!

こっちを見るオスカー

撮影:FISH PARADISE!編集部

オスカーは、品種の違いはもちろん、同じ品種でも個体によって模様や発色が大きく違う魚です。じっくり吟味して、是非自分だけのお気に入りの子を見つけましょう。見た目の美しさに加え丈夫で飼いやすいオスカーですが、その最大の魅力はなんと言っても人によく懐くことではないでしょうか。長く付き合える魚ですので、是非大切に可愛がってあげてくださいね。

オスカーを飼ってみよう