アベニーパファーの混泳の注意点!相性が良いのはどんな魚?

アベニーパファーは混泳できる?

アベニーパファーが泳ぐ

 

アベニーパファーは世界最小の淡水フグで、その可愛らしい見た目や仕草から、古くからアクアリウムで親しまれてきた熱帯魚です。

 

アベニーパファーと他の生き物が、仲良く混泳するアクアリウムを思い描いて、本種の飼育を始めた、あるいは始めようとしている方もいるかもしれません。しかし、本種はその見た目に反して気性が荒いため、混泳させる際には注意が必要です。

 

本記事では、アベニーパファーを混泳させる時の注意点や、混泳が成立しやすい熱帯魚などをご紹介します。

アベニーパファーは小型のフグ

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アベニーパファー同士での混泳は可能?

アベニーパファーの混泳

 

前述しましたが、アベニーパファーは気性が荒く縄張り意識の強い魚です。そのため、基本的には同種を混泳させると、縄張り争いが勃発し喧嘩になります。

 

小競り合い程度で済む場合もありますが、一般的にアベニーパファー同士の混泳は避けた方が無難です。

 

ただし、詳しくは後述しますが、縄張りが重ならないようにしたり、縄張りを作らせないようにできれば、その限りではありません。

アベニーパファーの混泳をする際の6つの注意点

アベニーパファーは混泳向きの熱帯魚ではないため、混泳させる際には注意が必要です。ここからは、混泳させる時の注意点を見ていきましょう。

その1. ヒレが大きい魚との混泳を避ける

綺麗なベタ

 

アベニーパファーは気性が荒く、縄張りに近づくものを攻撃します。その際に、真っ先に狙われやすい部位がヒレです。

 

そのため、ヒレが大きい種類は、かじられてボロボロにされてしまうので混泳は避けるべきです。グッピーやトラディショナルベタなどは、特に相性が悪い魚種として挙げられます。

 

また、品種改良によって大きなヒレを持つ種類は、一般的に泳ぎが遅く、アベニーパファーに狙われやすいことも混泳相手としては不利と言えます。

その2. 泳ぎがゆっくりな魚との混泳を避ける

綺麗なグッピー

 

先に少し触れましたが、あまり機敏ではない魚とも混泳は避けた方が良いです。なぜなら、泳ぎが速い種類であれば、アベニーパファーから攻撃されても噛まれることなく逃れることが可能ですが、遅い種類だとそれができないからです。

 

グッピーやトラディショナルベタの他にも、ロングフィンなどと呼ばれる、品種改良によってヒレが長くなった熱帯魚も、原種に比べると泳ぎが遅い傾向にあるため、相性が悪いです。

 

加えて、琉金型の金魚なども、泳ぎが得意ではないため避けた方が良いでしょう。

その3. 大きめの水槽にする

大きな水槽

 

アベニーパファーの混泳を成立させるために、大きめの水槽を用意することは重要です。なぜなら、水槽が大きければ広い遊泳スペースを確保できるため、タンクメイトの逃げ場を多く作れるからです。

 

アベニーパファーは体形や大きさから、それほど速く泳げる種類ではないことも関係します。

 

また、大型水槽なら上手くアクセサリ類を配置すれば、アベニーパファー同士の縄張りを重ならないようにしたり、他種が見つからない状況を作ることも可能です。

その4. 魚の隠れ場所を多くする

水草水槽

 

アベニーパファーを混泳させたい時は、隠れ場所となる水草やシェルターなどのアクセサリ類を、多めに配置すると良いでしょう。

 

隠れ家が多ければ、アベニーパファーに攻撃されても逃れることが容易になりますし、そもそも見つからなければ攻撃されることもなくなるためです。

 

この観点からも、大きめの水槽が有利です。また、アベニーパファーは食性から水草との相性は良く、水草やシェルターを上手に組み合わせれば、アクアリウムとしても見栄えの良い水景が仕上がります。

その5. 過密飼育にして、特定の魚だけ攻撃されないようにする

アベニーの過密飼育

 

一般的に、混泳相性が悪いとされている熱帯魚が、ショップでは同じ水槽で多数の個体がキープされている様子を、目にしたことがある方も多いと思います。

 

それは、過密飼育にすることで、特定の個体だけが攻撃対象にならないようにすると同時に、縄張りを作らせない対策であるためです。

 

つまり、家庭でもショップと同様に過密飼育にすることで、アベニーパファーのような種類でも混泳させることが可能です。

 

しかし、この方法は、水槽内にいる個体同士の力関係などのバランスが崩壊すると、悲惨な結果を招きます。また、個体数が増えると、単純に飼育環境の維持管理が難しくなります。

 

その道のプロだからこそ採れる方法だと言える側面もあるため、基本的に初心者にはおすすめできません。あくまで自己責任でトライしてみると同時に、いつでも隔離できる準備を整えておきましょう。

その6. 大型魚との混泳を避ける

エンゼルは気が強い

 

アベニーパファーに攻撃されない種類と聞いて、大型魚を思い浮かべる方もいるかもしれません。しかし、大型魚と混泳させると、今度はアベニーパファー側が捕食されてしまう可能性があります。

 

大型熱帯魚は大部分が魚食性を持つため、体が小さく泳ぎの遅いアベニーパファーは体のいい餌になってしまいます。

 

ディスカスやエンゼルフィッシュなど、中型の種類にも注意が必要です。アベニーパファー程度のサイズ差だと食べられる危険がある上に、これらの種類は気性が荒い個体も珍しくないため、アベニーパファーが攻撃されることが多いからです。

アベニーパファーとエビ・貝類の混泳は基本NG

エビの画像

 

アベニーパファーは、自然下ではエビや貝などは日常的に口にしており、主食とも言える存在です。そのため、アクアリウムにおいてもそれらの生き物を目にすると、積極的に捕食しようとします。

 

タンクメイトやクリーナー生体としてエビ・貝類を入れておくと、基本的にはアベニーパファーの餌になってしまうので、混泳はできないものと覚えておきましょう。

 

アベニーパファーは、その小さな体に見合わず丈夫な歯と強靭な顎の力を持っており、エビ類はもちろんのこと、貝類の硬い殻も噛み砕いて中身を食べてしまいます。

 

それでも、どうしても混泳させたい時は、大型の水槽を用意してシェルターなどをたくさん入れておけば、ある程度は速く動けるエビ類なら混泳できることもあります。

アベニーパファーとの混泳が成功しやすい魚

アベニーパファーは混泳相性が悪い魚種ですが、ポイントを押さえておけば混泳できる熱帯魚も存在します。ここでは、比較的に混泳が成功しやすい熱帯魚をご紹介します。

ネオンテトラ

体長4cm前後の小型カラシンで、青色と赤色のコントラストが美しい種類です。本種はアベニーパファーよりも速く泳げるので、攻撃されても上手く逃げられることが多い上、普通は群泳させるため攻撃対象が分散することから、混泳が成功しやすいと言えます。

 

他にも、ネオンテトラと同様の性質を持つ小型カラシンであれば混泳が成立しやすいのですが、小型カラシンの中には気性が荒い種類も居るので注意してください。

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2017年8月31日

コリドラス

コリドラスは小型のナマズの仲間で、種類が豊富で100種類以上が存在すると言われています。

 

コリドラスは主に下層を生活の場としており、上~中層を泳ぐアベニーパファーとは生活圏が重ならないことがポイントです。

 

ただし、コリドラスの方は温厚な性格をしているため、アベニーパファーを攻撃することはないと言って良いのですが、やはりアベニーパファー側がコリドラスを攻撃することがあります。

 

そのため、コリドラスが隠れられる、シェルターなどを多めに配置することが重要です。

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プレコ

プレコは南米に分布するナマズの仲間で、上下に平たい体が特徴的です。プレコも種類が豊富で、体色や模様などもバリエーションに富んでおり、アクアリウムの人気種の1つとして知られています。

 

本種もコリドラス同様、下層で生活するのでアベニーパファーとは生活圏が重なりません。ただ、プレコに関しては混泳させるのはサイズ差が小さい、小型種に限られる点には注意が必要です。

 

プレコは小型種であれば温厚なのですが、中型以上の種になると一般的に気性が荒くなるため、アベニーパファーの方が攻撃されてしまいます。

混泳相手がアベニーパファーにかじられてしまった時の対処法は?

応急処置

 

まずはかじられた魚を隔離しましょう。かじられた場所がヒレであれば十分に再生が見込めますし、体であっても傷が浅ければ適切な処置を行えば治ることが多いです。

 

アベニーパファーのから隔離し、傷付いた魚を治療に専念させるために、 治療用の水槽に移しましょう。その後は、傷の程度によって対応が変わります。

 

多少、ヒレがかじられた程度であれば、隔離して普通に飼育していれば、いずれ再生することが大半です。ただ、ヒレがほとんどなくなってしまうほどのダメージを受けていた場合は、水カビなどの2次感染することがあるため、塩浴や薬浴を行っておくと良いでしょう。

 

体の傷の場合も同様で、傷口への細菌類の2次感染を防ぐため、塩浴・薬浴を行います。

正しい知識で混泳にチャレンジしてみよう

赤虫を食べるアベニーパファー

 

アベニーパファーは世界最小の淡水フグで、その可愛らしい姿や仕草、飼育の難易度から、古くからアクアリウムで親しまれてきた熱帯魚の1種です。

 

しかし、その見た目に反して気性は荒く、自身の縄張りに近づく者は積極的に攻撃します。丈夫な歯と強い顎の力から繰り出される噛みつき攻撃は強く、タンクメイトがケガをしてしまうことも無いとは言えません。

 

基本的に、動物同士は生存競争におけるライバル関係にあります。よって、水槽という狭い環境で混泳させたい時には、その生物がどのような性質を持つのか、事前に正しい知識を持っておくことが重要です。

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