21ツインパワーSWが登場!前モデルからの追加番手や新搭載の機能とは?

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ツインパワーSWが6年ぶりにモデルチェンジ!

21ツインパワーSWの特徴

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ソルトウォーター専用のリールとしてシマノの中ではステラSWに次ぐ高級機種であるツインパワーSW。2021年に満を持して6年ぶりとなるフルモデルチェンジを果たしました。

 

ステラSWにも搭載されているインフィニティドライブヒートシンクドラグなどが新たに盛り込まれ、さらに機能がアップしています。これだけの性能を持ちながらステラSWの約半分ほどの価格で購入できてしまいますので、ある意味コストパフォーマンス最強のリールと言えるかもしれません。

21ツインパワーSWの特徴

では、実際に21ツインパワーSWにはどのような機能が搭載されているのでしょうか。特に際立つ特徴について見ていきましょう。

注目の新機能①:インフィニティドライブ

これまでのツインパワーSWにはなかった新機能”インフィニティドライブ”がこの21ツインパワーSWには搭載されています。

 

これにより、メインシャフトとピニオンギアの非接触化が可能となり、メインシャフトの振動抵抗と摩擦抵抗を抑え、高負荷のかかった状態でも、少ない力で驚くほどパワフルな巻き上げが可能となっています。

注目の新機能②:ヒートシングドラグ

ドラグ性能と抜群の耐久性で高い評価を得ていたこれまでのツインパワーのドラグ機構ですが、今回の21年モデルには熱への対策でさらなる進化を遂げた”ヒートシンクドラグ”が搭載されています。

 

発生した熱を効率よく逃がすヒートシンクパネルにより、ラインが巻かれている部分の温度上昇を約30%減少させ、ドラグ力の低下も約50%改善することに成功しています。

注目の新機能③:ラインローラー部にもXプロテクト搭載

前モデルのツインパワーには、ストッパーベアリング部にのみ高い防水性能を誇る"Xプロテクト"が搭載されていましたが、21年モデルにはラインローラー部にも搭載することで万全の防水対策となっています。

 

ラインローラー部は特に海水が侵入しやすく、塩噛みや固着によるベアリングのトラブルが起きやすい部分ですが、この新機能により、ベアリングの耐久性が 10倍以上もアップしています。

前モデルの基本性能ももちろん健在!

21ツインパワーにはさまざまな新機能が追加されていますが、当然のごとく前モデルの基本性能もしっかりと継承されています。

 

特に、リールのメイン部分を司る HAGANEギアやHAGANEボディ、水の侵入をシャットアウトする Xシールド、巻取り時にもトラブルの心配のない ワンピースベイルなど、随所にシマノの最先端技術が詰め込まれています。

21ツインパワーSWのラインナップ

21ツインパワーSWのスペック一覧

作成:FISH PARADISE!編集部

現時点でのラインナップは上記のようになっています。前モデルにはラインナップされていなかった10000HGと14000PGが新たに追加されています。特に人気のある番手と、新たに追加された番手について詳しく見ていきましょう。

21ツインパワーSW 4000XG

シリーズ最軽量でありながら、最大巻上長101cmとショアからのさまざまなキャスティングゲームにマッチする汎用性の高いモデルです。

 

シーバスゲームからライトショアジギングやプラッギングゲームでの青物狙いにもぴったりです。コンパクトで軽快に扱えるリールですが、最大ドラグ力は11kgとパワフルさも兼ね備えています。

21ツインパワーSW 6000HG

6000番のハイギアモデルで、コンパクトボディながらPE3号を300m巻くことのできるラインキャパシティを誇るモデルです。巻き上げ速度とパワーのバランスが非常に良く、状況を選ばずオールマイティに使用していくことができます。

 

ショア・オフショアを問わずジギングやキャスティングゲームでも活躍し、ヒラスズキや中型青物も余裕の巻き上げ力で釣り上げることが可能です。

21ツインパワーSW 8000HG

ショアオフショアを問わず、PE4号前後を使用しながらブリやヒラマサなどの青物を狙っていくのに重宝するモデルです。ジギングやキャスティングどちらにも対応するので、状況に合わせて釣り方を変えていくことが可能です。

 

最大ドラグ力は25kgで、大型青物とも対等に渡り合うことのできるパワフルさと耐久性を兼ね備えています。

21ツインパワーSW 10000HG

PE5号を300m巻くことのできるモデルで、8000番よりもさらにパワフルさを求めている方におすすめのリールです。ショアからのキャスティングやジギングでのヒラマサゲーム、オフショアの深場でのブリジギングにも対応しており、さまざまなシチュエーションにも柔軟に対応します。

21ツインパワーSW 14000PG

ギア比4.9で最大巻上長は106cmと、こちらもオールマイティに使用していくことのできるモデルです。

 

XGモデルではギア比が高すぎてジギングでの使用は少し難しくなりますが、こちらのPGは巻上長も程よくパワフルさを損なわないバランスとなっているため、オフショアでのヒラマサやマグロのキャスティングをメインにしつつ深場でのブリジギングにも対応したいという方にぴったりです。

 

もちろんショアからの大型青物を狙うスタイルにもマッチします。

21ツインパワーSWと他機種を比較!

パワー・耐久性・防水性能とどれをとっても死角のない21ツインパワーですが、気になる他機種との比較についても見ていきましょう。

ステラSW

シマノのフラッグシップモデルで、ツインパワーの上位機種となるステラSWです。価格帯としてはステラが10万円前後するのに対し、ツインパワーの方は6万円前後という設定になっています。

 

両者の大きな違いには、スプールエッジを傷から守ってくれる” バリアコートスプールリング”や、ラインとの摩擦を軽減する DLCラインローラーの搭載、さらにはステラはボディ全体がアルミで形成されているのに対し、ツインパワーSWには一部に樹脂が使用されている点などがあります。

 

ラインナップの違いとしては、ステラSWにのみ4000HG・18000HG・20000PG・30000が、ツインパワーSWにのみ10000HGが存在しています。

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ストラディックSW

ストラディックSWはツインパワーSWの下位機種となるモデルで、価格帯も3万円台と非常にコスパの良いリールとなっています。両者の違いで特に注目できる点はドラグ性能に関する部分です。

 

ヒートシンクドラグやXタフドラグ、リッジドサポートドラグはツインパワーSWには搭載されていますが、ストラディックSWにはありません。また、ストラディックSWにのみ4000HGと5000PG、ツインパワーSWにのみ5000HG・10000PG・14000PG・14000XGがラインナップされています。

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セルテートSW

2021年に新登場したダイワのセルテートSWはツインパワーSW同様、ショア・オフショア問わずソルトゲームでのビッグフィッシュ狙いに適した大型リールで、ダイワ独自のマグシールドやモノコックボディ、ZAIONローター、ATDなどの技術がふんだんに盛り込まれています。

 

他メーカー同士のリールなので比較は難しいですが、同番手で比べるとセルテートSWの方が若干自重が軽くなっています。その他スペックについては巻き取り長や最大ドラグ力、ラインキャパシティなどはほぼ同じとなっています。

 

ラインナップについては、セルテートSWには8000番から18000番までが展開されています。

21ツインパワーSWは大物狙いには欠かせないリール!

ツインパワーSWでソルトの大物を攻略!

出典:写真AC

21ツインパワーSWは前モデル同様、ショアジギングやオフショアジギング、オフショアキャスティングなど、大型魚をメインに狙う釣りにうってつけのリールです。特にヒートシンクドラグ搭載によるドラグ能力の向上とインフィニティドライブによる巻き上げトルクの向上に期待が高まります。

 

ステラSWは高すぎて手が届かないという方、大物シーズンに備えて21ツインパワーSWを新調してみてはいかがでしょうか。

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