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シイラってどんな魚?
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シイラは瀬戸内や、島嶼部を含む全国の沿岸部の生息するルアー釣りで人気の魚です。特徴は全体的に細長く体高は頭部が最も高くなり、背びれが長く目の上方から尾柄部まで連続していて、背中の部分は濃青色で腹部は黄褐色、体側にはブルーの斑点があります。大きさは最大で2mにまで達します。見た目派手な体色ですが、釣りあげるとその体色が刻々と変化します。普段は沿岸や沖の表層部を回遊しています。
シイラ釣りの時期・時間帯
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シイラは暖かい海を回遊する魚になりますので、秋から春にかけては日本近海に姿を見せることはありません。シイラを狙うシーズンは5月くらいから始まり、太陽が照り付ける真夏がベストシーズンとされています。
また、シイラはデイゲームでの釣りになります。明るい時間にしか回遊しませんので、日の出から日中までの時間帯や、昼から日没までの時間帯を狙います。どちらもマズメ時が有効ですが、明るいい時間帯ならいつでも狙える魚です。
シイラ釣りの場所(ポイント)
シイラ釣りは基本的にオフショア、つまり船から狙う釣りになります。ポイントとしては黒潮が絡む暖流海域になります。また、ショアから狙う場合は基本的に太平洋側の黒潮が接岸するタイミングや日本海側の対馬海流域で狙えます。ポイントは防波堤や渡船での一文字、磯からの遠投で潮通しの良い場所になります。
シイラ釣りのタックル
シイラ釣りにはどんなタックルが必要なのでしょうか?順を追ってご紹介いたします。
ロッド
シイラ釣りのロッドはシーバスやジギングで使用するスピニングキャスティング用ロッドになります。長さは6~7フィート前後で、急な走り出しに備えてパワーのあるモデルが必要になります。ベイトモデルはパワーで勝りますがジャークミノーやトップウォータープラグを早巻きすることもあり、スピニングモデルが適しています。
リール
リールは2~3号のPEラインが200m以上巻けるスピニングリールを使用します。番手はシマノなら4000番~8000番台、ダイワなら4000番~5000番台のハイギアタイプがおすすめです。サイズは狙うシイラのアベレージサイズを参考にし、タックルの強さに合わせて選んでください。
ライン
シイラ釣りのラインはナイロンラインとPEラインがあります。釣りを始めて間もないビギナーの方はトラブルの少ないナイロンラインの4~5号、釣りを何度も経験している方は、より細く、強度のあるPEラインの2~3号を使うことをお勧めします。PEラインを使う場合はフロロカーボン40lb~60lbのショックリーダーを結んでください。長さは1.5m程度です。
シイラ釣りのおすすめルアー8選
シイラ釣りに欠かせない最適おすすめルアー8選をご紹介します。
マングローブスタジオ アトゥーラ120
スタジオアトゥーラ120は近海の食物連鎖の弱者、カタクチイワシをモチーフにしたシンキングペンシルベイトです。なぶらを狙い撃ち、フォールでは瀕死の絶望的な弱ったベイトを演出します。
マングローブスタジオ Sol Azula マヒボックス
通称、箱河豚ポッパーと呼ばれるマヒボックスは、海面を漂う海藻に寄り添いふわふわと戯れるハコフグをモチーフにしたペンシルベイトです。ひねりの入ったドッグウォークや、ストップ&ゴーが簡単にできます。
シマノ オシアペンシル 115HS
シマノ オシアペンシル 115HSはなぶらの中にキャストして、着水させてらすぐにラインスラッグを取ってロッドティップを立てながらトウィッチとジャークでアクションさせる超実践型のペンシルベイトになります。
シマノ コルトスナイパー ロックスライド 120S
シマノ コルトスナイパー ロックスライド 120Sは飛距離を稼ぎながら表層をスライドアクションさせるシンキングペンシルで小刻みなフォールバイブレーションと水つかみの良いリップヘッドが特徴です。
ダイワ モアザン ソルトペンシル 110F-HD
多彩なアクションとリアルなボディを兼ね備えたペンシルベイトでこれは餌だとまで称されたT.D.ソルトペンシルの基本性能を継承しています。独特のドッグウオークとスプラッシュアクションでターゲットを魅了します。
ブルーブルー バシュート!!!105
ナブラ打ちの救世主の異名を掲げるブルーブルーのバシュート!!!105はマッチザベイトの105mmでありながら貫通ワイヤーの採用と、#2のフックを搭載したジグミノーになります。
マリア ラピード F160
マリア ラピード F160は、意のままに動く圧倒的「食わせ力を持つダイビングペンシル」のコンセプトのもとに開発されたペンシルベイトです。逃げ惑うベイトフィッシュをリアルに再現しています。
マリア ポップクイーンF160
マリア ポップクイーンF160はソルト用ポッパーのパイオニアとも称されるポッパーです。青物の本能を刺激するポッパー音は、豪快なバイトを誘発し、離れたターゲットもその音を聞き逃すことはありません。
シイラの釣り方
シイラの釣り方を、オフショア(船)とショア(磯・堤防)別にご紹介しましょう。
オフショア(船)
オフショアからシイラを狙う場合、キャスティングで狙います。ルアーをキャストし、表層を狙うトップウオーターゲームやシンキングミノーをフォールさせてみたり、バイブレーションのストップ&ゴーや早巻きなどで誘いを入れます。
オフショアではナブラ打ちが可能ですので船長の指示に従いルアーをキャストします。注意点は、船上でのキャスティングフォームで、アンダーヘッドキャスト、周りに注意しながらのオーバーヘッドキャスティングを心がけてください。
ショア(磯・堤防)
シイラをショアから狙う場合は、外洋に面した堤防や、磯が良いとされています。また、向かい風の日が良く、シイラは漂流物につく傾向がありますので、時化後がねらい目です。ショアからもオフショア同様、ロングキャストでのトップウオーターゲームやシンキングミノーでのフォールやバイブレーションのただ巻きなどになります。ロングキャストが必要になりますので、飛距離の出やすいルアーをチョイスする事をおすすめします。
好機到来!夏本番はシイラゲームを楽しもう!
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シイラ釣りについて、シイラの特徴やポイント、釣れる時期やタックル等をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。シイラは太陽が照り付ける真夏がベストシーズンになります。これからタックルをそろえて、真夏にはショアの堤防や磯、オフショアのナブラ打ちで豪快なファイトのシイラゲームを楽しんでください。