20SLX DCはコスパ最強ベイトリール!インプレやブレーキ設定は?

アイキャッチ画像出典:シマノ

SLX DCについて

SLX DCのスペックとは

出典:シマノ

シマノよりエントリークラスのDCブレーキ搭載ベイトリール発売!

SLXにDCブレーキが搭載!

SLX DCは2019年に北米にて先行発売されていたシマノのベイトリールです。中堅価格帯に位置しており、釣りを始めて間もない方でも比較的手に届き易く、またDCブレーキ搭載によりハイエンドクラスのベイトリールに追随するキャストフィーリングが体験できます。

ブレーキシステムはI-DC4

I-DC4とI-DC5の大きな違いはブレーキの調整ダイヤルの設定数です。I-DC4はリール外側のダイヤルにてブレーキを設定しますが、I-DC5はリール外側のダイヤルに加え内側にもダイヤルを追加し、更に細かいブレーキ設定をすることができます。今回発売するSLX DCは初めての方でも設定に困らないI-DC4が搭載されています。

DC搭載リールの中では最安値!

SLX DCの店頭での実売価格は2万円程です。同じシマノのDCブレーキ搭載リールの最高峰アンタレスDC MDは実売価格6万円強、中堅グレードのスコーピオンDCは実売価格3万円程とこの2機種と比較しても今までDCブレーキ搭載リールに手が出しづらかった方も、比較的手に入れやす価格です。

発売日はいつ?

右巻きモデルは2020年2月に、左巻きモデルは2020年4月の発売されています。

SLX DCのラインナップ

12ld:100mが巻ける汎用性の高い6モデルがラインナップ!

SLX DC 70 RIGHT/71 LEFT

本モデルは一巻き当たりの最大巻き量:67㎝のローギア仕様となっています。ローギアモデルのメリットとしては、巻き上げのパワーからくる強引なやり取りのし易さです。またルアーを激しく動かす必要のないラバージグや打ちものに適しており、障害物からの魚の引きはがしにも最適です。

シマノ 20SLX DC 71 LEFT

シマノ 20SLX DC 71 LEFT

¥17,700(as of 04/24 02:49)
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SLX DC 70HG RIGHT/71HG LEFT

ハイギアモデルとしてラインナップされており、一巻き当たりの最大巻き上げ長:77㎝となっています。本モデルはラバージグや打ちもの系のルアーからバイブレーション、クランクベイト等の巻物系ルアーまで幅広く扱えるモデルです。最初の一台として、バーサタイル性が非常に高く扱い易いモデルです。

シマノ 20SLX DC 71HG LEFT

シマノ 20SLX DC 71HG LEFT

¥17,793(as of 04/24 02:49)
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SLX DC 70XG RIGHT/71XG LEFT

一巻き当たりの最大巻き上げ長:88㎝となっており、シリーズ最大の巻き上げ長となっています。エクストラハイギアの最大のメリットは巻きの速さからくる手返しの良さ、また比較的ゆっくりした巻きでも十分にルアーが動く為、障害物や魚のバイト等がわかり易く感度が良いのが特徴です。バイブレーション、クランクベイト、スピナーベイト等の巻物系のルアーと非常に相性が良いです。

シマノ 20SLX DC 71XG LEFT

シマノ 20SLX DC 71XG LEFT

¥19,000(as of 04/24 02:49)
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SLX DCと他DC搭載リールを比較

DCブレーキ搭載のエントリーモデルであるSLX DC。DCブレーキを搭載した上位機種との比較をしていきます。

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スコーピオンDC

SLX DCのワンランク上の価格帯であるスコーピオンDCの実売価格は3万円程であり、大きな違いは搭載するDCブレーキと糸巻き量の違いです。SLX DCのDCブレーキはI-DC4搭載であるのに対し、スコーピオンDCはI-DC5を搭載しており、より細かいブレーキの調整が可能となります。また糸巻き量も14ld:100mとなるため、SLX DCと比較しより太いラインを巻くことができ、より大物へのチャレンジも可能となっています。

メタニウムDC

DCブレーキ搭載機種のハイクラスモデルとして位置しているメタニウムDC。ブレーキシステムはI-DC5を搭載し、簡単かつルアー毎に細かな調整ができる他、マイクロモジュールギア、X-SHIPの搭載によりスムーズでシルキーかつ力強い巻き心地を実現し、ルアー操作における感度も向上しています。

シマノ 15メタニウムDC HG 右ハンドル

シマノ 15メタニウムDC HG 右ハンドル

¥52,359(as of 04/24 04:09)
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アンタレスDC

シマノのベイトリールの最上位に位置するアンタレスDC。DCブレーキもNEW4×8DCを搭載し、更に詳細なブレーキ設定を行えます。そして類似機種のアンタレスDC MDは20ld:100mとラインキャパシティも非常に多く、バスフィッシング以外にも海外での怪魚やモンスターフィッシュと対等に戦うことができます。価格帯も実売価格:6万円程とルアーフィッシングをより突き詰めたい方におすすめです。

 

SLX DCのブレーキ設定の使い分けは?

SLX DCのブレーキセッティングは?

出典:シマノ

SLX DCのブレーキ設定は全部で4段階です。投げる際、追い風時はブレーキ設定を「1」に設定し風に乗せてルアーを遠くに飛ばすことができ、「2」では鉄板系ルアーやバイブレーション、「3」では空気抵抗の受け易いクランクベイトやスピナーベイト、ミノー使用時に使います。「4」は小さく軽いミノーやシャッドを使用する際に重宝する設定です。

釣り場の状況に応じ、追い風時はブレーキ設定を一段弱く、向かい風・横風時はブレーキを1段強く、比重の軽いナイロンラインや糸巻き量を少なくする場合も1段強く調整することをお勧めします。

SLX DCに合わせるロッドの選び方

12ld:100mという巻き量である為、5~15gのルアーとの相性が良いです。主に小型ミノーから中型のクランクベイト、バイブレーションはもちろんワーミングまでが使用可能となってきます。シマノのロッドでは実売1万3千円程で購入できるゾディアスがおすすめです。中でも166MLや166Mがおかっぱり、ボートのどちらでも対応可能で汎用性が高いモデルです。166Mであればブラックバスはもちろん湾内でのボートシーバスも楽しむことができます。

シマノ 20ゾディアス 166M

シマノ 20ゾディアス 166M

¥13,929(as of 04/24 02:49)
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SLX DCはソルトでも使える?

SLX DCはソルトでも使える?

出典:写真AC

SLX DCは海水での使用も可能な為、海でのルアーフィッシングも楽しめます。ラインキャパシティ12ld:100mであればバイブレーション、ミノー、シンキングペンシルを使用した湾内でのボートシーバスや港湾部の小場所で取り回しを生かしたおかっぱりシーバスがおすすめです。またワームや軽いメタルジグ、バイブレーションを使ったライトロックフィッシングでカサゴや小~中型のロックフィッシュも狙うこともできます。

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SLX DCの評価・インプレ

使用してみてやはりDCブレーキの使いやすさが目立ちます。設定さえ間違わなければバックラッシュが全く起こりません。ミノーからバイブレーション、風の抵抗を受けやすいバズベイトでも気持ちよく投げることができます。X-SHIPの搭載はありませんが、巻き心地もスムーズそのもの。DCブレーキの特徴的な音が他の機種と比較し少し小さい様に感じるかもしれませんが、実売:2万円程でこのクオリティは釣りを始めたばかりの人にとっては納得のできる一台です。

SLX DCの性能を体感しよう!

今回発売したSLX DCは全体的にバーサタイル性が非常に高く、釣りを始めたばかりの方はもちろん、ベテランの方のセカンドタックルとしても十分納得のできる一台となっており、またDCブレーキ搭載のリールを使用したことがない方でもDCブレーキ性能を存分に堪能することができるリールとなっています。

SLX DCのスペックとは