スポンジフィルター人気ランキングTOP10!お手入れ方法やろ過能力の比較も!

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スポンジフィルターとは

スポンジフィルターの種類

撮影:FISH PARADISE!編集部

製品によってはろ材を追加できますが、基本的にはスポンジとプラスチック製の管から構成されているシンプルなフィルターです。エアポンプと接続し、フィルター自体を水槽内に設置して使用します。空気をフィルター内に送り込むことで水流を発生させ、飼育水をフィルター内に吸い込んでろ過を行う仕組みです。一見すると、物理ろ過のためのフィルターに思えますが、スポンジにバクテリアが定着するので生物ろ過も行えます。安価かつ導入も容易なので、サブフィルターとして使用したり、稚魚の飼育などで活躍します。

スポンジフィルターのメリット・デメリット

全てのフィルターに言えることですが、メリット・デメリットを把握して適切に使用することが重要です。それでは、スポンジフィルターの場合のそれを見ていきましょう。

スポンジフィルターのメリット

まずはスポンジフィルターのメリットについて確認しておきましょう。

安価で導入しやすい

スポンジフィルターは、基本的に安価で構造的にもシンプルなので、導入しやすいメリットがあります。水槽内部に設置スペースを空けておけば水槽周りを圧迫しないため、サブフィルターとしての運用も容易です。設置スペースさえあれば複数設置も簡単なので、大型水槽の水質安定にも効果を発揮します。

エアレーションを兼ねられる

使用の際には基本的にエアポンプと接続するので、同フィルターを導入することでエアレーションの効果も同時に得られます。また、自動的にスポンジが好気的な環境になるため、ろ過バクテリアの定着もスムーズです。よって、小型水槽ではエアレーションとろ過装置を一本化して機材の省スペース化を図ったり、大型水槽でもエアレーションを追加しつつ水質浄化の効果を得られるなど、同フィルターが活躍できる場面は多いです。

稚魚などの小さい生体を吸い込まない

飼育水の吸い込み口にスポンジが付いており、水流の強さはエアポンプの吐出量を調節することで簡単に調節可能です。そのため、遊泳力が弱い稚魚などの小型生体を、フィルター内に吸い込んで死亡させてしまう心配がありません。よって、稚魚飼育はもちろんですが、ミナミヌマエビを繁殖させたい時や、プラケースでオタマジャクシを飼育したい場合などに最適です。

スポンジフィルターのデメリット

続いてデメリットについても見ておきましょう。

小まめなメンテナンスが必要

スポンジフィルターは、スポンジ部分に直接飼育水が吸い込まれるためゴミが付着しやすく、その分だけ目詰まりを起こしやすいデメリットがあります。よって、同フィルターのろ過能力を維持しようとすると、水槽環境にもよりますが小まめなメンテナンスが要求されます。スポンジが目詰まりを起こすと、通水性が悪化するとともにろ過能力も低下するので注意してください。

静音性に劣る

基本的にはエアポンプとセットで運用するため、ポンプの動作音が発生します。ポンプが1つだけならあまり気にならないかと思われますが、同フィルターを複数使用するために、ポンプの数を増やしたり強力なポンプを導入すると、その分だけポンプの動作音も大きくなります。寝室など静かな環境が望ましい場所では、不向きな場合があることを留意しておいてください。

水槽内で目立つ

スポンジフィルターは色が濃かったり、ろ材に当たるスポンジの体積が大きいので、水槽内での存在感はどうしても大きくなってしまいます。そのため、なるべく機材を目立たなくして、鑑賞性を向上させたい場合は不向きです。また、水槽内のスペースを占有するので、レイアウトが限られてしまうケースも生じ得る点に注意してください。

スポンジフィルターのろ過能力

スポンジフィルターのろ過性能は良好なのですが、ろ材を大量に運用できる形式と比較するとどうしても見劣りしてしまいます。実際に使用する際は、その点を考慮することが重要です。

スポンジフィルターのろ過能力は高い

前述のように、物理ろ過に加えて生物ろ過も可能であるため、安価でシンプルな割には高いろ過能力を有しています。生物ろ過能力は、基本的に存在しているバクテリアの数に依存しているため、スポンジが大きく数が多いほど高いろ過能力を発揮します。

他のフィルターとの比較

スポンジフィルターのろ過能力は高いのですが、それでも、強力な形式として知られている上部式や外部式、底面式と比較するとどうしても劣ってしまいます。なぜなら、運用できるろ材の体積が大きく異なるために、定着できるバクテリアの数にも大きな差が生じるためです。よって、スポンジフィルターをメインに据えるのであれば、ろ過能力が追い付く環境であるかどうか、よく見極める必要があります。

スポンジフィルターは他のフィルターと併用・連結も可能

スポンジフィルターは、安価でシンプルなどの理由で導入しやすいため、他のフィルターとの併用が容易で製品によっては連結して使用することも可能です。連結する使い方は、他のフィルターの取水口にスポンジフィルターを接続する方法で、メインフィルターの負担を軽減できます。また、併用することで、単純にろ過装置が増加する(ろ過バクテリアが増える)ために、水質浄化の効果をアップさせられます。これらの特徴から、スポンジフィルターは大型水槽などで、サブフィルターとして使用されることも多いです。

スポンジフィルターが向いている水槽

稚魚水槽

稚魚期の間は遊泳力が低い魚種が多く、その時期に他の形式のフィルターを使用すると、稚魚がフィルター内に吸い込まれて死んでしまうことも珍しくありません。その点、スポンジフィルターは、取水口にスポンジが付いているため吸い込む心配がありません。また、同フィルターを使用することでエアレーションも同時に行えることもポイントです。

エビ(シュリンプ)水槽

エアレーションとろ過が同時に行える性質は、エビ(シュリンプ)水槽にも向いていると言えます。なぜなら、エビ類は酸欠に弱いため、しばしば溶存酸素量の問題が発生するからです。また、生体を吸い込まないこともメリットであり、ミナミヌマエビなどを水槽内で繁殖させたい時に、稚エビがフィルター内に吸い込まれることも防止できます。

大型水槽

大型水槽の場合は、サブフィルターとしての使用に向いています。大型水槽で飼育される生体は水を汚しやすいものが多く、外部式などの強力な形式を導入していても、小まめなメンテナンスが要求されることも多々あります。そこで、スポンジフィルターをサブフィルターとして導入することで、その頻度を低下させることが可能です。また、大型水槽であればレイアウトを工夫することで、同フィルターを目立たなくすることも難しくありません。

スポンジフィルターの人気ランキングTOP10

現在では、スポンジフィルターも各メーカーから様々な商品が販売されています。ここでは、人気商品をランキング形式で紹介するので、どれを選べば良いのか分からない方は参考にしてみてください。

第10位 スポンジフィルター XY-2813

海水水槽を含む、あらゆる水槽で使用できるスポンジフィルターです。直径11.5cm、高さ13cmと、スポンジフィルターとしては大型なのでろ過能力に長けています。

第9位 LSS Nanoスポンジフィルター

バクテリアが定着しやすいよう、多孔質構造にして比表面積を大きくしたスポンジを採用しているフィルターです。ビーシュリンプや小型カラシンなどの飼育に適しています。

第8位 JUN プラスワン スポンジフィルター CS15

15L以下の小型水槽に対応したスポンジフィルターです。幅×奥行き×高さ:95×60×185mmとコンパクトなので、小型水槽のメインフィルターの他にサブフィルターとしても導入しやすいサイズ感です。

第7位 JUN プラスワン スポンジフィルターHG50

50L以下の水槽に対応した底置タイプのスポンジフィルターです。直径75mm、高さ125mmの大きなスポンジフィルターなので、ろ過能力も高いです。

第6位 スドー ベタのフィルター

名前の通り、ベタの飼育で使用することを主眼に設計されたスポンジフィルターですが、もちろん、他の生体にも使用可能です。2L程度までの水量に対応しており、幅×奥行き×高さ:40×65×75mmのコンパクトサイズなので導入しやすいです。

第5位 ニチドウ コネクト スポンジフィルター

U字型とL字型とを切り替えられるスポンジフィルターです。底面の汚れが気になる時はL字、中~上層の汚れに対応したい時はU字と、切り替えて使用可能です。小型水槽の他に、プラケースでの生体飼育にもおすすめです。

第4位 JEBO アクアブレス30

30L以下の水槽に対応したスポンジフィルターで、ケミカルスポンジにより高効率なろ過が行えます。そのスポンジが2つ付いているため、バクテリアの繁殖効率も高いです。

第3位 LSS Nano スポンジフィルター LS-30

「Nano スポンジフィルター」シリーズの1つで、本商品は30L以下の水槽に対応しています。多孔質構造のNanoスポンジがバクテリアの繁殖を助け、高効率なろ過を実現しています。

第2位  LSS スポンジフィルター Ls-100S 

100L以下の水槽に対応した、淡水・海水両用の汎用性に長けたスポンジフィルターです。直径110mm、高さ140mmの底置タイプの大型スポンジフィルターで、ディスカスや金魚、エビなどあらゆる水生生物の飼育で活躍します。

第1位 テトラ ツインビリーフィルター

40L以下の水槽に対応したスポンジフィルターで、同フィルター内の定番商品です。特製のスポンジがバクテリアの繁殖を補助し、それが2つ付いたツインタイプなのでろ過能力に優れます。配色も水槽内で目立たない工夫がされています。

スポンジフィルターのお手入れ方法と注意点

スポンジフィルターは目詰まりを起こしやすいので小まめなお手入れが必要です。しかし、お手入れの方法が悪いと、定着したバクテリアが死滅してしまう点に注意してください。

スポンジフィルターのお手入れ方法

スポンジフィルターは目詰まりを起こすと機能しなくなるので、その前にお手入れをしておきましょう。まず、フィルターを水槽から取り出し、エアポンプと接続しているチューブを外します。そして、スポンジとそれらを接続している各種配管を外し、配管はパイプブラシなどを用いて洗浄し、スポンジは手洗いで奇麗にします。この時、配管の方は水道水で洗っても問題ありませんが、スポンジの方は飼育水で洗うようにしてください。汚れが除去できたら組み立てて、水が滞りなく通ることを確認してから水槽に戻しましょう。

スポンジフィルターは洗い方に注意!

前述しましたが、スポンジフィルターのスポンジにはろ過バクテリアが定着しており、一定の生物ろ過能力を獲得しています。そのため、スポンジを洗う際に水道水をそのまま使用すると、含有されるカルキ(塩素)によりバクテリアが死滅し、せっかくの生物ろ過能力が失われてしまいます。それを防ぐためには、外部フィルターなどのろ材を扱う場合と同様に、基本的には飼育水を用いて汚れだけを落とすように優しくもみ洗いしてください。あまりにも強い力を加えると、バクテリアまで洗い流してしまうので注意してください。

スポンジフィルターを上手に使用し、アクアリウムの環境維持に役立てよう!

スポンジフィルターがすごい!

撮影:FISH PARADISE!編集部

スポンジフィルターは安価でシンプルながらも、エアレーションとろ過が同時に行える便利なアイテムです。ろ過能力も見た目より高く、小型水槽などではこれ1つでも十分なこともあります。ただし、シンプルゆえに目詰まりを起こしやすい点には注意が必要です。環境と用途さえ選べば、アクアリウムの環境維持に大いに貢献してるので、ぜひ導入してみてください。

スポンジフィルターの種類