【初心者必見】シーバスバイブレーションの使い方とおすすめ11選!

バイブレーションが効果的な時期・時間帯は?

バイブレーションが有効な時間帯は?

 

効果的な時期や時間帯についてはその地域やポイントの特性によって多少変わってくるので一概に言うことはできませんが、基本的にはどの時間帯でも有効なルアーで、特にベイトサイズが小さい状況ではこのバイブレーションにだけ反応するということが良くあります。

 

バイブレーションが生み出すその波動が小刻みで小さく、小さなベイトが出す波動と似ているからだと言われています。

バイブレーションが効果的な時期

どのシーズンでもバイブレーションは有効なルアーではありますが、特に春や秋などの、水温が上がっていてベイトフィッシュが豊富な時期の使用が非常に効果があります。

 

とはいっても、冬場のタフコンディションにおいてもバイブレーションはおすすめのルアーで、ナチュラルな波動で活性が少し下がってしまったターゲットのスイッチを入れることもできます。

メインとなるのは日中やまずめ時

最も有効な時間帯はやはりまずめ時ですが、これはバイブレーションに限らずどのルアーにおいても言えることです。バイブレーションがその本領を発揮するのは、ミノーやシンキングペンシル(シンペン)などでは反応が薄い日中です。

 

日中は、派手過ぎないナチュラルなアクションと共に、フラッシング効果も期待することができアピール力も抜群です。明るくて視界も良好な日中では他のルアーでは見切られてしまいますが、早巻きで誘うバイブレーションならシーバスのリアクションバイトを誘うことができます。

バイブレーションは夜でも釣れる

シーバスは夜にもバイブレーションで釣れる?

 

夜にはシーバスは水面付近を意識しているため、表層をゆっくりと巻けるミノーやシンペンなどで釣れやすくなります。シーバスゲームにおいては、夜間にはバイブレーションは使わないと言われるのはこのためです。

 

しかし夜間でもボトム付近に定位しているシーバスも意外と多いため、そういった個体に対してはバイブレーションが有効になってきます。

 

もちろん水面を意識しているシーバスをバイブレーションで釣ることもできますが、その場合ゆっくり巻いてもレンジをキープしやすいように、コンパクトサイズで重量の軽いものを選ぶようにしましょう。

シーバスバイブレーションの選び方

シーバスフィッシングになくてはならないルアーの一つ「バイブレーション」。その選び方のコツを解説します。

サイズ・重量

シーバスバイブレーションに最適なサイズとは?

 

シーバスゲームで使用されるバイブレーションのサイズとして 主流なのは7cmクラス15g前後のものです。ただし、そのポイントにおけるベイトの大きさなどに応じてそれよりも小さめの5㎝クラスのものや、10㎝クラスの大きめのものが使用されることもあります。

 

重量によっては使用しているタックルでは背負えないものが出てくることもあるので注意しましょう。

カラー

シーバスバイブレーションには様々なカラーバリエーションが

 

バイブレーションのカラー選びとしては、基本的に光量を基準に考えることができます。

 

例えば日中の晴天時で水が澄んでいる状況ではシルバーホロ系、まずめ時など太陽が傾いている時間帯や水が濁っている状況にはゴールド系、夜など光量がほとんど無い状況ではパール系やチャート系、という具合に使い分けていくことができます。

バイブレーションの種類

バイブレーションと言ってもボディの材質や作りの違いなど様々な種類のものがラインナップされています。代表的なものを見ていきましょう。

中空ボディ

まず中空タイプのバイブレーションですが、ボディ内部が空洞になっているため沈下スピードが遅めになり シャローレンジをじっくりと攻めたい時に非常に有効です。

 

港湾部などのさほど飛距離を必要としないポイントで、ナーバスになっているスレ気味のシーバスにアプローチするときに役立ちます。

ソリッドボディ

ソリッドボディタイプのものは、中身が詰まっていて中空ボディのものよりも 強度が高く、飛距離が欲しい時に有効なバイブレーションです。

 

広範囲に手早く探りたい時など手返し重視の状況や、磯場や防波堤などで潮の流れが速い時にもちょうど良い比重で潮になじませながらアクションさせていくことが可能です。

メタルボディ

メタルボディのバイブレーションはプラスチック系のソリッドタイプのものよりもさらに比重が大きく頑丈で、 フォールスピードも速く飛距離もかなり出ます。

 

海が荒れ気味の時や流れが速くて他のルアーでは太刀打ちできない状況、飛距離が欲しい時、またボトムを中心にゲームを組み立てていきたい時などはとても重宝します。

 

また、メタボディの中でもボディの後ろ部分が薄い板状になっている 鉄板バイブレーション

人気のシーバスバイブレーションおすすめ11選

ではここからは実績のある人気のシーバス用バイブレーションをいくつか見ていきましょう。購入の参考になさってください。

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中空ボディのバイブレーション

バスデイ レンジバイブ 70ES

多くのアングラーに長きにわたって愛され続けている定番バイブレーションです。安定感抜群の泳ぎでリーダーと絡んでしまうトラブルが少なく、とても扱いやすく初心者の方にもおすすめです。

レンジバイブの特徴

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ダイワ モアザン ミニエント 57S

小さめのバイブレーションでそのコンパクトボディのおかげで重さの割りによく飛びます。小粒なボディのためターゲットに与えるプレッシャーも低く、ここ一番の食わせでピンポイントで使用するのも良いでしょう。

 

アイマ ライキリ70

簡単にダートアクションを入れることのできるバイブレーションとして、他とは少し違う感覚で扱っていくことが可能です。飛行姿勢も良く、キャスト時の糸がらみによるトラブルが極限まで少なくなっている、おすすめのバイブレーションです。

ライキリでダートアクションをものにしよう

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ロンジン キックビート70

ロンジンのキックビートは上下にヒレがつけられているおかげで体高が大きくなっていて、水をかき分ける量が多くその波動によるアピール力の強さが特徴となっています。広大なフィールドで魚を寄せたい時にも有効です。

ソリッドボディのバイブレーション

シマノ エクスセンス サルベージソリッド 70ES

軽比重な樹脂ボディのため、低速巻きで使いやすく、ナイトゲームでゆっくり誘いたいときにも活躍するバイブレーションです。平均飛距離は80m弱と遠投性能も十分で、大河川の河口部やサーフなどでも使いやすいです。

 

ベイシックジャパン ウェーバー 14g

飛行姿勢、アクション共に申し分なく、良く釣れるルアーとして人気を博していますが、一番の特徴はなんといってもその価格の安さです。

 

バイブレーションは、比較的根掛かりのリスクの多いルアーとしても知られていますが、安く購入できるという強みがあるとポイントを強気で攻めていくことができ、それは確実に釣果にも反映してきます。

 

マドネスジャパン シリテンバイブ80

シリコン素材でできたソリッドボディバイブレーションです。樹脂製のバイブレーションよりも柔らかいボディが放つ絶妙な波動が、スレたシーバスに効果絶大です。渋い状況を打破すために1つは持っておきたいルアーです。

メタルボディのバイブレーション

コアマン IP-26 アイアンプレート

ソルトメタルバイブの元祖とも言える超定番メタルバイブレーションです。バランスを崩しにくい設計で、かなり早い高速巻きにもしっかりと対応します。広範囲を素早くサーチする能力に長けている優秀なメタル系バイブレーションです。

 

ダイワ モアザン リアルスティール 26g

こちらはメタル系バイブレーションですが、底を取りやすい特性を活かしてボトム付近を丹念に狙いたい時などに重宝します。もちろん表層付近をスピーディーに探っていくことも可能で、その飛距離を活かしてパイロットルアーとして使用したり、ナブラ打ちをすることもできます。

 

邪道 冷音 24g

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ラインアイが2つ設置されていて前方のラインアイを使用すると水平に近い姿勢でアップダウンさせやすくフワフワと誘うことが可能になり、後方のラインアイを使用すると前傾姿勢が強くなり浮き上がりを抑えやすくなるためレンジキープしやすくなります。

 

ジャッカル ビッグバッカー 80

青物狙いで大人気を博しているジャッカルのビッグバッカーですが、2022年にシーバス用として定番のレッドヘッドとチャート系2色の新カラーがリリースされました。サーフや堤防からの遠投はもちろん、ボートシーバスでも活躍間違いなしの注目メタルバイブです。

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シーバスバイブレーションの使い方

シーバスをバイブレーションで釣ろう!

 

では実際にバイブレーションをどのようにアクションさせ使っていくことができるのでしょうか。アクションと巻き速度の観点から見てみましょう。

基本はただ巻きでOK

バイブレーションの動かし方の基本は、ただ巻きです。簡単なようで奥の深い動かし方ですが、あまり難しく考えすぎずに行っていきましょう。狙いたい水深までカウントダウンして沈めた後、ロッドを立てて竿先に感覚を集中させながら丁寧にリーリングしていきます。

 

時折、スピードに変化をつけたり、一瞬ストップを入れたりして変化をつけると一層効果的です。

巻く速度でルアーのレンジや動きを調節

バイブレーションを巻く速度の調節は、釣果につながる大切な要素です。通常は、竿先でバイブレーションのプルプル感を若干感じられる程度の速度で巻いてくるのがベストです。

 

一定のレンジをキープできるように巻くのが基本ですが、慣れてきたら若干速度を落としたり速めたりして、レンジの調節や波動によるアピールの変化をつけて、その時に効果的なアクションを探っていきましょう。

リフト&フォールも有効

バイブレーションの他の効果的なアクションとして、リフト&フォールというものがあります。底まで落としても良いですし、根掛かりが怖ければ任意の層までまずは沈めていきます。

 

その後、バイブレーションの波動を感じられる程度にロッドを優しく縦にジャークし、ラインテンションを張りつつ数秒間カーブフォールさせます。このアクションを連続で行うのがリフト&フォールです。

バイブレーションを使う際に気をつけるポイント

シーバスバイブレーションのフック絡みを防ぐには?

 

根掛かりを防ぐために

バイブレーションを使う時はまずボトムをとってから巻き始めるのが基本ですが、その際一番の問題が根掛かりです。根掛かりを防ぐにはまずそのポイントの深さや地形を大まかに把握することが重要です。かけあがりや海底の障害物の位置を把握しておくことで根掛かりを回避することができます。

 

また、フックをダブルフックやシングルフックに交換することで、根掛かりのリスクを軽減することもできます。地形の把握が難しい場合は、これが一番手軽な方法になります。

フックがラインに絡む場合は?

バイブレーションを使っているとよくフックがラインに絡んで

バイブレーションがラインに絡む理由としては、キャスト時の飛行姿勢のバランスが崩れてしまってくるくるとルアーが回転してラインを抱いてしまうことや、ジャーキングをした時の力が強すぎてラインを抱いてしまうことが考えられます。

 

キャスト時にはしっかりと重みを感じながら投げること、ジャーキング時には力を入れ過ぎないことが大切です。

シーバス用バイブレーションで他の魚は釣れる?

シーバス用のバイブレーションは他の魚種に使える?

 

バイブレーションと言えば、シーバスのイメージが強いかもしれませんが、実は他のさまざまな魚種もよく釣れます。ボトム付近をリフト&フォールで丁寧に狙っていけばハタ系の根魚も釣れますし、ナブラ打ちなどで表層付近の青物を狙うこともできます。

 

さらには、サーフ等でのヒラメやマゴチにもとても有効で、バイブレーションはいろいろなターゲットに使用できる万能ルアーと言っても過言ではないかもしれません。

状況に合わせてバイブレーションを使い分けよう

シーバスをバイブレーションで釣ろう!

 

バイブレーションといっても形状、材質、構造、サイズ、アクションなどバリエーションは様々です。フィールドの状況も様々で効率よくシーバスを釣り上げるためにはその状況に合ったルアーを選定する必要があります。

 

バイブレーションもしっかりと各々の特性を理解して状況に合わせて使い分けていきましょう。

シーバスをバイブレーションで狙う!