コリドラスピグミーはよく泳ぐ小型種!飼育法や混泳の注意点は?

コリドラスピグミーとは

コリドラスピグミーとはどんな魚かまずはチェックしておきましょう。

特徴

コリドラスピグミーはコリドラスの中でも特に小型の種類で、最大でも3cm程度にしか成長しません。体側に入る黒い線とやや透明な体をしているのが特徴で、遊泳性が高く活発に泳ぎ回ります。

 

コリドラスピグミーはやや臆病な性格ですが、複数飼育すると群れを作り水槽前面にも出てくるようになります。寿命はやや短く約2年です。

原産地

コリドラスピグミーの原産地はブラジルのマディラ川やシパラナ川です。

 

他のコリドラスは東南アジアなどでのブリード個体が多く出回っていますが、コリドラスピグミーについてはワイルド個体も多く流通しています。

価格

コリドラスピグミーの価格は安価で、一匹200~300円程度で購入できます。

 

複数飼育が基本の種類ですので、5匹で1000円〜2000円ほどのセットで売られていることも多く、セットを購入した法がお得に入手できます。

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コリドラスピグミーの飼育

非常に小型のコリドラスピグミーですが、飼育する上での基本や注意点を確認しておきましょう。

水温・水質

水温は22~25度程度でやや低めの水温が適しています。コリドラスピグミーをはじめとしたコリドラスの仲間は高水温に弱いので、特に夏場は注意が必要です。

 

水質は弱酸性〜中性であれば、特に問題なく飼育可能ですが、水質の変化には弱い面がありますので、導入時は慎重に行いましょう。

水槽サイズ・フィルター

水槽サイズは30cmキューブ水槽などでも複数飼育が可能です。30cmキューブ水槽であれば、15匹程度は飼育できます。

 

他種との混泳をするのであれば、全体の匹数などに合わせ、より大きな水槽を用意しましょう。フィルターは小型水槽であれば、外掛け式フィルターなどが扱いやすいと思います。

レイアウト

コリドラスピグミーは臆病な性格なので、隠れ家となる土管や流木、水草を入れてあげると落ち着きます。底床は田砂などの粒が細かなものがおすすめです。

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コリドラスピグミーの餌

コリドラスピグミーの餌はコリドラス用のタブレットフードで大丈夫ですが、体が小さい分そのままの大きさでは持て余してしまいます。

 

タブレットを小さく割って与えると良いでしょう。また、コリドラスピグミーは赤虫やミジンコなども好んで食べます。与え過ぎに注意して、バランスよく与えてあげましょう。

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コリドラスピグミーの混泳

コリドラスピグミーは同種での混泳は全く問題ありません。むしろ、複数で飼育してあげた方がストレスもなく安心するため、最低でも5匹以上で飼育することをおすすめします。

 

コリドラスピグミーにちょっかいを出すような種類との混泳は避けましょう。小型ラスボラなどは混泳にとても向いています。コリドラスピグミーは体が小さいので、魚食性の強い魚との混泳は厳禁です。

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コリドラスピグミーの繁殖

コリドラスピグミーは水槽で繁殖させることが可能です。基本的な繁殖の流れは他のコリドラスと大きくは変わりませんが、卵や稚魚がとても小さいので扱いには注意が必要です。

 

コリドラス全般の繁殖方法については下記リンク先の記事で詳しくご紹介しています。興味のある方は、合わせてご覧ください。

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コリドラスピグミーの病気

コリドラスピグミーをはじめとしたコリドラス全般がかかりやすい病気がカラムナリス菌が原因となる尾ぐされ病です。

 

コリドラスピグミーは体も小さく体力も少ないので、一度病気にかかるとすぐに死んでしまうことも多く、早期発見・早期治療が重要です。

 

もしも、病気を発見したら、別水槽で薄めの濃度で薬浴を行うと効果的です。

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小さくてとっても可愛いコリドラスピグミー

群れで中層付近を活発に泳ぎ回る姿は、底生性のコリドラスの中では異質の存在で、他のコリドラスにはない独特の可愛さがあります。

 

体が小さく臆病なので、ちょっと飼育には注意が必要ですが、一度水槽に慣れてしまえば体の大きさに似合わず、意外と丈夫で初心者にもおすすめの種です。

 

水草水槽を楽しんでいる方は、コリドラスピグミーを群泳させてみると水槽がより華やかになると思いますよ。ぜひ、コリドラスピグミーの飼育を楽しんでみてください。

 

コリドラスピグミーの飼い方を解説