ベタの寿命と長生き飼育のコツ!年老いたベタの見分け方とは

ベタの平均寿命はどれくらい?

ベタの平均寿命

 

ベタの平均寿命は1~1.5年ほどと言われていますが、実際には 2~5年程度は生きられる熱帯魚です。ベタの寿命に関して、実際よりも短い期間が通説となってしまった理由としては、本種が丈夫であるが故に、過酷な環境で飼育されるケースが多いことが挙げられます。

 

事実、特にショーベタはボトルアクアリウムといった、小型容器でキープされている様子をよく目にします。それに憧れて、ベタをボトルのような小さな容器で飼育したことがある方もいることでしょう。

 

前述の通り、ベタは丈夫なのでボトルアクアリウムのような環境でも適切に管理を行えば、それなりの期間は維持が可能です。しかし、ベタにとって生存が可能な環境と、ストレスの少ない快適な環境は異なります。

 

当然ながら、快適な環境の方が長生きが可能で、ボトルのような狭い容器ではベタの寿命は短くなってしまう傾向があります。

ベタの種類によって寿命は違う?

ベタの寿命

 

トラディショナルベタやショーベタなど品種改良されたベタは、品種による寿命の差はそれほど見受けられません。ワイルドベタは種類が多いため、種によって多少の差はありますが、それでも通常で3~4年ほど、長いもので5年程度です。

 

それら種類に依存する寿命に関しても、やはり飼育環境が大いに影響します。前述したように、小さい容器つまり少ない水量しか運用できない環境だと、ベタにとってストレスの多い状態になり、長生きできなくなってしまうのです。

 

詳しくは後述しますが、ベタにとってストレスとなるのは、具体的には水温・水質の頻繁な変化や十分な運動ができないことです。小型容器では、ほぼ毎日のように換水が必要になりますが、換水が必要ということは、それだけ水が汚れていることを意味します。また、換水は水温・水質の変化をもたらします。

 

ベタはその変化に耐えられるだけであって、その状態が望ましいわけではないことは知っておきましょう。

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ベタの寿命・年齢の見分け方

ベタの年齢の見分け方

 

ベタは寿命が短い熱帯魚なので、ショップなどで購入する時には、なるべく若い個体を選びたいものです。また、年を取った際の特徴を知っておけば、すぐに対処することでより長生きさせてあげられます。

若いベタの特徴

体が小さい

ベタの平均体長は7cm前後です。個体差もあるので一概には言えませんが、平均体長よりあまりに小さい場合は、まだ成魚になっていない仔魚であることが考えられます。

体色が色鮮やか

若いベタは老成した個体よりも体色が鮮やかに出ます。体にもハリがあり、鱗のツヤも強く出るので、その個体が持つ魅力を存分に堪能できる時期です。

ヒレが綺麗

ヒレの状態も年齢を計るうえでのポイントになります。若い個体はヒレが綺麗に伸長する特徴を有するからです。ただし、ヒレの状態は飼育環境にも左右される点は注意してください。

フレアリングが力強い

フレアリングとは、ベタが各ヒレを大きく広げる行動のことで、他魚への威嚇やメスへのアピールを目的に行います。若いベタはフレアリングが力強く、各ヒレを広げた姿はとても美しいのが特徴です。

年老いたベタの特徴

体色が薄くなる

年を取ると体色が薄くなって発色が悪くなります。また、体のハリや鱗のツヤも減少する傾向にあるので、チェックしてみてください。ただ、体色が褪せる原因は加齢以外にも、ストレスや病気なども原因に挙げられます。

ヒレが擦り切れてくる

年老いたベタのヒレは、擦り切れたり裂けるなど状態が悪くなります。若い個体はヒレが傷付いても、適切に管理すれば再生するのですが、加齢が原因の損傷は再生が望めません。

フレアリングをしなくなる

フレアリングに関しても、老成すると弱々しくなったり、全くしなくなります。今までは反応してフレアリングをしていたのに、その反応が鈍くなってきたら老化のサインです。

ベタの寿命が近づいてきた時の兆候

ベタの寿命が近づいた時の兆候

 

ベタは死期が近づくと、以下に示すような変化が現れます。

  • 白内障のように目が白く濁る
  • 怪我や病気をしているわけでもないのに鱗がところどころ剥がれる
  • 食欲が減退するとともに痩せる
  • 底の方でじっとしていて動かない

上記の老化のサインに加え、これらの症状が出始めたら寿命が近い証です。ただ、これらの中には、病気による症状と酷似しているものもあるので、見極めることが重要です。

 

残念ながら、老化による症状については対処のしようがないため、ベタが穏やかに過ごせるよう、静かに見守りましょう。

ベタを長生きさせる3つのコツ

ベタを長生きさせるコツ

 

せっかくベタを飼育するのですから、なるべく長生きさせてあげたいものです。それに、ベタのような小型熱帯魚を長期維持できることは、アクアリストとしてのスキルともいえます。

余裕のある水量で飼育する

ベタを含む熱帯魚を飼育するうえで、 多くの水量を確保することは長期維持の基本です。なぜなら、水量が多い方が、汚染物質が水質に与える影響を少なくできるうえに、外気温が水温に与える影響もまた小さくなるからです。

 

また、余裕のある水量を運用しようとすると必然的に容器は大きくなるため、広い遊泳スペースも確保できます。前述したように、運動不足の状態はベタのストレスになるうえに、フレアリングをした時にヒレが何かに接触すると、せっかくの綺麗なヒレが損傷する恐れもあります。

 

この点からも、広い容器で飼育するのは、ベタの長生きにとって重要な要素となるのです。

水温・水質が安定した環境で育てる

ベタを長生きさせるうえで、 水温と水質を安定させることは重要です。なぜなら、先にも述べましたが、これらの要素が頻繁に変わるとベタにとってストレスとなり、結果として寿命を削ることになってしまうからです。

 

水温・水質の変化を少なくするためには、やはり水量が重要で多くの飼育水を確保できれば、その分だけ安定します。それに加えて、ヒーター・冷却ファンやフィルターなどの機材を導入すれば、盤石の環境となります。

 

しかし、これらの要素を満たしても、飼育容器という狭い環境では限界があるので、定期的な水換えも忘れないようにしてください。

餌の量・栄養バランスを考える

ベタにとっての適切な給餌も、寿命を全うできるかどうかに大いに影響します。餌の量に関しては、 食べ残しが生じない程度の量を与えることが基本です。なぜなら、ベタを飼育していると水が汚れてきますが、その汚れの原因の大部分を占めるのが、餌から溶出した有機物にあるからです。

 

気を付けていても食べ残しが出てしまった時は、速やかに飼育容器内から取り除いておくと良いです。

 

また、栄養バランスも重要です。生餌は嗜好性が高く食い付きが良いため、ついつい与えたくなりますが、生餌ばかりを与えていると栄養が偏って長生きできなくなってしまいます。

 

そのため、 基本的には人工飼料を与え、生餌はたまに織り交ぜる程度に与えてあげると、栄養バランス的にも理想的な給餌環境にできます。

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長生きのベタ

 

ベタは丈夫との触れ込みから過酷な環境で飼育されることが多く、その寿命は1~1.5年と実際よりも短い期間が通説となってしまっています。しかし実際の寿命は思っている以上に長く、短くとも2年、長ければ5年ほどは生きられる熱帯魚です。

 

寿命が短くなってしまう原因としては、ベタにとってストレスの多い環境になっていることが挙げられ、水温・水質が安定しないなどの要因が考えられます。

 

それを解消するには、水量に余裕を持った環境で飼育することが一番の近道です。それに加えて、給餌が適切にできているかどうかも重要です。ベタが短命に終わってしまわないよう、飼育環境を見直してみてください。

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FISH PARADISE!編集部

魚をこよなく愛し、沢山の人に魚の面白さを伝えようと日々奮闘しています。実際にフィールドに出掛けたり、飼育や料理にもチャレンジ中!皆様に有益な情報をお届けできるよう頑張りますっ!