グッピーの寿命はどれくらい?長生きさせる飼育のコツと老衰の兆候

グッピーの寿命はどれくらい?

グッピーの寿命について

 

グッピーの寿命ですが、一般的には1〜2年程度と言われています。まれに3年ほど生きる個体もいますが、その子はかなり長寿な方です。

 

グッピーは約3ヶ月で成魚になると言われており、販売されているグッピーの多くは生後3ヶ月前後の個体です。そのため、早いと購入後1年弱で寿命を迎えてしまう子もいると考えておくと良いでしょう。

グッピーの寿命は雌雄で違う?

グッピーの寿命は雌雄で変わらない

 

グッピーの雌雄差による寿命の違いですが、顕著な違いはないと考えて大丈夫でしょう。

 

実際には、メスは産卵を複数おこなうため、産卵の直後にはストレスなどで調子を崩してしまうこともあります。産卵には大きなエネルギーを使うため、メスの方が短命になるとも言われていますが、はっきりした研究結果などはありません。

 

産卵後には注意が必要ですが、基本的には雌雄での寿命の差はないでしょう。

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グッピーの寿命が近づいてきた際の兆候

グッピーの寿命を知ろう

 

グッピーの寿命が近づいてくると、体色がくすんできたり、とくに病気でもないのにヒレが裂けてきたりします。また、元気な時は大きなヒレを筋肉や骨がしっかりと支えていますが、寿命が近づくとそれらが衰えてきて背中が曲がったり、ヒレが曲がったりすることもあります。

 

グッピーの動きにも注意が必要です。寿命が近づくと、水槽の底の方でじっとしていたり、餌食いも落ちてきます。また、寿命により免疫力が落ちてくると、病気にもかかりやすくなります。

 

グッピーは複数飼育している場合が多いと思うので、普段からしっかりと観察していれば、他個体と違った状態の個体を見つけることが出来ると思います。

 

寿命が近づいてきたサイン

・体の色いツヤがない

・ヒレがボロボロになる

・背骨やヒレが曲がる

・水槽の底でじっとしている

・フラフラと泳ぐ

・餌をあまり食べない

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グッピーは寿命も短いが、繁殖サイクルも早い

グッピーの寿命は短い

 

グッピーの寿命は決して長くはありませんが、一方で繁殖のサイクルもとても早く、短期間に複数回産卵を行うのが基本です。また、産まれて3ヶ月を過ぎた頃には産卵できるようになりますので、どんどん繁殖して増えることができる魚です。

 

たくさんのグッピーを飼育していれば、その数だけ別れもあります。すべてのグッピーを大切に育て上げ、寿命を全うさせてあげるという意識がアクアリストには大切です。

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グッピーは飼育環境で寿命が大きく変わる

グッピーの寿命を伸ばすには

 

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グッピーは飼育環境によっても寿命が大きく変わります。グッピーは繁殖によって飼育密度が高くなることが多いので注意が必要です。飼育密度が高すぎると、水換えやメンテナンスの頻度なども高くしなければ健康を維持できません。

 

また、過密飼育をしていると、中には餌を食べられない個体などが出てくることもあります。そうなれば、必然的に寿命も短くなってしまいます。グッピーを健康的に長生きさせるために、基本的には過密飼育をせずに水質管理に気をつけましょう。

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グッピーの寿命を伸ばしてあげる4つの方法

グッピーの寿命を伸ばす方法

 

グッピーを少しでも長生きさせるためには、普段の飼育方法を見直す必要があります。グッピーの寿命を少しでも伸ばしてあげるために気をつけるべきポイントを解説します。

過密飼育を避ける

前述の通り、グッピーに限らず、過密飼育は魚の体に負担がかかりやすい飼育法です。過密飼育をしていると、餌が十分に全部のグッピーに回らなかったり、水質の悪化も早まったりと何かとトラブルを招きます。

 

グッピーの健康に影響がでないように、余裕を持った匹数で飼育することが寿命を伸ばすコツです。使用しているフィルターや水槽サイズ(水量)によっても飼育できる匹数は変わりますが、 1Lに対して1匹を飼育匹数の上限とすると良いでしょう。

餌の量を控えめにする

餌の量が多いと、代謝量も上がるため短命になる傾向があります。少し餌は控えめに与えてあげるのを心がけましょう。

 

餌のあげ過ぎは水質悪化の原因にもなります。たくさん餌をあげると成長スピードも早くなりますが、その分水の汚れなども増えるので、餌やりの量に応じてこまめな水替えも徹底しましょう。

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過度な繁殖をさせない

前述した通り、グッピーはオスメスが揃っていれば、物凄いスピードで繁殖していきます。

 

繁殖にはかなりのエネルギーを使うので、少しでもグッピーの寿命を伸ばしてあげたい場合は、むやみやたらと繁殖させず。

ストレスが少ない飼育環境を整える

過密飼育以外にも、急激な水温や水質の変化など、飼育環境によるストレスはグッピーの寿命を縮めてしまいかねません。

 

温度変化の少ない場所や静かな場所に置いてあげたり、一度に大量の水換えをしないようにする、適正な水流に調整するなど、アクアリウムの基本をしっかりとおさえた上で飼育してあげることが重要です。

グッピーを長生きさせてあげよう

グッピーの寿命を全うさせてあげよう

 

グッピーはとっても小さな命で、寿命も大型魚に比べれば決して長くはありません。また、安価な外国産グッピーなどはショップでも高密度で管理されていたりと、意外とストレスを抱えている子もいます。

 

ぜひ、迎え入れたグッピーは大切に育ててあげてください。愛情をかけて大切に育てれば、とっても健康で長生きなグッピーに育ってくれますよ。

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