
アイキャッチ画像提供:髙梨愛梨氏
比重計とは
アクアリウムで用いられる比重計とは、主に海水の密度(塩分などの濃度)を測定するための器具です。海水魚をはじめとした海産生物には快適な比重が存在し、海水魚を飼育する上でも比重は非常に重要になってきます。
最適な比重で飼育海水を作らないと、病気が蔓延したり、最悪の場合魚が死んでしまうことにもなりかねません。海水魚を健康に飼育するために、比重計はマリンアクアリストにとって必要不可欠なツールと言えます。
比重計の種類と使い方
比重計は大きく分けて3つの種類があります。3種類の特徴と使い方をみてみましょう。
ポインタ式比重計
海水を比重計内部に入れて、針が示す数値を読み取るタイプの比重計です。水槽内の海水をさっとすくうだけで測定できるので、非常に手軽であるのがメリットです。また、水槽壁面に取り付けて、常に比重をチェックできるものもあります。
ボーメ式比重計
海水に本体を浮かべて、水面部分のメモリを読み取るタイプの比重計です。ポインタ式と同様にとても手軽に測定できるのが特徴です。人工海水を作る際などにも重宝します。
屈折計
少量の海水をとり、光を通すことで海水の屈折率を測定することで比重をチェックするタイプの比重計です。ポインタ式やボーメ式に比べ、手軽さでは劣りますが正確性は高いとされています。
おすすめの海水比重計7選
おすすめの比重計をまとめてみました。自分にとって使いやすい比重計を見つけてみてください。
テトラ ハイドロメーター
カミハタ コンパクト海水比重計 PETIT METER
インスタントオーシャン シーテスト
ジェックス 比重計 ATC 海水濃度屈折計
比重計で適正な海水を維持しよう
海水魚飼育において飼育水の管理は淡水魚以上にシビアです。淡水魚と違い、夏場の海水の蒸発や水換えなどでも比重はすぐに変わってしまいます。
比重のちょっとした変化で体調を崩して病気になってしまうこともあるため、日々の飼育水の管理はっしっかりと行いましょう。自分にあった比重計を見つけて、ぜひ海水魚を大切に長生きさせましょうね!