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コリドラス水槽の魅力

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コリドラスCorydrasは、ナマズ目に属するグループで、南米の川に生息する魚です。世界中におよそ200種いると言われており、様々な色模様が楽しめます。体長も3cmほどと小さく、飼育にはもってこいの魚です。
小さなコリドラスが可愛く泳いでいる水槽はなんともいえない魅力的があります。今回は、そんなコリドラスの飼育についてご紹介します。
コリドラスに適した水槽
コリドラスを飼育するにあたって、水槽は底が広いものを選ぶと良いでしょう。底生のコリドラスには、ある程度泳げる底を用意してあげる必要があります。
一般的な60cm規格水槽でも十分ですが、水深がある水槽よりも浅くて底面が広い水槽を選んであげるのもおすすめです。水槽の大きさは飼育数によって変わりますが、数匹〜10匹程度であれば30~45cm程度の小型のものでも構いません。
ニッソー スティングレー 60cm
ニッソー カラースリー(ブラック) Lサイズ(398×254×280mm)
コリドラス水槽のフィルター
コリドラスは底生魚なので、食べかすや糞が底に溜まりがちになります。水質が悪化しないためにも、フィルターは必要と言えます。また、コリドラスはそこまで強すぎない、しかし、ある程度水流のある環境を好みます。
そのため、小型水槽の場合だと外掛けフィルター、中型・大型水槽の場合だと上部フィルター・外部フィルターを使用するのが良いです。
テトラ オートワンタッチフィルターAT-30
コリドラス水槽の底床材
コリドラスを飼育する底床材は、細かめの底砂がおすすめです。コリドラスは底を這いながら移動することが多いので、腹面が傷つかないように、まんべんなく底砂を敷いてあげましょう。暗めの体色が多いコリドラスが映える明るめの底砂を入れてあげると、綺麗なレイアウトに仕上がります。
水作 水槽の底砂 川砂
田砂
コリドラス水槽におすすめの水草とアクセサリー
コリドラスを飼育する際、一緒に入れる水草やアクセサリーには相性があります。ここからはコリドラスと一緒に飼うと綺麗な水草をご紹介します。
水草
コリドラスは底を掘り返してしまうため、水草は、流木や石に活着するアヌビアス・ナナやウィローモス、ミクロソリウムなどがおすすめです。特にアヌビアス・ナナやウィローモスは、飼育が容易で、初心者向きの水草と言えるでしょう。
アヌビアスナナ
アクセサリー
水槽に一緒に入れるアクセサリーには、水草を活着させる流木や石、コリドラスの隠れ家としてドカンや植木鉢のカケラなどを入れると良いでしょう。多頭飼いをする場合は特に、弱い個体が逃げられるような場所を作ってあげましょう。
ニッソー 自然流木
その他、コリドラス水槽に必要な器具
コリドラスの適正水温は24〜26℃ぐらいです。常温で飼育するのは厳しいので、水温計・ヒーターを設置しましょう。適正水質は中性・またはやや弱酸性が良いとされていますが、水道水に水質調整材を添加したもので特に問題ありません。部屋の明るいところに水槽を設置しておけば、照明も必要ないですが、暗い部屋の場合だと照明を設置しましょう。
ニッソー ヒーター
ジェックス GEX NEWセーフカバー ヒートナビ SH160
コリドラス水槽に湧き水を作ってみよう
先述の器具を用意することで、基本的にはコリドラス水槽は完成しますが、小型水中ポンプといくつかのホースパイプを組み合わせて、水槽内に湧き水を作ることができ、さらにおしゃれなレイアウトになります。
パーツさえ揃えれば意外と簡単にできてしまいます。砂は厚めに敷き、水流を調整するのが湧き水作りのコツですので、ぜひチャレンジしてみてください。
コリドラス水槽をレイアウトする際のコツ
底砂は細かく、丸い砂を選ぼう
コリドラスは底生の魚、かつ底砂を掘ってしまいます。ヒゲや腹面が傷つかないように底砂は細かく、角が取れて丸いものを選びましょう。
隠れ場所を作ろう
コリドラスの隠れ家は作ってあげる方が良いでしょう。流木などのアクセサリーや水草、なんでも基本的に構いません。底砂に植え込むタイプの水草は掘り起こしてしまうので注意です。
飼いすぎに注意
コリドラスが沢山泳ぐ姿はとても可愛いですが、飼育する数は多すぎない方が良いでしょう。コリドラスは本来群れで生息するので、複数匹で飼育してあげたいですが、あまりに多すぎると強い個体が弱い個体を追いかけ回してしまう、なんてこともあります。
可愛いコリドラスが泳ぐ、オシャレな水槽を
今回はコリドラスの水槽レイアウトについてご紹介しました。飼育が容易な魚で、器具も手軽に準備できます。さらに器具を加えることで、湧き水のようなオシャレなレイアウトもできちゃいます。コリドラスたちが泳ぐ、可愛くてオシャレな水槽、作ってみてはいかがでしょうか。