オランダシシガシラの特徴や飼い方は?肉瘤が格好いい品種!

アイキャッチ画像撮影:FISH PARADISE!編集部

オランダシシガシラの特徴

長手のオランダシシガシラ

撮影:FISH PARADISE!編集部

オランダシシガシラは金魚の品種のひとつで、頭に大きな肉瘤(コブ)があるのが特徴です。体が丸い琉金が突然変異してできた種です。尾やヒレが大きく、迫力ある泳ぎが魅力的です。寿命は5〜6年が平均的ですが、10年以上生きるものもいます。

 

お手頃な値段で購入できるので、初心者の方にもおすすめです。また、成長が非常に早く、40cm以上の大型に育つジャンボオランダシシガシラという品種もあります。

オランダシシガシラの歴史

オランダシシガシラは江戸時代に長崎にやってきたと言われています。「オランダ」と名前がついていますが、実は中国からやってきた品種です。江戸時代、海外からやってきたものを総じて「オランダもの」と言っていたことからこの名前がつけられたと言われています。

 

「シシガシラ」は頭の形がライオン(獅子)に似ていることからつけられたものです。

オランダシシガシラの基本的な飼い方

オランダシシガシラの飼育方法は他の金魚とほぼ同じで、基本を守っていれば特に問題はありません。

水槽は大きめに、飼育数は少なめに

オランダシシガシラは比較的大きい品種で、最大15cmほどになります。水槽は小さくとも60cm水槽が良いでしょう。それよりも小さい水槽の場合は、飼育数を1、2個体と極力減らして飼育しましょう。

 

なお、ジャンボオランダシシガシラを飼育する際は90cm以上の水槽が必要です。

餌は基本的に観賞魚用フードでOK

オランダシシガシラは雑食性で、何でも食べます。基本的には市販の金魚用の餌を1日1〜2回、一度に食べきれる量をあげてください。ただし、この種はやや草食性の傾向をもっていますので、アナカリスなどの柔らかめの水草を適度にあげるとなお良いでしょう。

水はこまめに交換しよう

水槽の水は少なくとも1〜2週間に1度、水槽の半分ほど交換しましょう。金魚は餌を食べた分、多くフンをします。フンは水の汚れる原因になり、放置しておくと弱ってしまいます。小さい水槽の場合はさらにこまめに水換えをしましょう。

 

市販のカルキ抜きを使うと、水道水で簡単に水が作れます。

オランダシシガシラの混泳

オランダシシガシラの混泳には丸型を選ぼう

撮影:FISH PARADISE!編集部

金魚を混泳させる場合、「できるだけ同じ型のもの」を混泳させるのが鉄則です。タイプが異なる金魚を混泳させると、餌の取り合いになったり、動きが速い個体が遅い個体を追いかけ回したりして、混泳がうまくいきません。

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オランダシシガシラと混泳できるのは、丹頂・琉金・東錦などゆっくり動く種類です。

立派な肉瘤を持つオランダシシガシラ!

撮影:FISH PARADISE!編集部

今回はオランダシシガシラについてご紹介しました。基本を抑えていればお手軽に飼育ができる、魅力ある金魚です。獅子のような立派な頭の肉瘤がカッコイイ、けどゆっくり泳ぐ姿はカワイイ、そんなギャップもあるオランダシシガシラ、皆さんも一度飼育してみてはいかがでしょうか。

 

オランダシシガシラは綺麗